冬野菜の準備 手作業で身をもって知る管理機のありがたさよ
突然トラブルに見舞われた我が家のオンボロ管理機を、思い切って新しく買い直した話の続きです。
さて、私は9月のこの忙しい時期に管理機が手元にないという窮地に立たされました。それでも耕して急ぎの畝だけでも何とか完成させねばなりません。ああ、もうどうしましょ?www
というわけで、とても新しい管理機の到着を待っていられないので、
ここからは久しぶりに手作業でがんばってみることに。(^^;)
ええ。残りすべての畑を耕したわけではありません。1m✕4mほどの場所を2ヶ所耕して畝立てしただけです。でもね、管理機並みに丁寧にやろうとしたら、この作業はとても大変でした。残暑が厳しくてちょっとやってはすぐ休憩。耕してる最中の写真はとても撮っていられませんでした。w
で、やってみてわかったことは当たり前のことばかり。
手作業では機械で耕耘するほどきれいに耕せない。
まんべんなく混ぜられないから堆肥が偏る。
管理機だと一瞬でできることに膨大な時間がかかる。
とにかく身体がしんどい。(特に腰がぁぁぁぁ。www)
で。私がエッチラオッチラとこんなことをしていたら、3日後にとうとう新しい管理機が我が家にやって来ました。バンザーイ!
いやあ、それにしても新しい機械っていいですね。私的にはバックギアが付いていることがものすごくありがたい。狭いところでの取り回しが楽にできるのはもちろん、何より自分の付けた足跡が消せるんですもん。
他にも「作業速度2速」「延長フェンダー」「低振動爪」「ハンドル左右回動」など痒いところに手が届くアイディアが満載。グレードによりますがこういうのの進化ってすごい。(^^)
今回、管理機が故障して耕しから畝立てまでを全て手作業でやってみてつくづく思ったことは、動力が無いと畑仕事は大変な重労働だということでした。我が家のような小さな畑ですらも充分に大変ですが、大規模な圃場ならなおさらです。あんなに広大な地面を人力で耕すなんて不可能ですもんね。
私が若い頃には管理機などという便利なものは我が家にはありませんでしたので、時々このような作業を手伝わされていたのですが、今から思うと我ながらよくやっていたなと。(^^;)
とにかく機械化による労働生産性の飛躍的なUPってスゲーってことと、我が身の体力の衰えを身をもって感じました。
さて、最後に。
今回私が買った管理機のお値段はかなり負けてもらって十数万円。この出費をどう見るかは人それぞれだと思うのですが、もしこの出費を農作物を作った利益で購おうとしたらとても無理です。
では、ここで発想を変えます。これだけの面積の畑全てを手作業で耕すことは自分でやるには体力が限界だし、とてもできません。そこで、誰か若くて体力のあるアルバイトを雇うとしますよね。重労働ですから最低でも10,000円くらいは日当を払うことになるでしょうが、たぶん2日はかかるから10,000円×2日分=20,000円の人件費が発生することになります。
もし「管理機代/人件費」でこの管理機の購入費をペイするとしたら、この機械を使って畑を何回耕せばいいのでしょうか?答えは約7.5回です。
え?7.5回耕す?そのくらいの回数なら、たぶん1年ちょっとで簡単に達成できます。その時点で元が取れて、あとは儲けになる計算…。(≧∇≦)/
いや、実際はどうなのか分かりませんが、こう考えればさみしくなった懐具合と腰の痛みも少しは紛れるわけで。www
結局、こういう機械を買うってことは、
労力と時間を買うってことなんです。
さあ、残りはやっと届いた新しい管理機に任せましょう。
そうじゃないと何のために買ったのか本末転倒ですし、
何より私の腰が持ちませんから。www
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