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複業採用の教科書〜面接編〜

こんにちは。株式会社Another works代表の大林です。累計1,000社、100自治体、60,000名以上にご登録いただいている総合型複業マッチングプラットフォーム「複業クラウド」を運営しています。

今回は、複業クラウドリリース4周年を記念し、複業採用ノウハウをnoteで無料大公開します!企業様からよくいただくご質問を基に全10回に分けてリアルを書きましたので、お見逃しなく!

①採用基準編
②求人作成編
③書類選考編
④求人公開型編 
⑤スカウト型編
⑥面接編 ←本noteはココ
⑦単価交渉編
⑧Day1編
⑨トラブル編
⑩複業転職編

第6回 面接編

本noteでは、いよいよ複業採用の”面接”で押さえておくべきポイントをご紹介します。即戦力性を求める複業採用において面接は非常に重要です。面接で確認すべき3つのポイントと共に、実際の質問例を記載していますので、面接の場で是非ご活用ください!


(本題の前に)これだけは伝えたい複業面接の注意点

本題に入る前に、複業面接における最大の注意点をお伝えします。それは、複業採用の場合、正社員採用とは異なり通常面接は1回のみであることです。

正社員採用では、一次面接と最終面接の2回、場合によっては二次面接、三次面接が実施されるケースがあると思います。これはスキルマッチだけでなく、定性的なビジョンマッチや人柄を慎重に見極める必要があるためであり、複数回複数名で面接をしていきます。

一方、複業採用では、スキルの見極めがメインとなるため、面接は1回で終わるケースがほとんどです。そのため、面接には人事担当ではなく、実際に複業人材が配属される部門の責任者や担当者が出席することが多いです。

候補者も1回のみの面接に慣れていることが多く、複数回面接を実施すること自体がスピード感を遅く感じさせたり、温度感を低下させる要因になったりしてしまうケースもありますので要注意です。

面接で必ず確認すること[その1]

依頼したい業務にマッチするスキルを持っているか

面接で確認すること[その1]は、最も重要であるスキルです。即戦力としての活躍を期待する複業人材を採用したい場合、育成期間がほとんどなく、すぐに稼働できるかスキルを持っていることが重要です。

プロフィールを基に、具体的な担当業務と成果をヒアリングすることで、自社でも活躍してもらえるか(=スキルの再現性)を確認しましょう

【質問例】
Q.○○さんだったらこの課題に対してどう対応しますか?
Q.○○の業務は、どんなチームで、どんなツールを使いながら、あなたは何をしましたか?

面接で必ず確認すること[その2]

実際に稼働できる期間・日数・時間が合っているか

面接で確認すること[その2]は、稼働可能条件です。稼働可能条件とは、稼働できる期間(何か月単位)、稼働できる日数(1週間あたり何日)、稼働できる曜日や時間(何曜日何時から何時)を指します。

【稼働可能条件】
稼働できる期間(何か月単位)
稼働できる日数(1週間あたり何日)
稼働できる曜日や時間(何曜日何時から何時)

この稼働条件は、曖昧なままで終わらせず、具体的に確認することが重要です。

曖昧な例は

  • 週に3日

  • 1日あたり4時間

という稼働条件です。一見よさそうに見えますが、これだけでは、「業務時間中にミーティングをする必要がある場合、対応してもらえるか」「メッセージはいつ返してもらえるか」「安定的に稼働してもらえるか」「契約継続の可能性があるか」などがわかりません。

理想的な稼働可能条件の摺合せは

  • 平日2日・土日1日

  • 平日の稼働時間は、基本18:00~(日中メッセージは返せる)

  • 土日の稼働時間は、基本土曜日の日中だが、柔軟に調整可能

  • 平日12:00~13:00、18:00~であれば、ミーティング対応可能

  • まずはお試しで1か月からスタートしたい

  • よければ半年まで継続したい

  • 月末最終週は本業が忙しくなるため複業タスクは月中に消化したい

といった形です。この条件をテキストで摺合せるのはなかなか難しいため、面接内で聞くようにしましょう。

【質問例】
Q.例えば、来月から稼働いただく場合、週何日(何曜日)・何時から何時まで働けますか?
Q.本業やプライベートが、急に忙しくなるタイミングはありますか?

面接で必ず確認すること[その3]

担当者が負荷なくコミュニケーションできるか

面接で確認すること[その3]は、複業人材と担当者の相性です。複業人材を実際にマネジメントする担当者と複業人材が問題なくコミュニケーションがとれるか、面接時の応対や前後のメッセージ対応含めて確認しましょう。

どんなに良い候補者でも担当者とのコミュニケーションがスムーズに取れない場合、お互い不幸なミスマッチにつながってしまいます。

よくある負荷のあるコミュニケーション例としては、共通言語で会話ができないことが挙げられます。具体的には、どちらか一方が「専門用語が多すぎるために伝わらない」、「業界知識が少なすぎるゆえに逐一説明しなければならない」などです。

複業人材のスキル不足によって発生するケースはイメージがつきやすいと思いますが、複業人材がオーバースキルな場合も要注意です。担当者が複業人材の言われるがままになってしまったり、ディスカッションすべき場面で担当者が意見を言えなくなったりする事態が想像され、ミスマッチに繋がります。お互いが対等な立場で、気持ちよくコミュニケーションできる方を仲間にしましょう

質問例
Q.今回依頼したい業務について、どの程度ご理解いただけましたか?
Q.慣れている連絡方法は何ですか?(メール・電話・チャットツール)

ここまで面接で確認することを具体的な質問例とともに解説してきました。次回以降もリアルな複業採用ノウハウを解説していきますので、是非チェックお願いします!

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大林 尚朝 / NAOTOMO OBAYASHI
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