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なんか妙にグロい映画モンスターハンター

 誰かが言っていた、実写映画とは自宅が火事になったようなものだ。最悪だが観ずにはいられない、そういうものだと。近年において実写映画は必ずしも放火案件ではないのだが、今回に限っては先に公開されたところで既に火の手が上がっていた。避けることも出来るのだがモンハンが好きなゲームである以上、俺は燃えた自宅を見に行くことにした。

いつも通りネタバレ配慮せず、誤字を気にせずのびのび書いていく。

 この物語は砂上船がディアブロスに襲われるところから始まる。特にモンハン的に問題のないシーンであるがどこか安っぽく、容赦なくディアブロスの角刺されてハンターが死ぬというグロめのシーンに早速俺は一抹の不安を抱えるのであった。

 シーンは切り替わり行方不明の部隊を探すミラジョボビッチ率いる米軍部隊。謎の嵐に巻き込まれモンハン世界に飛ばされる。そこで真っ黒に焦げた行方不明の部隊を発見する。バイオハザードの映画の監督がとっているらしいのだが、ゲーム的なマイルド表現なんてせず容赦なく死を振りまく。特に前半はグロめのシーンが続き、俺はモンハンの映画を見てるのかどうか自信を持てなかった。

 ミラたちが巨大な骨を発見し茫然としてると、冒頭の船から落ちて一人はぐれたトニージャーが遠くから骨に向かって弓でペイント弾を打ち出す。米軍は攻撃かと思って撃ち返すが、実はディアブロスがいるから危ないぞという警告だったようだ。しかしペイント弾後すぐディアブロスが来るのでトニージャーのせいでディアブロスが来たように見えて困る

 車を全速力で走らせ逃げながらガトリングをガンガン撃つのだが、当然ディアブロスには効かない。それはいいのだがディアブロスに弾が当たって弾けるエフェクトが一切出てない。実は入ってるけど色が紛れて見えなかった可能性もあるが、別のシーンのガトリングでは当たったエフェクトがしっかり見えたので実際出てなかった可能性が高い。

 車は大破したが何とか岩場の洞窟まで逃げることに成功した米軍一行。だがここでネルスキュラの群れに襲われる。ディアブロスまではなんとかモンハン映画と言いきれたがここからはモンスターパニック映画になる。逃げ惑う米軍、無限に沸いてくるネルスキュラ。上半身パクーされるわ、ミラはスマキにされてエサ袋にされるわ、なんとか糸から抜け出して同じく抜け出した仲間と合流するが右腕に感覚がないという仲間の服を剥いでみりゃネルスキュラのタマゴが植えつけれており、そこから孵化した子グモが全身を這うというグロ画像を見せつけられる。命からがら外に出たミラは服を脱いで全身をさすってタマゴ植え付けられてないから確認するシーンがなんか生々しくて気持ち悪い。
 ネルスキュラは太陽の光の元に出られないようでミラを追いかけることはできなかった。ちなみに原作においては夜行性という設定はありません、堂々と昼間にでも出てくる。ついでに群れるということもない。

 ミラは砂漠を彷徨い、船の墓場とでもいえる場所に辿り着き、トニージャーで出会う。そしてミラVSトニージャーが勃発。正直人間同士の戦いなど見たくはないがトニージャーがミラの首にナイフ当てたのは悪いと思うし、最初のペイント弾のこと思うとトニージャーにとっては攻撃した相手、ミラにとっても攻撃されたと思った相手だ。戦いが発生するのは自然な流れ。だがミラはしっかりとトニージャーの肩にナイフをぶっ刺し容赦がないのはちょっとどうかと思う。一旦はトニージャーが勝利し、ミラを拘束して隠れ家へ連れていく。それで夜トニージャーは二つの人形を並べ、印を結ぶように手を動かし謎のチャントを唱える。モンハンにこういう祈りのシーンあったけ……俺P2Gから始めた勢だから知らない。とにかくここはめちゃくちゃ違和感バリバリでモンハン映画?というのを一番ひしひしと感じた。

 次の朝ミラは拘束を抜け出し、逆にトニーを拘束。ミラは水をのもうとするが、トニーが妨害。キレたミラはトニーが大切にしてるであろう人形に向かってヒシャクを投げてトニーガチギレのバトル二回戦目。この時投げるミラの顔が邪悪すぎて笑えるし、モンスターと戦うのいつだよと俺をイライラさせるのであった。

 ガチギレバトルはなんやかんやあって、ミラがトニーにチョコを渡して懐柔するという結果に。チョコでいいんだ……いつでもモンハン世界にいけるようにチョコもっておこう。

 ミラが元の世界に戻るには再び嵐にあう必要があり、嵐にあうには砂漠を渡る必要があり、砂漠を渡るにはディアブロスを倒す必要があり、ディアブロスを倒すには砂漠に放置された車の中のロケランがいる。ということでディアブロス撃破作戦開始である。
 まず安全にロケランを取るためにネルスキュラの毒を使う。ここでネルスキュラVSディアブロスの原作にはない縄張り争いか、と思ったのだがネルスキュラを罠にかけ毒針を取り出すという話だった。トニーとミラは言葉で意思疎通できないためジェスチェーやらなんやらを用いる。だいたい話はわかるのだがここだけはズッコケた。罠にかけたネルスキュラの頭をぶった切るのだが当然気持ち悪し、ネルスキュラの牙から毒針を取り出すシーンもキモい。気持ち悪いシーンに力入れ過ぎである。
 船の墓場から双剣を取り出したり、使い方を習ったり、何か作業してたりとちゃくちゃくと作戦が進む。ついにディアブロスの狩猟が開始、最初に樽を梃の原理で飛ばして車から離れた所にディアブロスを出現させる。
 ディアブロスも音でサーチしてる設定だけど、音でおびき寄せるってハプルボッカっぽいよな、と思ったがそれはいいか。
 なんやかんやあってロケランゲットするがディアブロスに効かない。残念ながらバイオではなかったようだ。トニーがディアブロスの頭に大剣ぶっ刺してディアブロスなんとか撃破する。気持ち悪いすることには力を入れてるためにディアブロスの頭に大剣を刺していくところも生々しい。ちなみにここで訓練した双剣は全然活躍しない。リオレウス戦までおあずけである。

 このあとなんやかんやあって船の人々と合流し、元の世界に戻るためにミラはリオレウスを狩り行く。ここからはツッコミどころがありながらもモンハンっぽくなっていく。だから詳細に突っ込む気はない。リオレウスが不死身の龍と呼ばれてたり、炎を吐く瞬間が弱点だったり、4人以上で狩りに行って、速攻何人か燃やされたり、アイルーがきもかったりとツッコミどころたっぷりだが。
 次回予告のように最後、謎の人物とゴアマガラくんが出てきたが永遠に出番がなさそうだ。

まとめ

 最悪のクソ映画みたいに言われたから興味を持って見に行ったがオリジナルのモンスター映画だったら結構いい線いっていたかもねぇと中々惜しい感じのする映画ではあった。けしてモンハン映画ではないもののホラーチックな戦闘要素ありモンスター映画みたいのなら需要はあるかも。モンハン経験者ならツッコミどころがたくさんあって笑えるのでアマプラ入りしたらみんなと見るといいだろう。
 女の子たちが結構カワイイであったのに大した活躍もしなかったのはちょっと残念。最後の謎の人物の正体が明かされるかどうかは明かされないに100万ゼニー賭けておこう

さぽーとすると映画館にいくかいすうが増えます