見出し画像

トランスジェンダーとは?体の性を超えた性のあり方。

シスジェンダーXジェンダー…。これまで、こころの性にまつわるいろんな性のあり方を紹介してきました。今回お伝えしたいのは「トランスジェンダー」について。自分には当てはまらないな、という人でもかなり馴染みのある言葉なのではないでしょうか。たまに耳にする「オカマ」や「おネエ」といった表現にも触れながら、性の世界をそっとのぞいていきましょう。

体とこころと向き合う性の形

一般的には「からだの性」と「こころの性」が一致していない性のあり方を「トランスジェンダー」といいます。例えば、生まれたときに先生から「男の子ですね〜」と言われても、本人が「自分は女の子として生きたいんだ!」と自認することは、トランスジェンダーに該当します。

トランスジェンダー

テレビのバラエティ番組などの影響で、トランスジェンダーに該当する人全員が、性転換手術やホルモン治療(ホルモンを投与し、からだの二次性徴を助けること)を受けているとイメージする人もいるかもしれませんが、そんなことはないんです。しっくりくる体にしたい!と考える人もいれば、そのままにする人まで様々。じっくり自分の心と体と向き合うことが大切ですね🌱

ちなみにからだの性もしっくりさせたい!という性のあり方を「トランスセクシュアル」、服装だけ異性装がいい!という性のあり方を「トランスヴェスタイト」といったりします。


「オカマ」や「おネエ」とはどう違う?

わたしよく聞かれるのが「トランスジェンダーとオカマやおネエはどう違うの?」ということ。あとは「ニューハーフ」とかもそうですね。わかりやすくいうと、オカマやおネエは昔から悪口として使われてきた言葉なんです。もちろん、仲がいい人同士や、トランスジェンダーに該当する人同士でこうした言葉を使うこともありますが…!ニューハーフも、トランスジェンダーを指す言葉ではなく、バーなどのお店で女装して働く男性のことをそう読んだりするんですね。

トランスジェンダー – 1

言葉というのは難しいもので、人を救うときもあれば不本意に傷つけてしまうこともあります。こうやって少しでも言葉が生まれたり使われてきたりした背景を知っていれば、いろんな人とうまくコミュニケーションを取れるようになるかもしれません。


自分もトランスジェンダーかもしれない?

もしかしたらこの記事を読んでいる人の中には「自分もトランスジェンダーかも?」と考えている人もいるかもしれません。時間をかけて自分と向き合いながら「やっぱり自分はトランスジェンダーだった!」と気づく人もいますし「やっぱり男性か女性か、どっちかに決めなくてもいいかも!」と考える人も。

本来、セクシュアリティは流動的なもの。だからこそ、焦らず一番しっくりくるあなたの姿を探してみてくださいね。 最初にあなたが感じた気持ちのままでも大丈夫だし、後から何回変わっても大丈夫です。それが他でもない「あなた自身」なのだから。


まとめ

いかがだったでしょうか?

記事の中でも少し触れたように、もしからだの治療や手術などを検討している人は近くのGIDクリニックで相談してみてくださいね。あとは実際に治療や手術を経験した方に話を聞いてみるのもいいかもしれません。

とりあえず、誰かに今の気持ちを話してみたい〜!という人であれば、anone, のLINE@にも遊びに来てくださいね🍊

そういえば自分のセクシュアリティってどこに当てはまるんだろう…と気になった方は、ぜひセクシュアリティを分析する「anone,」も使ってみてくださいね!それではまた、次の記事でお会いしましょう🏃‍♀️


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?