自分と同じ、ではない時もある

妹の友人の話を聞いた。

結婚して子供もいる友人。
でもSNSと現実での話だと、
ちょっと様子が変なんだって。


現実での出来事だと、
旦那さんと喧嘩した時に
胸ぐら掴まれたとか。

喧嘩して家を飛び出した時は
実家だと怪しまれるから
違うところに逃げるんだって。


でもSNSでは、
幸せ満点なウェディング投稿や
子供の写真を載せて
本当に幸せって投稿してるらしい。


その話を通して話した妹は、

なんか良いなって思って
もやもやして
仕事中も落ち込んだって。


一方、私は
より結婚したくないと思ったし、
ふっ…気の毒な子ね…、と
性格が悪いが、思ってしまった。

少し攻撃的な旦那さんとのもつれ話より
幸せアピールを間に受ける妹も
なんだかおかしいなと思った。

その友人の子もどんな気持ちで
妹に話をしたんだろう、
SNSを投稿したんだろう、
本当のところは分からない。

幸せの形ってそれぞれだし、
物事に対しても見方や感じ方や
その人次第でいくらでも
違うエピソードになるんだと感じた。


妹を見送った帰り道、
食べ物の好みのことと
今の話は似ているなと思った。

唐揚げを食べよう、となった時。

私は衣がカリカリ、いやザクザクの
口の中にチクチク刺さるような
唐揚げを想像した。

いつものあの人は、
タレにひたひたな柔らかい唐揚げを
想像した。

えっ、唐揚げだけでも
そんなに価値観?
イメージが違うの?

小さいころ、確かおばあちゃんが
作ってくれた唐揚げは
いつもやわやわだったし。

私の家はカラッとカリカリ派だった。

えー?!そんなことある?!

いやいや、こっちこそ!

その人にとってのスタンダード、
捉え方、考え方、行動の仕方。
自分がこう思うからこうだろうが、
時には通用しない場合がある。

そしてそれは、大抵が
予想外の方向性なのだ。


人間って難しいね。

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