はじめて複業で抑えておくべき3つのポイント
こんにちは。株式会社Another works代表の大林です。複業したい個人と企業・自治体を繋ぐ総合型複業マッチングプラットフォーム「複業クラウド」を運営しております!
今回のテーマは「はじめて複業」。
はじめて複業に挑戦する際、どのように探したらよいのか、本当に自分が活躍できるのか、誰しも不安な気持ちがあると思います。そこで今回は、複業で失敗しないために抑えておくべきポイントを厳選して3つにまとめました。是非、これから複業を始めたい方、さらに複業活動を活発化していきたい方はチェックしてみてください!
はじめて複業で抑えておくべき3つのポイント
1.面接前に「複業時間割」を作成する
日々プラットフォームを運営する中でご相談いただく”よくある失敗”の1つは「キャパシティ以上に複業を引き受けてしまった」というケースです。
「大丈夫だと思って引き受けたが、時間が確保できない」「何社も掛け持ちしてしまい、スケジュール管理が大変」など、はじめて複業をする際に発生してしまいがちな失敗です。
特に、新型コロナウイルスを契機にオンライン社会になり、複業に挑戦しやすくなった現代だからこそ、自身のキャパシティを超える業務負担をかけてしまう危険性や案件過多になり自身のストレスの限界を超えていく危険性も大いに孕んでいます。
複業は基本的に、本業を続けながら個人のプライベートの時間で実施する活動です。複業が大変すぎるあまり、本業に支障をきたしてしまうなどの本末転倒な事態にならないよう「自己管理」が大切です。
そこで、おすすめなのが「複業時間割」を作成することです。複業時間割とは、学生時代に誰もが見たことのある一週間のスケジュールのことです。一週間のカレンダーの中で、どの時間帯を複業に費やすのか、【何曜日何時〜何時】といった形で具体的に可視化していきましょう。
実際の詳しい複業時間割例は自著でもご紹介しております!
また、この「複業時間割」は、”面接前”に作成することがポイントです。
複業活動においては、多くのケースで”面接時”に企業担当者と稼働時間やスケジュールについて相談します。そのため、”面接前”に「複業時間割」を作成し、予め稼働可能時間や曜日などを想定しておくことで、複業希望先との面談時に担当者と業務の摺り合わせを円滑に行うことができます。
自分自身が稼働できる限界を決めておき、キャパシティを超える業務はしっかり断るようにしましょう。
2.はじめての複業は「リファラル&プラットフォーム」がおすすめ
次に、複業の探し方にもコツがあります。
複業の募集は、人材紹介会社や専用サービス、プラットフォーム等に登録して探す方法や友人などから案件を紹介してもらう方法、SNS等で投稿を見たりメッセージを見たりすることで探す方法など様々な形で探すことができます。
中でも、はじめて複業を探す場合におすすめしているのが「リファラル(紹介)」と「プラットフォーム」です。
まず、リファラル(=複業先を自身の身近な方からの紹介)で探すメリットは、複業する側も複業人材を受け入れる企業側も一定の安心感が担保されている中で出会うことができる点です。はじめての複業は誰だって不安ですし、心配なことも多くあると思います。その中で、知人からのお墨付きがついた状態かつ、すでに一定の関係値がある中で複業ができることはどの方法よりもアドバンテージが大きいでしょう。
次に、プラットフォームで探すメリットは、色々な案件を見ながら自分のタイミングで応募ができる点です。プラットフォームに登録すると様々な求人を見ることができます。求人を見ながら「こんな複業もあるんだ!」と発想を膨らませてみてください。また、「すぐに複業を始めてみたい」という方もいれば、「不安なので少し様子を見たい」という方もいるでしょう。プラットフォームであれば自分のタイミングで複業をスタートできるため、はじめてでも安心です。
弊社が運営する「複業クラウド」は登録無料ですので、迷っている方は一度覗いてみてください!
3.大手とスタートアップの違いを理解する
最後に、大手とスタートアップでは大きな違いがあることを知ってから複業をスタートしましょう。
大手企業に所属している方がスタートアップで複業をするケース、逆も然りですが、規模や業種、企業風土によって働く環境が全く異なります。人によっては、「まるで海外に来たみたい...」と表現する方もいらっしゃるほど。
新卒で大手企業に入社し、現在5期目のスタートアップ企業を経営する、大手とスタートアップどちらも経験してきた私が感じる主な違いを3つご紹介していきます。はじめて複業をする際は「違いがある」ことを認識し、その違いを楽しみながら活動してみましょう。
1.スピード感
一番異なるポイントはスピード感です。特にスタートアップでは、1週間ごとにやっている業務が変わっていたり、今日発案したプロジェクトが翌日にはスタートしていたりと日々目まぐるしく事業が展開していきます。
一方、複業で関わりながら、すべての動向をキャッチアップすることは難しいため「能動的に聞く」ことが重要です。わからない点や気になっている動きを質問し、自分に求められているアウトプットを確認していきましょう。
2.予算規模
次に予算規模です。大手企業においては、大規模な予算を動かしながら、確実な目標達成と最大限の費用対効果を出すことが求められます。そのため、実際の実務経験から来る成果予測や予算立案、業界知識を持ちながら提案ができる人が活躍しやすい傾向にあります。
一方、スタートアップでは、最小限の予算で(時には予算ゼロであっても)試行錯誤しながら目標達成を目指していきます。そのため、自らの経験から様々な選択肢を提案したり、はたまた一緒に手を動かしながらPDCAを回したりできる人が活躍しやすい傾向にあります。
大手・スタートアップなどの規模に関わらず、自身の経験を活かせるフィールドは多数あると思いますが、それぞれの予算規模を抑えておくことでより最適な提案ができるでしょう。
3.コミュニケーション
最後はコミュニケーションです。本業で使っているコミュニケーションツールと異なる場合には、慣れるまで少し時間がかかりますが、過度にアレルギーを示さず、使いながら覚えていきましょう。慣れていない場合は、複業先の担当者の方へ、慣れていない旨を伝えておくことで、「返信が遅い」「打ち間違いが多い」などの間違った誤解を防ぐことができます。
特にスタートアップではSlackやTeams、Chatworkなどのビジネスチャットツールを使用するケースが多いです。チャットの量や打つスピードも企業によって異なりますので、(いきなりすべてを把握しようとせず)徐々に順応していくことをおすすめしています。
ここまで「はじめて複業で抑えておくべき3つのポイント」をご紹介してきました。誰しもはじめて複業をする際は不安です。しかし、本業での経験を活かし、何か貢献したいという熱い思いを持ちながらする複業において企業側は案外、「複業初心者」であることを気にしていません。是非自分のペースで複業ライフを楽しんでみてください!
今後も複業プラットフォーマーの目線で、実践的な複業ノウハウを発信していきますので、是非チェックしてみてください!
大林 尚朝 / NAOTOMO OBAYASHI
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