キモヲタ、腸炎になってバケットリストを作る
病院が苦手だ。
セイハローのテンションで血を抜いてくるし、診察では良くも悪くも症状を盛って話してしまう。生来の悪癖である見栄っ張りが最も如実に出る場所、それが病院なのだ。
9月から年末にかけてそれなりに忙しかった。土日勤務の変則出勤、長時間のイベント対応、本来の業務に帰属しない要らぬ調整事などがだいぶ重なった。
同時並行で敢行したダイエットが心の支えになる数奇な3ヶ月を経て、めでたく腸炎になった。
私は疲れると腸にくる。
痔瘻を罹患した時は新卒の就職活動中。介護用オムツを履きながら22歳のFISH FACEは都内を駆け巡り、二回り年上であろう役員達に漂白された志望動機を唱え続けた。冷静に考えれば澄まし顔でオムツを履いてた私に自尊心なんてとっくになかった。私は皆んなより少し早く余計なプライドを捨てて命の淵と向き合ったのだ、自分を大いに誇りたい。
腸炎持ちは定期的な診察と状況報告を重ね、微量でも投薬し続けなければならないと医師から再三言われてきた。
どうして人(お前だけ)は学ばないのだろう。
症状が出ないとちゃんと油断して胡座をかいてしまう。
挙句、「おれのストレス耐性もずいぶん高くなったな〜♫」と知性の欠如したオランウータンは別解を導き出し小躍りする始末。
医師「痛みが出たら病院に来るじゃ困るんだよね。定期的に薬飲んで診察してくれないと腸全部摘出の可能性も最悪あるからね〜」
私「ぁぃ……」
私は孫悟空なのだった。
文字通り断腸の思いで年末に予定していたインド旅を断念し、自分の不摂生と悪癖を棚に上げに上げきり、健康とは、人生とは何か改めて考えた。そして、それらは一朝一夕にならず、積み重ねの経験が大事だと改めて痛感した。
2023年はもう少し出力を上げて色んなことを取り組めばよかったと感じている。体調を崩しても尚そう思う。減量やスカイダイビングなどを終える度、自分は日々の中で小さな変化をこまめに加えないと耐えられない性分なんだと感じていた。
どこかのポイントで振り返った時に2024年はシビれる年だったと思える1年にしてみたい。
そのために、やり遂げたいこととやりたいことをまとめたバケットリストを作り、365日かけてどんな変化が起きるか実験してみることにする。
こうやって形にして発信をしないと私のフットワークは軽くならない。バケットリストは嘲笑の対象にされがちではあるが、恥も外聞も捨ててトライしてみる。
ちなみにバケットは棺桶って意味らしい。死のリストかよ。
内容は以下の通り。中には人様に出すにはあまりにも稚拙なものもあるが、1年間だったらやれてこれくらいだろう。各項目の経過や新しい項目を思いついたら追記するし、達成したら取消線を入れていく。
◆23:30〜6:30リズムの定着
◆CFP最低4科目合格
◆アメリカ大陸縦断(夏)
◆ヨーロッパ周遊(冬)
☑️リバウンドせず筋力・体重定着
◆腸のために断酒
◆毎日新聞を読む
◆毎月のクレカ上限を8万以内に節制
◆作り置き弁当継続
☑️部屋の断捨離
◆山登り
◆奥多摩鍾乳洞
◆シュノーケリング体験
☑️乗馬or流鏑馬体験
◆キャニオリング
◆ストレンジャーシングス全話視聴
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