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Weekly 特許検索・特許分析

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#CPC

電気自動車の特許分析を行う際の分析母集団検索式作成の考え方②-検索式を作成する-

「知財情報を組織の力に🄬」をモットーに活動している知財情報コンサルタントの野崎です。 前回からスタートした「電気自動車の特許分析を行う際の分析母集団検索式作成の考え方」 初回は「分析対象範囲」について解説しました。 第2回では実際に私が作成した検索式をベースにキーワードや特許分類の選択について解説していきたいと思います。 3 私が作成した電気自動車の分析母集団検索式まずは私が作成した電気自動車の特許分析を行う際の分析母集団検索式について見ていただきましょう(利用してい

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特許分析時に特許分類をそのまま利用するか否かの判断をどうするか?-マッサージ特許訴訟を例に

「知財情報を組織の力に®」をモットーに活動している知財情報コンサルタントの野崎です。 最近、noteの配信が滞っていて大変申し訳ございません。。。 先月はマッサージ特許訴訟を例にして、「キーワード検索で注意しなければいけない場合」について取り上げました。 今回は、マッサージチェア関連特許を例に、特許分析を行う際にIPC・FI・FタームやCPCなどの特許分類をそのまま利用するか否か、私がどう判断しているかについて紹介していきたいと思います。 1 まずは分析の目的と〇〇を

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海外特許調査・分析時の留意点とポイント

「知財情報を組織の力に🄬」をモットーに活動している知財情報コンサルタントの野崎です。 本記事は技術情報協会「費用対効果に基づく外国特許出願国の選び方・進め方」(2022年7月)に寄稿した論考です。 本記事を通じて、海外特許調査や分析を行う際の留意点・ポイントについて習得していただければ幸いです。 はじめにグローバル化とは「資本や労働力の国境を越えた移動が活発化するとともに、貿易を通じた商品・サービスの取引や、海外への投資が増大することによって世界における経済的な結びつき

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特許分類のファセットの活用法-超電導を例に-

「知財情報を組織の力に🄬」をモットーに活動している知財情報コンサルタントの野崎です。 一昨年秋に菅前首相が2050年までに脱炭素社会を目指すと宣言して、あらゆる産業で脱炭素へ向けた動きが加速しています。 そんな中、先日の日本経済新聞に送電時の損失がゼロになる超電導(超伝導)実用化に向けたニュースが取り上げられていました。 超電導(超伝導)については古くから研究開発や特許出願が行われてきましたが、コスト的な課題があり、なかなか実用化に至りませんでした。 上記のニュースで

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特許分析を行う際の分析軸設定②-特許分類をそのまま用いる際の工夫-

前回の記事では、特許分析の際になぜ分析軸が必要か?分析軸の種類、そして特許分類を分析軸に設定する際の留意点について解説しました。 今回は私が実際の分析・コンサルティングプロジェクトにおいて、どのように分析軸を作成・設定しているのかについて解説します。 独自の分析軸設定については次回に解説させていただくこととして、今回はレアケースではありますが私は特許分類をそのまま分析軸として使う場合の工夫について解説します。 5. 仮に特許分類をそのまま分析軸として使う場合の工夫 前回

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特許分析を行う際の分析軸設定①-特許分類を用いても良いのか?-

技術動向分析や競合他社分析など様々な特許分析がありますが、その際分析軸についてどのように設定しているでしょうか? 今回の記事では「特許分析を行う際の分析軸設定」について取り上げたいと思います。 なお、分析軸は分類項目や分析項目と表現することもありますが、本稿では「分析軸」という呼び方で統一したいと思います。 1. なぜ特許分析の際に分析軸が必要か?先行技術調査や無効資料調査、侵害防止調査・FTOなどの場合は、発明の構成要素を展開して、調査観点に整理します。 特許分析に

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【中編その1:海外特許検索編】特許が切れた手術支援ロボット「ダヴィンチ」関連の特許について調べて分析してみる

前回より3回シリーズでお届けしている「特許が切れた手術支援ロボット「ダヴィンチ」関連の特許について調べて分析してみる」、今回のWeekly特許検索では ①日本特許検索編 ②海外特許検索編 ③出願動向分析 の3回に分けてお届けしており、今回は②海外特許検索編(その1)となります。最後に記載していますが中編を2回に分割して、合計4回シリーズでお届けします。 お詫び 前回の記事で”3. 特許分類を選択する際の留意点”において、A61B34/32の後ろを[2016.01]ではな

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海外特許調査に必須の欧米共同特許分類(CPC)【後編】

前編では、 ・そもそもCPCとは何か? ・CPCってどういう国の特許に付与されているのか? ・海外特許検索を行う場合のCPCの使い方は? などのCPCの基礎について説明しました。 後編ではCPCをどう探せば良いのか?について、無料ツールだけではなく商用特許検索データベースを使った例も交えながら解説します。 5.CPCの探し方・ツールCPCに限らず、一番オーソドックスな探し方はキーワードで形成した予備検索集合でヒットした特許に付与されている特許分類を確認することになりま

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海外特許調査に必須の欧米共同特許分類(CPC)【前編】

Weekly特許検索では、J-PlatPatを用いた日本特許検索を中心に話してきましたが、今回は海外特許検索を行う際に利用する欧米共同特許分類(以下、CPC)について解説していきます。 前編では、そもそもCPCって何ですか?CPCってどういう国の特許に付与されているんですか?海外特許検索を行う場合のCPCの使い方などのCPCの基礎について説明します。 そもそもですが「海外特許検索を行う際にCPCって使った方が良いの?」に対しては”Yes”です。ぜひ使ってください。ただ、使

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