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取扱説明書(トリセツ)

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日々の思ったことや感じたことの羅列をまとめました。 つまりこのblog主「平賀信吾」の取扱説明書なっております。 よろしくお付き合いいただければと存じます。
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#考え事

ビジネスの失敗と、山登りでの失敗談について絡めたお話

今日はこの記事を読みました。ビジネスの失敗と自分の山登りの経験から得た失敗を関連付けて書きたくなったので、書いていきます。 前書き私は自らも実際の経験者として、「失敗」というものを山での道迷いや遭難に例えてイメージしております。 それは「そもそもなぜ山で道に迷うのか?」を考えると、失敗する過程が分かりやすくなるからです。 道迷いによる遭難の根本的な問題は、本人が道に迷ったことを自覚した時点で、それまで進んだことに対する損を嫌って前に進むことを選択しがちという心理にあるので

何かやりたいことを達成したい際、自身が学んだ3つのこと

日々いつも色々な意見の参考に読ませていただいている永江さんのBlog 今回もぐうの音が出ないほど良く分かる内容でした(´Д`ll ‐‐ 自分は「過去の経験を活かし、現在とこれからを自己肯定できる日々で満たす」という生き方を送れるようになるために、社会的独立を志して3年とちょっと経ちましたけど、3年前の見通しは甘かったし、日々の積み重ねが大事だなと今さらながら実感しています。 ※また今月末辺りに3年目のまとめを書く予定です(追記:書きました) 1年目:なぜ当事者が集まる

人間関係を続けることと、お金の関係について

一つ気になったニュースがあったので、取り上げてみました。 主催者側の意見がメインのようです。 すべて個人の経験則(主催も所属も)から学んだことになりますが、 表題に対する結論として、人間関係を主体とするサロン(広い意味でコミュニティに含めるとする)そのものを事業化することは「困難」と考えます。 そこのつながりから新しい事業を作ることは可能であったとしても。 ※内容は無名の人とあるので、元から何かしらで有名な方は別です。あれはミュージシャンで言うファンクラブのような扱いに

Teal組織とは

あなたは最近「ティール(Teal)組織」という言葉をどこかで耳にしたことは無いだろうか? 職場やコミュニティにおける新しい組織の形態として、密かに注目を集め始めている。 この組織のことを簡単に言い表すと、 「組織に所属するメンバーそれぞれが、①何らかの目的達成のために、②心を自己開示することと③組織に対する自己決定(自律的思考や行動)ができ、周囲を含め他者への信頼を持った多様な人々によって構成された集団(組織)のこと」 と述べることができる。 これだけではイマイチ概要

「好き」なことについて語ること

Aさん「わたしには今得意なことがありません(T_T)」 自分「でしたら好きなことってありますか?(^_^)」 Aさん「はい、あります(^o^)」 自分「その好きなことについて、何時間でも話していたいと思いますか?」 Aさん「もちろんです^^」 自分「へぇ~それはどんなことですか?」 Aさん「〇〇についてならご飯何杯でもいけますっ!!✧\\ ヽ(≧∀≦)ノ//✧クワッ!!」 自分「おぉ…なるほど^^; じゃあその好きなことが知らない人にとって凄いこと知ってるねと思

「わからないこと」から理解する

今回はコミュニケーションに関わる内容についてのお話。 最近読んだ本に「わかりあえないことから──コミュニケーション能力とは何か 」(平田オリザ 講談社現代新書 2012年) というものがあって、その内容を興味深く読んだ。 この本を読むきっかけとなったのが以下のインタビューであり、 前編 「コミュニケーションが苦手」と「理科が苦手」を同じレベルでとらえていい──平田オリザ×武田砂鉄(サイボウズ式 2018/03/28) 後編 コミュニケーションは「あなたと私」だけで成

形の変わらないものとは?

