ナカニシ

ディレクター/エディター 編集者を10年、Webディレクターを10年以上経験。 趣味は…

ナカニシ

ディレクター/エディター 編集者を10年、Webディレクターを10年以上経験。 趣味は、読書、猫の世話、野菜、ハーブの栽培。ハーブは毎年、レモングラスを大量に栽培。 会社では定期的に社内の勉強会も主催し、クリエイターのコミュニティつくりに奮闘中

最近の記事

オフラインとオンライン~社内コミュニティの変化と開催ポイント

4年間続けてきた、社内LT会に一区切りつけることにした。社内ラウンジにみんなで集まってスタートしたLT会も、オンラインへの移行、会社の規模拡大で様子が変わり、形を変えようと決めたのだ。 スタートは「交流」がメイン LT会を開始したきっかけは「社員同士の交流を活発化」させたかったから。メンバーズキャリアはクリエイターの常駐専門会社だから、社員は入社後、会社説明や必要な研修を受けた後、常駐先企業に派遣される。常駐してしまえば、同じメンキャリの社員と顔を合わせることは滅多にない

    • LT会のネタつくりワークショップをオンラインで開催した(2)

      3月から新型コロナの影響でさまざまなイベントがオンラインイベントに置き換わっていった。そんな中、自分も積極的にオンラインセミナーに参加した。 業務もオンラインで回るようになり「オフラインでできることはオンラインでもできる」と分かった。もちろん、そのままオンラインに置き換えることはできないが、内容を「オンライン作法」に変換すれば、と開催を決意。 ワークショップの進行は下記の通り。 1、自己紹介 2、過去1年間のやったことの振り返り、書き出し 3、4枚ピックアップしてスト

      • LT会のネタつくりワークショップをオンラインで開催した(1)

        先日、「LT会のネタつくりワークショップ」をオンラインで開催した。自分が企画し、主催した初めてのワークショップ。開催のきっかけから運営の記録をまとめてみた。 2年前から、定期的に社内LT会を開催している。社員のスキル共有と横のつながりをつくるためにBO主催でなくクリエイター主体で企画運営。すでに15回以上、開催し社内の勉強会では参加率の高い部類として、BOからも注目されている。 一人の持ち時間は10分。内容にとくに縛りは設けておらず、ただ、「社内のスキル共有」がテーマなの

        • イノベーション理論を徹底的に解説~ジョブ理論

          「ジョブ理論~イノベーションを予測可能にする消費のメカニズム」を読んだ。イノベーション、起業に関して研究した本であり、理論的に書かれている名著と言える。 著者は、ハーバードビジネススクールの教授も務める、クレイトン・M・クリステンセン。経営コンサルタント会社の共同創業者でもあり、「イノベーション理論」においては第一線で活躍中の人である。他にタディ ホール、カレン ディロン、デイビッド・S・ダンカンらが共同執筆者として名前を連ねている。 ジョブ理論とは何か 副題に「イノベ

        オフラインとオンライン~社内コミュニティの変化と開催ポイント

          noteの魅力を知るには使うことが一番

          noteの魅力を知るには使うことが一番

          日本再興戦略(落合陽一) を読んだ

          第一の感想は「ネット上や雑誌での発言でのイメージとは違う。奥深い人だな」ということ。断片情報でなく、本のボリュームになるとバックボーンから現在地、将来展望まで系統立てて一気に情報が入ってくるので、著者の本当の姿が見えてくる。 思ったよりも日本的な考え、というか、日本風土をよく理解した思考を持ち「士農工商」制度の話や「日本人は仕事とプライベートを切り分けなくてもいいのでは、と「ワークアズライフ」を主張しているのに納得。また、少子化を悲観せず、IT化で乗り切れるという意見は貴重

          日本再興戦略(落合陽一) を読んだ

          ラ・ラ・ランド を観た

          予想外に面白かった。中盤までは「ハリウッド系のよくあるパターン」という流れだったが、終盤の「明後日の方向」への展開で一気に引き込まれてしまった。 ミュージカルのイメージ強いが、思ったほどミュージカルシーンは多くないし、それよりもス―トーリーもよく練られているので、ミュージカル嫌いな人におすすめ。背景(風景)も古き良きハリウッドの空気感をうまく醸し出している。 監督のデイミアン・チャゼルは、大学の卒業制作にミュージカル映画を制作し、映画「セッション」も監督・脚本も担当してい

