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羊飼いに愛されたワークパンツ

Hi Story
“20世紀初頭、羊毛用ヒツジの放牧が盛んであったイングランドはヨーク地方北西部。夏でも気温が10度Cほどしか上がらないこの地域の労働者たちは年中寒さとの戦いでもありました。
その頃の仕事着といえばウール素材、決して扱いやすいものではありませんでした。
そんなある日、視察に訪れた王室の衣装係が履いていたコーデュロイ生地に目が留まります。綿素材で暖かなその素材はこの地域にはぴったりでした。その後、庶民でも使用できる安価な素材となり、羊飼いたちの年中履けるデイリーパンツとして広まっていきました。”              *HiSTORYに登場する人物や団体名等はすべて架空のものです。

もとはオールドのフレンチワークをイメージしたコーデュロイワークパンツとしてスタートしました。
その後もシーズンごとにいろいろな素材をのせて展開させていただき、不動の定番となった "Yorkshire Daily Pants" 。

そして、この秋冬シーズンからシルエットを少しだけ修正し、
"New Yorkshire Daily Pants"としてリニューアルいたしました。

今回は定番のウォッシュブラックに加え、スウェディッシュグリーンと名付けたグリーンをご提案します。
このスウェディッシュグリーンという色ですが、この言葉自体があるかどうかは定かではありません。
それは、わたしがイメージするスウェーデン軍に見られる明るめのグリーンのこと。

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きっかけは、
軍パンのような雰囲気を醸し出す軍パンでないアイテム
を作りたくなったからです。
そうなると重要になってくるのがカラーです。

ミリタリー カーキやオリーブドラブと言われる皆さんが頭に浮かべるグリーンでは物足りません。
もともと軍物自体が非常に固体差があり、同じ型でも素材感や色味もまちまちだったりします。それであれば、その無数にあるグリーンから一番のグリーンを出そうと思ったのです。
染め用のビーカー(色作成)を何度も行い、納得いく色味をだしました。

このスウェディッシュグリーンをワークテイストに落とし込むことで、さらにこの色を引き立てることができたと自負しています。

ボトムスとしては意外に新鮮なカラーかと思います。
今の時期のお気に入りはベージュのワークシャツやネイビーのアウターとの合わせ、古着などにもやはり自然に馴染みます。

そして何より、羊飼いのワークパンツにはやはりニットです。
今年はスコットランドのモヘアも入荷するのでそんな素材と合わせるのも楽しみです。





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