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畑の夏草を今のうちに何とかしなきゃ!
梅雨に入る前にジャガイモや玉ねぎを植えていた畝をざっと耕しておいたのですが、雨が降って少し夏草が生えてきました。このまま放置すると去年のように畑が大草原になりますので、草が小さい今のうちに草刈りをして、もう一度耕すことにしました。
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というわけで、どうせ耕すなら今のうちに米ぬかと草堆肥を漉き込むことにしましょう。もちろんこれだけではとても足りませんので、次回耕耘するときには各種堆肥をしっかり入れて、秋冬野菜のための土づくりをします。
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土を耕す耕耘作業の目的は大きく分けて2つあると言われます。
先ず土壌の物理性の改善。耕耘作業によって固く締まった土壌を軟らかくすることで、通水性や通気性を改善することができます。
もう一つは除草効果。土壌表面の雑草の除去・漉き込みをすることで、雑草の発芽と成長を抑制するのです。特に日本は温暖湿潤気候ですから、放っておくとすぐに草が生えますからね。
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どうやって数えたのか知りませんが、イギリスのある研究によると1㎡の麦畑の土壌に含まれている草の種は34.000~75.000個で、そのうちの一部が順に発芽するだけで残りは全て休眠しているそうですから、これはもういたちごっこです。(^^;)
不耕起栽培をしておられるみなさんは、一度作った畝を崩さずに草刈りだけをして耕すことなく野菜を作られますよね。草と戦わないこちらのやり方の方が循環型でよいと言われますけど、土の状態がよくなるまでの手間と時間は膨大です。しかも、ちょっと気を緩めると作物が草に負けてまともに育たないことも多いのです。
さて、こうして耕耘で軟らかくした土は雨が降るとたちまち締まってしまいます。そして、しばらくするとまた草も生えてくるのです。
そこで耕耘後に活躍するのがマルチシート。マルチシートは防草、灌水の軽減などの様々な効果があります。私が何より優れていると思っていることは、土が直接雨に打たれることがないので、土壌を軟らかく保つことができる点です。刈った草で畝を覆う草マルチもいいけど、ポテンシャルはマルチシートにはやっぱり敵わないと思うのです。
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耕運機や各種肥料、そしてマルチシート…身近な農業技術の恩恵を受けずに、自然農や不耕起栽培に回帰するのもいいけど、やっぱり私はこれからも「いいとこどり農法」でやっていくかな。(^^)
と、まあこんなことを考えながらせっせと作業をしていたのですが、この日の最高気温は37℃越え。おまけに湿度も高くて、朝から地域の防災無線が「熱中症対策」を呼びかけていました。日よけのタオルを頭に巻いて、ポカリスエット持参で作業をしましたが、作業は午前中の2時間だけです。
作業が終わったらすぐに水風呂に飛び込んで、かき氷を食べて体温を下げました。^^;
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