我が家の畑 おしなべて夏草となって哀れなんだけど
先日、畑の夏草がすごいことになった話を記事に上げました。
このままだと秋冬野菜が植えられないだけでなく、草の種がこぼれてとんでもないことになりそうです。
というわけで、重い腰を上げてとりあえず草刈りにかかりだしているのですが、やってるうちにいろんなことに気づきました。
誰が蒔いたわけでもないこれらの草の種は、タイムカプセルです。何年もじっと土の中で発芽の機会をうかがっていたのでしょうね。
だけど他にもそれこそいろんな種類の種がたくさんこぼれているはずなのに、なぜここではタカサブロウだけが発芽したのでしょうか?たぶん気温や水、酸素の有無以外に、彼らにとって都合の良い条件がたまたまそろったんでしょうが、私もここにこんなにたくさんタカサブロウが生えるとは思ってもいませんでしたので驚きました。(^^;)
さて、我が家の畑のように草が勢力を拡大すると、「作物が草に負ける」という現象が起こります。地中では水や養分を奪い合う激しい葛藤が繰り広げられますし、地上では日光の奪い合いが行われ、作物のみならず他の植物を覆い隠すように背の高い草が繁茂すると、影になった植物は十分に光合成が行えず衰退していきます。
この一角に最初に芽を出して隆盛を極めていたのは丈の低いスベリヒユです。でも後から生えてきた背の高いイネ科の草達に負けて、今ではすっかり小さくなっていました。
そして草引きをしかけて気がつきました。ずいぶん雨が降っていないはずなのに、地面がいい具合にしっとりとしていてフカフカしてるんです。(^^)
良い土の要素の一つとして必ず言われるのが「団粒構造」です。この団粒構造を保ち続けるには有機物を補充することが大切ですが、畑を長期間空けることなくいろいろな作物を作り続けることも大切だと言われています。
何らかの作物が作られている畑は団粒構造を保ちますが、何も植えられずに数ヶ月も放置された畑は雨によってだんだん土が締まるんです。ところがこんな具合に草が地中深く根を張ってくれると、おのずと団粒構造が保たれるんですよね。
草むらは湿度が保たれて団粒構造ができる。これはうれしいです。
いずれにしても草がちゃんと生える畑は、とりあえずいい畑。
さらに草は畑の状態を表す指標になりますから、何が生えるかによって土の状態がわかります。イネ科の草が生える我が家の畑は総じて痩せ気味で、特にエノコログサが群生している場所はpH4.5〜5.5の酸性土壌。つまりまだまだだということです。(^^;)
弱肉強食と適者生存
自然界の厳しい掟ですね。
本日のオススメの一冊。(^^)
この記事を読んで、コメント欄でやりとりして下さったkoedananafusiさんがタカサブロウ伝説を書いて下さいました。ありがとうございます。(^^)
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