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複業採用の教科書〜複業転職編〜

こんにちは。株式会社Another works代表の大林です。累計1,000社、100自治体、60,000名以上にご登録いただいている総合型複業マッチングプラットフォーム「複業クラウド」を運営しています。

今回は、「複業クラウド」リリース4周年を記念し、複業採用ノウハウをnoteで無料大公開します!企業様からよくいただくご質問を基に全10回に分けてリアルを書きましたので、お見逃しなく!

①採用基準編
②求人作成編
③書類選考編
④求人公開型編 
⑤スカウト型編
⑥面接編
⑦単価交渉編
⑧Day1編
⑨トラブル編
⑩複業転職編 ←本noteはココ

第10回 複業転職編

第10回では、仲間になった複業人材との未来についてお話していきます。

一度業務を依頼し、お互いスキル・ビジョンマッチした複業人材との長期的な関わり方には主に3つの選択肢があります。

①いま依頼している業務で長期契約を結ぶ
②別の業務で再度契約を結ぶ
③正社員オファーをする

今回は、今注目が集まっている【③正社員オファーをする】について詳しくご紹介していきます。複業で関わった人へ正社員オファーをする採用手法は「複業転職」と呼ばれ、多くの企業が取り入れ始めているトレンドとなっています。

複業転職とは

複業人材にとって「複業転職」とは、文字通り「複業で関わった会社に転職する」という新しいキャリアチェンジの方法です。企業にとっては、複業で関わってくれた人材へ正社員オファーをし、フルタイムで迎え入れるという新しい正社員採用手法となっています。

企業が「複業転職」で正社員採用をする流れは以下の通りです。

「転職検討を前提とした複業募集」求人を公開

転職意向度の高い複業人材を応募待ち&スカウト送付

複業で採用

1~2か月の複業期間を経て、スキル・ビジョンマッチを確認

正社員オファー

複業転職で正社員を採用するメリット

「複業転職」のメリットは主に3つあります。

1つ目は、最小リスクで正社員採用ができる点です。

一般的な正社員採用とは異なり、採用プロセスにおいて候補者と面接だけでなく、複業期間を通じて業務を共にすることができます。そのため、お互い、スキル・ビジョンマッチを正確に見極め、ミスマッチなく採用することができます。特に、創業初期のスタートアップや専門性の高いポジションにおいて非常に効果を発揮します。

2つ目は、採用圏が全国に広がる点です。

昨今、労働力人口の減少や都市一極集中となり、「正社員を募集しても応募が来ない」「候補者と出会えない」という深刻な採用難に陥っています。本noteを読んでいる複業採用をスタートしている皆様の中にも、人手不足・優秀人材の採用難に直面している方も多いのではないでしょうか。

一方、「複業転職」であれば、「まずはリモートで」というコミュニケーションが取れます。フルタイムの勤務が必要ない複業だからこそ、場所問わず全国から募集をかけることができるのです。実際に複業期間を経て”移住を伴う”転職を決意された方も多くいます。弊社導入企業様での事例インタビューも参考にしてみてください!

3つ目は、転職市場には現れない優秀人材と接点が持てる点です。

複業をしたい個人は、全員が高い転職意向度があるわけではありません。複業の目的はそれぞれ異なり、転職先を探しているケースの他に、本業でのスキルアップ・キャリアアップのために複業をするケースや自己実現・ウェルビーイングのために複業をするケースなど様々です。

そのため、転職サイトには登録していない、本業の第一線で活躍している方と出会うことができるのです。

もちろん、すぐに正社員として仲間になってもらえるわけではないケースもあるでしょう。しかし、熾烈な採用競争が起こっている現在、デジタル・DX人材やエンジニア・デザイナーなどの技術職、新規事業・ハイスキル人材と出会うこと自体が非常に困難になっています。そこで、まずは複業で接点を持ち、業務を通じて自社のファンになってもらうことが差別化を図る決め手となります

弊社サービス「複業クラウド」では、登録する複業人材の転職意向度を見ながら、意向度の高い人へダイレクトにスカウトを送付できる特別プランもご用意しております。ご興味をお持ちいただいた方は、是非お問い合わせください!

複業転職は個人にもメリットが大きい

「複業転職」は企業だけでなく、複業をする個人にとってもメリットがあります。

今の転職活動の課題は、本当にその会社・職種に転職したいのか、100%の確証を持てず、リスクを背負いながら転職する現状があるということです。
会社の風土や雰囲気、メンバーとの関係性などは実際の現場に入り、働いてみない限り分かりません。たとえ同じ職種への転職であったとしても、企業によってミッションや紐づくアクションが異なるため、「イメージと違った」となるケースは往々にしてあります。転職活動をする人の大半が、これらのリスクを分かったうえで、覚悟を決め、新しい環境に飛び込んでいるのです。

一方、「複業転職」を実践すればどうでしょうか。複業で実際の業務に関わることで、自分の得意なスキルが活かせるのか、自分が本当にやりたかったことなのか、解像度高くイメージできます。実際に働かないと分からない感覚的な相性も、複業を通じて納得感を持たせることができます。

実際、複業クラウドの登録者アンケートによれば、54%が複業先への転職を検討していると回答しました。今後も続く不透明で不安定な社会情勢において、「複業転職」は新たなキャリア形成の選択肢となるでしょう。

ここまで『複業採用の教科書』シリーズでは、求人作成や書類選考、スカウト、面接、オンボーディングまで複業採用における基礎を網羅する形で10記事お届けしてきました。複業採用担当になった方へ、少しでも不安や疑問を解消できる内容になっていたら嬉しいです。

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大林 尚朝 / NAOTOMO OBAYASHI
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