いちリスナーが考える「害悪リスナー」と、野放しにすることの怖さ。
推し活をする中で、ほぼ100%避けられない事象の一つに「害悪リスナーとの遭遇」がある。
この害悪リスナー、放置すると推し活全般に悪影響が出る程にはやっかいな存在で、ライバー/リスナーともに対処に苦慮する。
そこで今回は『「害悪リスナー」を野放しにしておくことの怖さ』と題して、そもそも害悪リスナーとは?という話から、野放しにすることのリスク、そしてライバーに望むことを話していきたい。
そもそも「害悪リスナー」とは
そもそも害悪リスナーとは何か?
人によって色々意見はあると思うが、私が定義するのは以下2つだ。
それぞれ解説する。
・ライバーの活動方針・内容に繰り返し批判・文句を言う
ライバーの配信活動やその他の活動(SNSでの発信等)に対して、繰り返し批判や文句を言う人は、害悪リスナーと定義できるだろう。
そもそも推し活をする動機は「推し(ライバー)が好きだから」であるはず。なのに推しの活動へ批判・文句を繰り返すのは意味が分からない。ライバーも批判や文句を繰り返す行為を「推し活だ」と言い張られても困惑するだけだ。
また、純粋にライバーを推している人から見ても、批判や文句を繰り返すだけのリスナーは迷惑以外の何物でもなく、ファン全体のイメージを下げる存在として疎まれてしまう。
批判や文句を繰り返し発信する行為をしている人は、害悪リスナーと認知されていると思った方がいいだろう。
・配信内で流れに沿ったコミュニケーションを取らない
配信でのコミュニケーション(コメント/チャット)で流れに沿ったコミュニケーションが取らない(取れない)リスナーも、害悪リスナーに定義してよいと思っている。
そもそも流れに沿ったコミュニケーションを取らないとはどういうことか?
個人的には、以下2つの行為が当てはまると考える。
これらに共通するのは『ライバーと会話する気がないこと』だ。
害悪リスナーはライバーと会話したいのではなく、ライバーに自分の話を聞いてほしいだけなのである。
配信において大多数のリスナーが望むのは『ライバーとのコミュニケーション』であって、リスナーの独演会ではない。
しかし、害悪リスナーは『自分の話を聞いてほしい』欲求だけを満たしたいので、配信に訪れてもライバーの会話と無関係の話や自分語りを繰り返すだけで、ライバーとの会話に注力することは決してない。
害悪リスナーにとってライバーは『話を聞いてもらえる対象』でしかなく、『会話をしたい対象』ではない。なのでライバーやその他リスナーの会話を聞くことも見ることもないし、その必要性すら理解していないだろう。
だからこそ、会話と関係ない話題や自分語りを繰り返すリスナーは害悪リスナーと認定して問題ないと思うのだ。
害悪リスナーを野放しにしておくとどうなる?
では、害悪リスナーを配信内/外(特に配信内)関わらず野放しにしておくとどうなるか?
問題は色々あるが、主に以下2つの問題が起こる。
それぞれ解説する。
・善良なリスナーが離れる
害悪リスナーを野放しにしておくと、配信の治安が悪化する。そうなると似たような害悪リスナーが増えていき、さらに配信の治安が悪化する…という負のスパイラルに陥ってしまう。
配信の治安が悪くなることでダメージを負うのは誰か?
善良なリスナーだ。
善良なリスナーは、推し活を楽しみたくて配信に訪れる。なのにいざ配信に訪れてみると、害悪リスナーのせいで配信の治安が悪化している状況に直面する。
するとどうなるか。当然、配信が楽しくないので配信自体に足を運ばなくなってしまう。害悪リスナーを放置することで、善良なリスナーの『配信離れ』を引き起こしてしまう。
害悪リスナーを野放しにすることは、自身の配信の過疎化を加速させてしまうのだ。
・ライバーの信用が低下する
また、害悪リスナーを野放しにすることでライバーへの信用も低下する。
善良なリスナーは当然、ライバーに害悪リスナーへの対処を望む。
しかし、対処が甘いと害悪リスナーはその配信に居着いてしまう。
害悪リスナーを許す状況を作り出した場合、善良なリスナーほど「この人は害悪リスナーを野放しにするんだ…」と思ってしまう。これにより推し活の熱が冷めるだけでなく、最悪の場合、推し活自体を止められてしまう場合もある。
害悪リスナーを野放しにすることで、普段応援してくれる善良なリスナーを落胆させ、推し活自体を辞めさせてしまうリスクを孕んでいるのだ。
推し(ライバー)に望むこと
害悪リスナーについて、私が推し(ライバー)に望む対処は以下だ。
害悪リスナーを自分の配信に居座らせることは、百害あって一利なし。
ライバー/リスナー双方にダメージを与える行為でしかない。
そのため、害悪リスナー(もしくはその候補)を見つけた際は、ライバーには早めに断固とした対応を取ってほしいのと、対応しても改善がないようなら、リスナーを追い出してほしいと願っている。
『断固とした対応』についてはライバーによりけりだが、私が知る範囲だと、
とするライバーが多いように思う。
上記1.と2.の対応が取れている場合は、いちリスナーとしては心強い。また、出来ているライバーの配信は一定の治安が保たれ、善良なリスナーも多く滞在している印象だ。
難しいことは承知している。ただ、配信の治安を守り、かつ善良なリスナーが離れないようにするためにはライバーの素早い対応は必須。この点は是非頑張って対応してもらいたい。
最後に
今回は『「害悪リスナー」を野放しにしておくことの怖さ』という内容で話をしてきた。
害悪リスナーの怖さや野放しにしておくことの危険性、また害悪リスナーに遭遇した際にライバーが取るべき行動について、いちリスナーの観点から色々語らせてもらったが、最後に『害悪リスナーは全リスナーにとって他人事ではない』という事も話しておく。
「害悪リスナー?自分は大丈夫!」
そう思うリスナーもいるだろう。しかし、全てのリスナーは害悪リスナーになってしまう可能性を秘めていることは知っておく必要がある。
「反転アンチ」という言葉に代表されるように、リスナーはささいなキッカケからアンチに転向してしまう可能性を持った存在。そしてそれは、害悪リスナーもまた同じ。
つまり、つい最近まで善良なリスナーだった人でも、突如として害悪リスナーに変貌するケースは十分あり得るのだ。
だからこそ、ライバーが害悪リスナーを対処する必要があるのと同じく、リスナー側も害悪リスナーにならないための意識が必要であることは心に留めておくべきだろう。
害悪リスナーは他人事ではなく身近な存在。
その存在に苦しむことがないよう、ライバー/リスナー双方が意識することの大事さに触れて、この記事を締めたいと思う。
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