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えんとつ町のプペル(こども朗読劇)の取材と4歳のママになる体験をしにきてくれた「りょーくん(インターン5期生)」


りょーくんのことを初めて知ったのは8月9日。

こども朗読劇「えんとつ町のプペル」を昨年から応援してくれていた、「どわちゃん」の紹介でりょーくんが連絡がありました!

なんと、「勉強会をしたいと思っているんだけど、講師になってもらいませんか?」というお話しでした。講師というと偉そうなんですが、りょーくんの想いは自分と携わってもらって、みんなにも学びになって、それが貢献になれたら良いな。

という気持ちが元にあるので、本当に優しい人で、みんなを応援したいんだなあと心から思える人だという印象でした。

しかも、教育にも興味があることに意気投合したのがきっかけで、翌日にはzoomで2時間半くらいお話しして、そのあとも何回もお話しさせていただくことになったのです。

私は「教育」という言葉は、あまり好きではなくて、なんで違和感を感じるんだろうと思って調べると、「教」この字が「校舎でムチ打って励ます。」という成り立ちだと知り。それで、なんとなく違和感を感じていたのだと思ったのです。

りょーくんも、「考えること」「学ぶこと」の大切さを感じていて、答えを出すまでの時間。様々な考え方・視点をもっと子どもの頃から学ぶ経験があったら良いのにね。

ということを、ずっと話していました。


しかし、

どんな企画だったら買ってもらえるんだろう・・・。

これって他の人は興味あるのかなぁ・・・。

何をテーマに話したらいいのだろう・・・。

と、一旦決まりかけていたものを、執着することなく考え直すことにしました。


そこで、まずは「りょーくんが勉強する」という趣旨に変えようということになったのです。


もっと、知識のある人、実績のある人、有名な人がたくさんいらっしゃる中で、りょーくんがみんなを応援するためには、まずは話を聞いて、体験して、学ぶことから始めてみるのも良いのじゃないかと。いうことになり、なんと「朗読劇の練習から子育てまでを体験してもらうこと」になったのでした。


こども朗読劇「えんとつ町のプペル」本番1週間前の稽古にあらわれるはずのりょーくんが来ない!?

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というわけど、リアルりょーくん登場の当日。

時間が過ぎても全然現れないので、連絡すると、迷っている様子。

「クロネコヤマトが隣にあって、洋食屋さんが下にあるよ」

「わかった!間違ってた!」


それから、30分くらいしても現れず。

どうしたのかなぁ、今はGoogleマップがナビしてくれるぞ。と思いながらもう一度連絡すると。ここにいます、のマップを送ってくれた所が。

「クロネコ居酒屋!!!!」

「ぜーーーん、ぜん。ちがうんだけどーーーー!!!」

「クロネコヤマトだよーーーー!!!」


稽古のおわりかけにやっと来ました〜りょーくん😄

そこから挽回するべく笑

最後にお母さん方とお話しした内容が涙ものでした。

・最初はお子さんは乗り気じゃなかったんです

・プペルのことも知らなかったんです

・兄弟で仕方なくはじめた所もあったんですが、挑戦してほしかったので

・読み聞かせ動画をみて子どもが泣いたんですよ

・だんだん、本を読み込むようになって、ルビッチの感情も考えるようになってきたんです

・舞台にたつことで、新しいことへ挑戦することに自信をもったようです


私も、詳しくお母さんとお子さんの気持ちを聞けて、本当に嬉しかったです。何回も読み込んでいるとこの「えんとつ町のプペル」には力がある。ということをすごく感じます。


言葉や物語だけでなく、きっと西野亮廣さんの強い想いとメッセージを子どもたちは感じ取っているのだと思うのです。

私も、はっきりとした答えはわからないのですが、読めば読むほど、奥の深さを感じるので、無意識ながらに子ども達の方が敏感に受け取っているような気がしています。


稽古後はママの日常を体験!!元気いっぱい、言うことは全然聞かない4歳児に翻弄されるりょーくん

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子どものこと、教育のこと、いろいろ語る前に、ママの気持ちになってみようよ!!という経緯で、半日ママになってもらいました。

私は、ほぼ手も口もだしません。

食べ物の確認だけして、あとは見守ることに徹しました。


最初に、タイムスケジュールを組むときに、自分が思っている3倍はかかるよ😃というと、

「えーーー??まじですか??」

「はい。大人だけなら10分のところ30分くらいかかりますよ。」


ここは経験値なので、ヒントはお伝えしておきました。


やはり、最初のお昼ご飯を終わらすだけで1時間くらいかかってました笑

スーパーにお買い物にいったら、何度も同じところをウロウロ

車の中でもずーっと喋りっぱなしで1秒も休みをくれません

18時になってから「公園いくーー!!」と言って譲りません

ボタンを転がすだけの謎の遊びは長い間やってました

超短距離移動もかたぐるまです


必死になっているりょーくんを見ていると、最初はおかしかったのですが、だんだん私にも余裕が出てきて、普段ならピリピリしてしまう場面でも、すべてが愛おしくみえてきたんです。

少しの間、客観的に自分の子をみれたとき、不思議な感覚になったんですよね。今まではつい怒ってしまうときでも、冷静にみていると、今しかないこの瞬間を本当に大切に思えて、やんちゃなこの時期も愛おしく思えたのです。

この感覚になれたのは、身内がママの代わりをしたわけじゃなかったのが良かったのだと思います。客観的にみれることが大事だったんのだなと思いました。

ママ体験をしてもらうことで、私も貴重な体験をさせていただき、この時間がなければ生まれなかった感情も味わえて、本当に嬉しかったです。

ありがとうございました。

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9月5日カフェサクエバにて、こども朗読劇「えんとつ町のプペル」の公演があります。

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