石斑魚の遡上 その3 この時期のウグイをどう食べるか？それが問題だ

　そもそも世間ではイワナやヤマメ、アユなどに比べて、ウグイは食べてもそうおいしくない魚だと言われています。
　産卵期に川を遡上してくる魚についてはどの種類についても言えることですが、ことに春から夏にかけて川を上ってくるウグイは、食べてもあまり美味しくありません。ま、冬にびわ湖で捕った油の乗ったウグイを獲ればまた味わいが違うんでしょうけど。(^^;)
　
　でもね。これだけたくさん遡上してくると獲って食べたくなるのが人情じゃありませんか。
　というわけで、近在では遡上してきたウグイを川魚独特の青臭さを消すために山椒の葉をたくさん入れた煮付けにして食べます。川魚ですので小骨が多くてちょっと大変ですが、私にとっては子どもの頃からなじみ深い料理の一つなんです。他には冬にびわ湖で捕った油の乗ったウグイを鮒ずしの二ゴロブナの代わりに使った「ウグイずし」や、｢背ごし｣にする郷土料理などもあるんですよね。

　まあ、実際に食べなくても、こうして目の前でジャンプするウグイの美しい姿を撮ることが私の大好物ですので、それでよしとしましょうかね。

では、本日も画像クリックで大きく表示してご覧ください。

　次回で最終回。