見出し画像

圃場に咲く春の野草 タネツケバナ

 まだ田起こしされていない圃場が一面白いお花畑になっていまして、気になったので見に行きましたら、タネツケバナの群生でした。(^^)

最初はハコベかな?と思ったのですが、ハコベにしては花が大きくてかなり目立っています。

 タネツケバナ(種漬花)はアブラナ科タネツケバナ属の植物の一種。北海道から南西諸島に至る日本全土でみられ、アジアの農耕地域に広く分布。湿った場所を好んで群生し、小川や水路ぎわ、水田、あぜ道、湿地などの水辺に多く見られます。

つまり、日本中どこにでも生えているものすごくありふれた植物なのですね。

 名前の由来はイネの種籾を水につけて苗代作りの準備をするころに白い花を咲かせることから、種漬花と呼ばれるようになったそうな。

うん、この十字型の4つの花弁はアブラナ科の典型ですね。

 で、別名はタガラシ(田芥子)。実はタネツケバナは凄く美味しいらしいです。花をつける前の柔らかな葉はピリッと辛みがあってクレソンやルッコラに似ているそうな。サラダに入れたり、お吸い物に浮かべたり、生ハムで巻いたりと何にでも行けちゃうそうです。(^^)
 別名タガラシは伊達じゃない。あなたもぜひ。

果実は長角果で、熟すとちょっとした振動で果皮が丸まって中の種子が弾き飛ばされます。


 毎年必ず目にしているはずなのに、
 タネツケバナをしっかり観察したのは初めてでした。(^^;)

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?