とある小説を読んでいたのだが、缶コーヒーの丸い形状に対して、過去からずっと「形の変わらないもの」として「完成形は常にシンプルであり、そして美しい」と言及しているのが面白かった。(その小説は今から約80年先の近未来について描いている)※追記に詳細あり おそらく、このような普遍的に通ずる物の価値観は他のものにも当てはまる話ではないかと思ったが、例えば「人間の身体」はまだ形そのものが変わらないものとして受け入れられている。 (某有名な鷹のポーズw 野生において、戦いとはまず

栗木氏はなぜ山に登り続けたのかを考えた日

エベレスト登頂を目指していた栗城史多(くりき・のぶかず)氏が亡くなられたとのニュースが入った。 個人的に同じ登山者としては好きではなかったが、率直な感想としてやはりショックである。 ‐‐ 私は登山について、ある種の究極的な自己満足を得るための極限行為の一つだと考えている。(特に高度の技術や体力が要求される場所であるならば) だから個人が登りたかったであろうルートの開拓(それがたとえ傍から見れば無謀であったとしても)に対する挑戦の結果については何も言わない。 自分だっ

「コミュニティの憂鬱」を解決するためには何が必要か?

私は現在とある当事者コミュニティの運営者として活動している。(→離婚の子どものコミュニティ「BrandNewMoning」 ) そのコミュニティを運営したり、他のコミュニティの運営を手伝う中でたまに悩むことがある。 コミュニティに所属している皆さんもこう考えたことはないだろうか? ・なんでみんなでいい事をしようとしているにも関わらず、議論が全然進まないのかなぁ… ・みんなでうまく協力し合うことができれば、もっとコミュニティが良い方向へ進みそうなのになぁ...と それは

「何者」かになることを目指して ――個人を取り戻すための物語――

今日は、近年結構話題作になっていた「何者」(朝井リョウ 新潮社/2015年)を読んで感想を書きたくなったので、Blogを書いた。 注:作品のネタバレをしているので、バレてもOKな方のみ続きを読んでください。 では本編へ あらすじと感想 <あらすじ>就職活動を目前に控えた拓人は、同居人・光太郎の引退ライブに足を運んだ。光太郎と別れた瑞月も来ると知っていたから——。瑞月の留学仲間・理香が拓人たちと同じアパートに住んでいるとわかり、理香と同棲中の隆良を交えた5人は就活対策と

「麦わらの一味」から考える組織活動の在り方とは?

最近物の例えでONE PIECEの「麦わらの一味(麦わら海賊団)」を例に組織(コミュニティ)としての活動について話したのだけど、中々話が盛り上がったので今回改めてまとめてみることにした。(扉絵はマウスで頑張ったよw) ちなみに、自分のONE PIECEに対する知識は五段階中「三」くらいであり、ここ最近(過去1~2年)の大きな流れや、細かい人物像まではそこまで詳しくないことをご容赦願えればと思う。(もちろん今回wikiなどで読み返したりはした) ※なお、作中では「麦わらの一

must思考からwant思考へ抜ける

(追記が増えたのでタイトルも変更) 2017年の4月から1年経った。 去年を振り返りやすい季節だが、正直言うと、自分の中で何が進んで何が進んでないのかが実のところよく分かってない。 一応カチっと「これ!」というものを設定はしているが、結局のところフワフワとした実態の無いものを、そう思い込んでるだけである。 これからも多分、そう思い込んで前に進む。 以下が今日の本題 must→→→want これまでもそうだが、生きるためには「~しなければならない/~すべき」と勝手に

理想の生き方を目指して、2年間行動してみた結果

はじめに みなさんこんにちは 平賀信吾(NOB)です 今から過去2年間において、あなたはどのように過ごしてきましたか? 2月28日は私にとってもう一つの誕生日でした。 2年前(2016年)のこの日、私は社会の中で自分の理想の居場所を作るべく行動を始めました。 そして、これまで紆余曲折をしながらも、何とか生きて参りました。 今回は、過去2年間の行動を通した自分の人生と、やりたいと思って続けたこと(メインのNPO活動他)について、振り返っていきたいと思います。 (去年

「やりたいことがない」という悩みを持つあなたへ

今日は一つとあることについて気付くことができたので、まずはそのきっかけとなる記事を紹介 ついに国連で講演へ!82歳プログラマーが語る「100年時代の思考法」——「人生は風見鶏でいい」(BUSINESS INSIDER JAPAN 2018/02/01) 記事の内容は80歳を過ぎて、iphoneのアプリを開発した若宮正子さん(82)が、2月2日の国連総会の基調講演に立つというもの。 この方については、去年か一昨年からちょいちょい名前を耳にしており、ずいぶんアグレッシブな人