          ラ・ラ・ランド を観た

          幸せな選択、不幸な選択ー行動科学で最高の人生をデザインする を読んだ

          「どうしたら幸福になれるか」を考えるには面白い一冊だと思う。 なるほど、と思ったのは「快楽」と「やりがい」を切り分け、そのバランスが重要、という考え方。序盤、読者に「自分が幸せに感じられるシーン」を考えさせてから、どういう状況が「快楽」でどういう行動に「やりがい」を感じるのか、を様々な社会実験の結果をもとに解説するので、納得できる。 そして「とても大きな快楽とやりがいをできるだけ長く経験していられるような、時間の使い方を研究すればいい」と「幸せ」のコツを教えてくれる。読み

          幸せな選択、不幸な選択ー行動科学で最高の人生をデザインする を読んだ

          東慶寺花だより を読んだ

          今も昔も夫婦の機微は変わらないなあ、と思いながら灌漑深く読んだ。映画「駆け込み女と駆け出し男」を見てから、原作ということで読んだが、面白かった。 時代背景や当時の鎌倉の風景も丁寧に描かれている。短編集なので、ときどきパターンの読める話もあるが、そんな中にも「え、」という落ちの話もあり、飽きない。 歴史もの、夫婦ものの話が好きな人にはおすすめです。

          東慶寺花だより を読んだ

          外資系コンサルが教える プロジェクトマネジメント を読んだ

          山口さんの著作は読みやすくて好きだ。そして、当たり前のような内容も、豊富な読書量からの引用と自らの経験で得た体験を元に、解説してくれるので、とても納得感がある。 この「リーダー論」の本もそうだ。「プロジェクトチームは余裕をもって組む」「そのプロジェクトがどのような意義を持っているかを継続的にリマインドさせる」「本当に優れたプロジェクトリーダーは必要なときに「助けてください」と声をあげることができます」など、「そりゃそうだ」ということも、山口さんの解説とともに読むと、なるほど

          外資系コンサルが教える プロジェクトマネジメント を読んだ

          マルチナ、永遠のAI を読んだ

          分かりやすい、非常に分かりやすい、AIとブロックチェーンの入門書的なSF小説だった。 IT初心者向きで、話題のディープラーニング、ブロックチェーンに興味はあるけどよく分からない、という人におすすめです。ともに話題の技術なので興味があるなら読んで損はないと思う。登場人物の動きが分かりやすいので、入門書には最適な1冊。ただ、ITに詳しい人だとちょっと物足りないかもしれない。 個人的には、ブロックチェーンに関してもう少し、深堀してほしかった。 読んでいて、AIと人間の「特別な

          マルチナ、永遠のAI を読んだ

          トム・クランシー/CIA分析官 ジャック・ライアン を観た

          ドラマはあまり見ないのだが、知り合いの推薦で第1話を観たら面白く、一気見してしまった。プライム・オリジナル・ドラマは意外と面白いかも、と思った。 戦争が情報戦とテロに置き換わった現在の、国家間の対立をとても的確に描いた作品だ。内容も、ゲームを通じてのやり取りや携帯の起爆を止めるために電波遮断するなど最先端の「戦争」シーンを盛り込みつつ、登場人物の背景もうまく演出されている。脇役陣の物語も丁寧に作られていたのも印象的だった。とくに、無人航空機でミサイルを発射する兵士がメンタル

          トム・クランシー/CIA分析官 ジャック・ライアン を観た

          機動警察パトレイバー2 the Movieをみた

          何年かに一度、見直したい映画があり、その中の1つが「機動警察パトレイバー the Movie」「機動警察パトレイバー2 the Movie」「攻殻機動隊~Ghost in the shell」である。 とくに「パトレイバー2」は、後藤隊長、南雲隊長を中心に構成されており、セリフの端々から「官僚とは」「組織とは」「正義とは」「平和とは」を問いかけてくる。そんな中、ラストには事件の解決を図るが、根本的な解決がなされたわけではない。映画を終了後は観客の第2部が始まる。 とくに押

          機動警察パトレイバー2 the Movieをみた

          「駆け込み女と駆け出し男」を観た

          期待してなかった作品が面白いと得した気分になる。これはそんな映画だった。 舞台は江戸時代。縁切り寺の仲介役を務める宿屋の居候が事情持ちの女性たちと関わりながら成長していく話。その居候を演じるのは大泉洋。相変わらず、ちょっと間の抜けた風な「いい人」を熱演して話をもりあげる。 医者見習い、作家見習いと称し、病人をみたり物語の話をしたり懐の深い部分を見せる一方、強くないのに大太刀周りをしたり、と心意気の熱いところも披露。 最後、惚れた女性に首根っこつかまれたところは、なるほど

          「駆け込み女と駆け出し男」を観た