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体が資本

美しい瞬間は確かにあって 夏が秋に変わっていく感覚 今年は追いつけている 最近急激に調子が良くなった
どんなに優れた才能を持っていても 体が資本 心とからだが健康でなければその才能を発揮することもできない そんな当たり前のことを棚に上げて これさえなければ あれさえなければ私はもっと上にいけた などと自分の本当の能力から目を逸らし架空の理想を見てみじめにつぶやいている そう言ったら彼女はなんと言うだろう 誰とも変われない自分だから とっかえの利かない存在として生きていくしかない 誰だってそうだ そうなんだけどね 自分をうまく保つのが難しくて あれこれ思案しては苦しみ 周りを見ずに取り乱したりはたまた騒ぎまくったり ある人には偉そうに振る舞い またある人には腫れ物を扱うように萎縮し そういう自分を一定に保ちたいんだけど無理なんだろうな できるところまでやってあとはまるごと自分を受け入れるしかないんだろうな 物事を極めるのは向いていない やればやるほど自分のできないところや自分自身の欠けているところがわかってきて そして完璧に極めることなんかできないのに それを目指して壊れるまでやり続けてしまう そういう自分が嫌だし最後はなにもかも投げ出してしまうんだよな こういう人間って実はなにかを極めるのに向いているのかもしれないけど、とかく体が資本、自分が壊れてはなんの意味もない、だけど壊れそうになりながら伝え続けた彼女は美しい

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