波の数(オードリーANN東京ドーム)
2023年3月18日の発表があってすぐ、行けるかどうか関係なく手帳と仕事上のGoogleカレンダーに有休希望を入れた。
放送回では毎週のように東京ドーム公演に触れては不安になったり期待を込めたり、YouTubeでは軌跡を辿って、まるでリスナーもスタッフの一員かのような擬似体験をさせてくれた。
2023年はオードリーが家族のように身近に感じる1年だった。
続けるということ。
我々の外道ポッドキャストと比べることすら失礼極まりないけど、15年間かかさず毎週生放送をやることがどれほど途方もないことか分かる(気がしてる)。
体調の浮き沈みや、日頃からお互いに対して思うところもあるだろう。日常は思った以上に何も起きないし、話したいテーマがあっても自分が期待した跳ね返りがこなくて辟易だってすると思う。そもそも40歳過ぎて深夜1〜3時のスケジュールが毎週入ってる時点で投げ出す理由は十分に整っている。
それでも、"波の数がたまたま合うだけ"でお互いや社会に抱くネガの全てをどうでも良くさせるらしい。ゆりやんレトリィバァで笑ったり、エディバウアーの袋を持つ中年を小馬鹿にしたり、10万の指輪を買えない金銭感覚だったり。うんざりなくらいズバピタな波長で淡々と続けた15年を、16万人の観客、トーク中の言葉選び、漫才でありありと魅せてくれたような(気がした)。
自分を信じるとどこかでブレも生じたりするけど、それすらもラジオやYouTubeで1年かけて開示し続け、周りと自分自身への感謝をステルスで笑いにかえながら命を燃やしてやり遂げる二人にグッとしっぱなしの3時間半でした。
見た限り、会場には春日のコスプレをした人が全くいなくて、"ラジオ"らしい素敵なイベントでした。本当に楽しかったです!トゥース!
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