見出し画像

張り切るとうまくいかないよねー

今週から新学期が始まった。
夏休み最終日、晩ご飯は子供たちの好きなものにしようと思って、
「今日夏休み最終日じゃん。夜ご飯は好きなものを作ってあげるよ」と聞いた。
次女は「ローストビーフが食べたい。あとピラフ。あとさつまいも」
長女は「ミートソースパスタが食べたいな。もしローストビーフならガーリックライスが食べたい」と二人ともバラバラ。
「よし!じゃ今日は全部作ろう。頑張っちゃおう!」と思って、出掛け帰りにスーパーに寄って、ローストビーフの肉(特売だけど、ちょっと高かった)と必要な材料を買った。

早速取り掛かってみたものの、ローストビーフは何度かしか作ったことがないので、ネットでレシピを見ながら作る。そして手間取る。
その間に炊飯器でエビピラフを作って、サラダを準備して、さつまいもをレンジで蒸す。そしてガーリックライスを炒める。
思いのほか予定より時間がかかってしまい、パスタはなし、になった。

豪華な食事にしようと思っていたのに、サラダが添えられた小さいローストビーフとピラフ、ガーリックライスになって、なんだか寂しい食卓になった。
張り切った時に限ってしょぼい出来というのはよくある。
追い討ちをかけるように「ローストビーフこれだけ?」とパパがいう。
「そう」と想定内風に答えたものの、微妙な空気が流れる。
小っさーーー。みんなの心の声が聞こえる気がする。。

ローストビーフは好評だったものの、結局、すぐになくなって、さつまいもだけが残る結果になった。
「もっとお肉が食べたいな」という長女のリクエストに答えて、冷蔵庫にあった鶏もも肉を焼くことにした。
皮がパリッと焼けていい焼き具合にできた。美味しかった。
「毎月、食べたい肉をただ焼いて食べるって日を作ってもいいかもねー」
「いいね。じゃ29日がいいんじゃない」と話したりして、想像よりしょぼい食卓になってしまったが、鶏肉を焼いたりしてる時間に意外と会話が弾んで、結果いい食卓になった。
よかった。

「張り切ると大した結果にならない」今回もまた思った。
そういえば、旅行に行く時も事前に観光名所の写真と見すぎて、楽しみすぎて、実際に行ってみたらピンと来なかったということが、私にはよくある。
一番いいところを撮ってるんだから、当たり前じゃんって話なんだけど、きっと自分の中想像が、期待値を超えて高くなりがちなんだろうな。
前は「期待が外れる=全部失敗」みたいな感じで拍子抜けしてしまったけど、最近は、期待値とのギャップも「あるある」と思うようになった。
期待が外れても「想定内、うける〜」と笑っちゃえば、楽しくすることはできると思うし、そんな余裕を持っていたい。

ローストビーフは倍量にしてまたリベンジしよう。
時間がかかることもわかったし、事前に準備しよう。
張り切ると大した結果にならない結果も、想像しておけば大丈夫。
そして、次はもうちょっと豪華な晩餐にしたいと思う。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?