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数”奇”な運命を辿った”書”物たちの行方

「奇書の世界史 歴史を動かすヤバい書物の物語」 三崎律日 KADOKAWA 2019年8月

以前Blogでもこの内容を取り上げた動画について書いたけど、やはり本になっても面白い。

前書きにおいて、時代によって変わる価値観を実感してほしいとのことが記してあるが、色々ツッコミを入れながら読むと納得できる。

個人的に②の「台湾誌」はとにかく笑えるしw(あと「野球と其害毒」も今の社会から見ると中々ヤバいw)、

番外編2の「物の本質について」では古代の人の頭の良さに尊敬の念を抱き、番外編3の「月世界旅行」ではその過程に感動を覚える。

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著者本人がどこまで専門家なのか分からないが、下調べには相当な時間と労力を費やしたであろう。

それを完全に無料で公開していたのだから(→途中から寄付も受け付けていた)、今回はこれまでのお礼として購入させていただいた次第である。

発売して間もない今は、まだ動画のファンの人が買っている段階であり、これからが一般の人に触れる段階となるであろう。

本好きの人から不思議な謎好きの人まで、数”奇”な運命を辿った”書”物たちの物語に触れられる良い機会であると思う。

ホントに面白いので、皆さん是非買って感想を聞かせてほしい。

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