まだ、夢追い人

こんばんは、イナモトです。

突然ですが、私は夢追い人です。

幼少の頃から、とある分野に
随分と惹かれていた。かれこれ小学生から。

私の人生はこれでいくんだ、
この道の人間として生きるんだ。
その分野で本や雑誌や有名になって、
イキイキと仕事をして輝くことを
夢見ていた。誰よりもやりたいことを
明確に見つけていた人間であった。

どうやったらそうなれるだろう?
どうやったらそんな生き方ができるだろう?
どういう進路や会社に入れば、
どんな勉強をすれば、どんな、どんな…

なりたいイメージに近づくのに
さまざまな不安があった。

でも私は、これが好き!という気持ちが
あればいつか自然とそうなるだろうと、
運任せ、自信過剰な期待をしていた。

東京に行けば、大人になれば
そういうチャンスに出会えるだろう。


私は今のところ、なんとかその
憧れの道に近いルートにはいる。
小学生の自分に報告したい。

ただ、夢見ていた景色とは
程遠い大人として生きている。

もっと慌ただしくアイデアに溢れ
メディアをあっと沸かせるような
センスを持った人間にはなっていない。

はたまた楽して定時で帰れる仕事がしたい
とか結婚したいけどよく分かんないとか
毎日なにしてるんだろうとか、
小学生だった頃の自分とは比べものに
ならないくらい普通の、むしろ
不安定な大人である。


あの頃、夢描いていた自分に

どうやったらなれるだろうか?

学生時代に聴いていたRADWIMPSを
久々に聴いて、将来に大きな期待を
抱いていたあの頃の自分と
今も変わらないことに気づいた。

いい大人にもなって私は
まだ夢追い人である。
夢だけ見ていても所詮夢なのだ。
わくわくしているだけでは叶わない。

動き出せ、動けない。
そんなことをここしばらく続けている。

2020.02.10 夕飯時

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