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風を読む?

世の中の淵によどみが生まれる。
よどみはまるで動いていないかのよう。
ふとした瞬間に何かの力が働き、それを何かが後押しする。
一気に流れだす。
それは重なりあって一つの風となり、気流が生まれる。 
最期は荒れ狂う台風のようになって必ず消滅する。

まるで「流行」そのもの。

流行に流される人たちがいればその流行を商売にする人たちがいる。
彼らはいつもどこを見ているのだろう?
流れが重なり始める頃だろうか?
はたまた風になってからだろうか?
商売としては台風になってからでは遅い。
いつもつむじ風に惑わされながら、翻弄されながら、次から次と巻きおこる風を追いかけている。
よどみを見ていないからその意味すらも解らず・・。

モノやコト、言葉、さまざまな流行が無数に発生する時代。
それは超小型の台風が次々と発生しては消えていく様にも見え、メディアの追い風をもってしても一瞬の出来事。
翻弄され続ける両者・・。

その風はなぜ起きたのか、その裏にあるものはなんなのか?
つまりは「よどみ」にこそ真意があり、価値があるのだ。
そしてそこにこそ次へのサインが隠されていて、それを自分流に乗せるから本当の意味と価値が生まれるのだと思う。

風を読む?読んで何なる。


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