飲み屋のトイレで約30分間閉じ込められた

昨日は下北沢の飲み屋で、旧友と飲み会。

ビール1杯飲んだ後、トイレに行って出ようとしたときに事件は起こりました。

用を足した後、爪楊枝で歯の掃除をした後
トイレの扉を開けようとする。

ん?鍵の開け方が分からない、、
あれ、酔っているのか?
そもそもどうやって入ったっけ?

鍵を確認してみると、スライド式の鍵。
よく見るとスライドするときにつまむ突起のようなものがない。

ねじ穴みたいなのはあるので、
恐らくつまむものがあったはず。。
でも、ない。

最初は、指でスライドさせようとしますが全くびくともしない。
そこで、爪楊枝の存在を思い出し、
爪楊枝で引っかけてスライドさせますが耐久が弱く爪楊枝が折れてしまいます。
3本まとめて引っ掛けてみたけど、脆弱。折れる。

手元に携帯もないので助けも呼べない。
大声を出せば気づいてもらえるけど、
自分の勘違いだったら恥ずかしいし出来る限り自身で解決したい。
そんな思いで格闘していると、外からドアノブを回されました。

「あ、待っている人がいる。」と思って、
焦って爪楊枝よりも強い棒をトイレ内で探しました。
自転車の置物があり、ハンドルの部分がねじ穴にはまったので差し込みスライドしてみました。
強度はあるけど、開かない。。

そんな問答を繰り返す内、
外にいた女性のお客さんに「もしかして閉じ込められています?」と声をかけていただきました。

私「あ、すみません。鍵が空かなくて、そちらから空けられますか?」

ドアノブを回してもらったり引いてもらうけど、
開かない。びくともしない。。

外側にいた人が周りを見渡してくれて、
スライドするためのねじ型のつまみが外にあるとのこと。

扉の下からつまみを中に入れてあげたいが、
下の隙間が狭すぎて、ねじの大きさでは入れることができない。

わたしは絶望して一度便座に腰掛けました。

トイレの中にヒントはないか色々探しました。
そしてふと見上げたとき、
トイレの明かりが付いているかどうかを確認できる丸の小窓があることに気づきました。
(指2本分くらい入るスペース)

トイレの小窓イメージ


無我夢中で、外の人に小窓をたたき

「ここって開かないんですかね??」
お知らせしたあと、
触っていると、小窓が外せました。


そして、なんとねじがその小窓を通り抜け、
私の手元に渡されました。

早く出たいと逸る気持ち。
たけど、
ねじをはめる際にねじ穴がずれていたので、
小窓から箸やナイフをもらい穴の調整の調整をすることで、ねじを無事はめることができました。

そしてようやく、

カチャッ

そういった問答を計20~30分間トイレで行い、
私は晴れてトイレの外に解放されました。

お店の人はあまり協力的でもなかったようで、
謝罪もかなりテキトーだったので
対応に納得はいきませんが
友人や、お店にいたお客さんには助けられました。

お店の対応にむかついた私たちはすぐにお店を出ましたが、
その場にいたお客さんに大した御礼もせず帰ってしまったので御礼を伝えたい。
助けていただいて、ありがとうございます。

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