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AIバブルの到来?

一昨日のNVIDIAの決算がNASDAQ100と日経平均を動かしました。

日経平均はついにバブル期最高値を超えて、史上最高値の領域に踏み込みました。投資家心理も上向いて来ているように感じます。

そこで今回はAIバブルの可能性と私の戦略を詳しく書きます。「のあの犬10銘柄」の入れ替えにも関わる大事な話です。


近年のバブルの歴史

バブルは銀行や証券会社が意図的に作り上げます。資金が動くことが彼らにとって大切だからです。

過去のバブルを簡単に振り返ってみます。

1983年〜1989年までの6年間
→日本のバブル

1995年〜2000年までの5年間
→ITバブル

2001年〜2007年までの6年間
→BRICSバブル

2009年〜2015年までの6年間
→中国バブル

このようにバブルは5〜6年間継続します。だからもしAIバブルが始まるとすると2023年〜2028年頃まで続く可能性があります。

今まで私はAIバブルを特に意識していなかったのですが、近年の半導体ブームと各国の国を挙げた半導体競争を見ると、「世界の産業の中心は半導体」だと思わざるを得ません。

私の保有株もパフォーマンスが良いのは野村MS、日本ピラー工業、santecなどの半導体関連株です。またオーナンバ、泉州電業といった銅線/電線事業の株も大きく伸びて来ています。これは半導体需要の急増によるものではないかと思っています。

NVIDIAの決算を見ても、ARMホールディングスやスーパーマイクロコンピュータの急騰を見ても人々がAIに熱狂し始めているようです。



〜熱狂の背景〜

実はバブルが起きる時というのは経済が停滞して、これ以上伸び代が無さそうな時です。

近年、AppleのiPhone事業も段々と成長の鈍化が見られていますし、EVも下火に、YouTubeやSNSの広告事業も単価が落ちて来ています。つまり企業がこれから成長する見込みが薄くなっているんです。

またアメリカが直面する高インフレ高金利下では経済成長も難しく、株式の益利回り(投資リターン)が減少します。

そこで資金を一部に集中させることでバブルが作られます。" 世界が変わりそうな雰囲気 "があればなんでも良いんです。

・「モノづくり日本」が世界を席巻した80年代
・「ITが世界の産業を根本から変える」と言われた90年代後半
・資源を豊富を持つ新興国の時代が到来した2000年代
・日本を追い抜いて中国が台頭した2010年代前半

このように時代が変わりそうな雰囲気を感じ取った投資家がバブルを盛り上げます。

これから時代が変わるとすれば、AIでしょう。あらゆるビジネスの生産効率を向上させるし、その経済効果は2000億ドルとも4000億ドルとも言われています。


人々が熱狂する時というのは株価は無尽蔵に上がっていきます。

AIブームの中心にいるNVIDIAは1年で株価が8倍
スーパーマイクロコンピュータは3ヶ月で6倍
ARMホールディングスは2日で2倍

このようにバブルの兆候を見せ始めています。


〜私の戦略〜

私はこのAIバブルに乗ります。というかバブルには乗らないといけません。そして乗ったら必ず途中下車します。

まず買う銘柄は・・・
NVIDIA(NVDA)
→AI半導体を製造する主役

Microsoft(MSFT)
→コパイロットによってAIをマネタイズしたAIビジネスのリーダー

パロアルトネットワークス(PANW)
→AIネットワークを保護するためのサイバーセキュリティ企業。一昨日暴落しましたが、私は強気に見ています。PANWの代わりにクラウドストライク(CRWD)も良いでしょう。こちらは今のところPANWよりも決算が良いです。

santecHD(6777)
→私の永久保有銘柄です。NVIDIA関連ですが、半導体/医療/通信など幅広い事業分散ができているため、今後もしAIバブルが崩壊することがあっても保有し続けます。

野村MS(6254)
→半導体製造工程の4割が洗浄だと言われています。先週インテルが1.7ナノの集積回路の製造を目指すと発表がありました。微細化が進めば進むほど洗浄の工程が大切になります。野村MSの代わりにSCREEN(7735)も有望でしょう。

いつ買うタイミングですが・・・

2024年末〜2025年春頃を考えています。

これはアメリカの利下げ & 円高 & 株安 & 半導体サイクルのピークが重なるタイミングだからです。

FRBは5月〜6月頃に利下げする可能性が高く、もし失業率が急増してしまった場合には大きめの景気後退が訪れます。現在株価は" 景気後退しないこと "を前提に大きく上昇していますから、もし期待が裏切られた時には暴落級が起きる可能性も十分に考えられます。株は30%程度の下落、為替は30円程度円高に傾くかもしれません。

またアメリカの株式はNVIDIA一社に支えられていると言っても過言ではありません。そしてNVIDIAは半導体サイクルによって株価が動きますので、EPSのピークとなる2024年夏〜秋にかけて株価が下落していくと予想しています。半導体関連株の野村MS、santecも同様です。

このようにアメリカの利下げ&半導体サイクルのピークが重なる今年の夏〜秋から株が大きく下落する可能性があると見ています!

そして、おそらくこのタイミングが最後の買い場になるでしょう。円高/株安/半導体サイクルのピークが綺麗に重なるまたと無いチャンスです。

SNSやニュースでは総悲観モードになっていると思いますが、私が全力で励ましますので安心してください💕✨

私も泣きながら買います😭😭


〜アメリカの17年サイクルのお話〜

余談ですが、AIブームの可能性として17年サイクルをご紹介します。

17年サイクルとは17年周期に上昇と下落を繰り返すアメリカの株式のアノマリーです。


1912年〜1929年まで上昇相場
1929年〜1946年までの長期下落相場(世界恐慌とWW2)

1946年〜1964年までの上昇相場
1964年〜1982年までの長期下落相場(2回のオイルショック)

1982年〜1999年までの上昇相場
2000〜2011年までの長期下落相場(ITバブル崩壊とリーマンショック)


このように17年毎に上昇と下落を繰り返しています。

また下落相場ではマイナス50%級の歴史的な大暴落が2回来ていますし、上昇相場の最後はバブルのような急騰が見られます。

このサイクルに当てはめると2011年〜2028年頃まではアメリカは強い上昇サイクルの中に入っていると言うことができます。さらに上昇相場の最後(2024〜2028年)には急騰する見込みが強くなりました。そして今回のNVIDIAの決算によって、その急騰こそがAIバブルなんじゃないかと思うようになりました。


最後に「のあの犬10銘柄」の入れ替えについて

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