朝の連続短編小説「ひこぼしくん」②
もうすぐ、七夕ですね✨
長くて、真面目な文章書けないので、めっちゃ簡単で何も考えずに書ける作品になってますから、お暇な時にさくっと読んでもらえたら!!と思っている理生です、おはようございます😊
第2話を書くことになるとは思いませんでした~🤭
ノリで書いちゃったので、展開とか結末とか何も考えてませんから、前後に多少の違いが出てしまいますけど、そんなの関係ねーって感じで進めたいと思います🙋
朝の連続短編小説「ひこぼしくん」②
「家業を継いでくれて嬉しいんやけど、もうそろそろ結婚して欲しいと思ってんねん」
オレは天帝の爺さんの話が全く耳に入らず、娘が移っているスマホに心を奪われてしまった。
画面の向こうには、この世のものとは思えないほどの美女が映っていた。
爺さんの娘ということを完全に忘れて、オレは画面を凝視していた。
その美女は、例えるなら、ラムちゃんだ。
顔面良し、スタイル良し、爺さんにいきなり写真撮られて振り向いている感じも良し!!
三方、良しが詰まっているだっちゃ💖
「話聞いてんのか、ひこぼし!!ちょっと、そろそろ、わしのスマホ返してやー」
そう言って、爺さんはオレの手から娘が映っているスマホを取り上げた。
「わしもそろそろ、孫の顔を見たいねん。どうや?気に入ったか?」
「うーん、でも、オレは仕事も忙しいし、牛の花子もおるからなぁ~」
そう言って、オレは頭の後ろで手を組んだ。
「そうか、そんなに牛の花子が大事っちゅうんやったら、これ以上は言わんわ。忘れてくれ」
爺さんは、スマホをそそくさとポケットにしまいながら立ち上がった。
「ちょ、ちょっと待ってくれ!そこまで、爺さんが言うんやったら、一回、会ってみよーかなー」
オレは慌てて、両手で爺さんが出ていくのを阻止した。
「お、ちょっと乗り気になったんか?ほな、明日、逢合橋(あいあいばし)の近くにあるガストに連れてくるわ」
「あ、うん、分かった。ほな、明日」
オレは、努めて素気なく返事した。
「場所な、知ってると思うけど、後でGoogle Map送っとくわ」
爺さんは、そう言ってオレの家を出て行った。
後で食べようと思っていた饅頭は、空の袋だけが取り残されていた。
続けれる…かな??
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