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午前2時、たまごをお腹にしまう。 OVA「天使のたまご」感想

こんばんは。
ならぬ
こんにちは。
桜木杏乃です。

ブラスタ最終章が始まり、
仕組みもわかってきたところで、
手持ち無沙汰の(というより、
何もしたくない)時間があり、
真夜中になんとなく、
アマゾンプライムビデオを
開いてしまったのが運の尽きでもあり、
新しい扉を開けてしまったのかもしれないです。

「天使のたまご」は
監督:押井守
美術監督:天野喜孝
制作はスタジオディーン
のOVAです。

大きめのたまごをお腹に隠して守る少女と
十字架のような武器を背負った少年
(あまりに大人びていて、
私には青年に見えました)
が行動を共にします。

ほとんどセリフはなく、
場面の様子を
直に伝えてくれているかのような、
心をざわめかせる
オーケストラ楽曲と
神秘的な廃墟の街並み、
水没した土地描写が印象的でした。

セリフひとつひとつも少ない分、
重みのある言葉だけがそこにあるような、
見て楽しむと言うより
浸って楽しむくらいの方が
深く作品を楽しめると
思いました。

観賞後に気になって
Wikipedia等で
作品の特徴や制作について
調べてみると、
当時は興行的失敗とのことになっており、
驚きました。

たしかに場面場面で独特な間がありましたが、
逆にこの間が作品を
作り上げているのでは、と
私は私で考えて
楽しんでしまっていたようでした。

監督本人も通しで見ると疲れるとか、
テレビのプロデューサーが
1回目は寝てしまった、など
あー確かにこの場面なんだろうな、と
思える箇所もありましたが、
世界観や間もひっくるめて
いい作品でした。

気になった方は
現在アマゾンプライムビデオで
観れますので、ぜひ。

本日はこれにて。
ありがとうございます。
また明日お会いしましょう。

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