冬のびわ湖でスローシャッター遊び びわ湖の水位が-76㎝となりました
びわ湖の水位が下がって大きなニュースになっていますね。
びわ湖の水位は、12月26日午前6時の時点で基準となる水位から-75㎝となり、27日には-76㎝に。例年のこの時期の平均を40㎝以上下回って、滋賀県が「渇水対策本部」を設置する目安を超えました。
三日月知事は「来年1月4日時点の水位を見て、本部を設置するかどうかを判断する」と記者会見で述べています。
水資源機構 琵琶湖開発総合管理所のHPによると、びわ湖流域の年間降水量は約1700ミリだそうです。びわ湖周辺に降ったこの雨は、460本の河川からびわ湖へと流れ込みます。
ところがびわ湖から出ていく川は、瀬田川と人工河川のびわ湖疎水の2本しかありません。(正確にはもう1本南郷から流れる宇治発電所導水路もあります。)
瀬田川はこのあと宇治川と名前を変えて京都府内を流れ、さらにそのあとは大阪府内を淀川として流れて大阪府民と兵庫県民の水源となります。また、びわ湖疎水は隣の京都市民の水源となっていて、合わせて約1450万人が生活用水などに利用しているんですよね。(^^)
ちなみに、びわ湖の水位が平成以降で最も低くなった記録は、平成6年9月の-123㎝でした。
その後も、
・平成7年12月…-94㎝
・平成12年9月…-97㎝
・平成14年10月…-99㎝
となるなど、-90㎝台となる水位低下が3回ありまして、平成12年と14年には5%から10%の取水制限が実施されています。
さあ、これからどうなるんでしょうか。(^^;)
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