【MtGでtrpg】冒険パートの進行
今回は、MtGのカードでtprgをするハウスルールの
ゲーム開始からボス戦までの流れを説明します。
◆MtGの試合と同じように開始
プレイヤー（PL）は、基本的に、通常のMtGの試合と同じようにゲームを始めます。つまり、デッキをシャッフルしてライブラリー（山札）として、手札を7枚引きます。
唯一、通常のMtGと違うのは「デッキ内のカード3枚を、クリティカル・カードに指定して、ゲームマスター（GM）に見せる」という点です。
クリティカル・カードは、後に紹介する行動判定の際に、「マナ総量が20あるもの」として扱われるカードです。
開始時のデッキに入っているカードの内「ハッキリ他と区別できる3枚のカード」をクリティカル・カードに指定してください。例えば「デッキに、ちょうど3枚入っている同名のカード」「デッキに3枚だけ入っている派手な浮世絵イラスト基本土地」等です。
（ちょうど3枚のカードがない場合は、指定した3枚を上下や裏表逆にスリーヴに入れる手もあります。色々面倒くさいので、推奨はしませんが！
ゲーム後に、元の方向に戻すのを忘れるリスクもありますし！）
【MtGでtrpg】のゲーム中は、クリティカル・カードを、サイドボードの別のカードと交換することは出来ませんし、サーチ（ライブラリーからそのカードを探す）することも出来ません。
◆シーンの連続でシナリオが進行
PLとGMの準備が出来たら、最初のシーンが始まります。
シーンとは「シナリオのストーリーの内、一定の時間を切り取ったもの」。映画やドラマのシーンと、同じようなイメージです。
PLは、自分のプレイヤーキャラクター（PC）がそのシーン中に、どのような行動を取るかを選びます。
基本的にPCは、PLが思いつく限りの行動を自由に取れますが、シナリオによっては、ゲームブックのように、そのシーンで取れる行動が選択肢として用意されている場合もあります。
PCの行動が全て終われば、そのシーンは終了し次のシーンが始まります。
このように、【MtGでtrpg】は、戦闘が始まるまで、シーンの連続で進んでいきます。
◆シーン＝「先攻ターン+後攻ターン」
1つのシーンは、先攻のGMターンと、後攻のPLターンによって構成されています。
先攻ターンでは、GMがシーンの状況を説明し、必要なら呪文を唱えたりクリーチャーで攻撃したりします。
後攻ターンでは、ＰＬが、ＰＣの行動を選んで、それを実行します。
PCがやるべき行動をすべて終え、PLが後攻ターンを終了すると宣言した時点で、そのシーンは終了します。
◆冒険パートと戦闘パート
PCがシーンを進めてゆくと、最終的には、倒すべきボスが登場します。
通常の【MtGでtrpg】のシナリオは、ボスのプレインズ・ウォーカー（PW）を倒せば、ハッピーエンドです。
ボスとの戦いは、MtG試合として行われます。
今までのライフも、手札も、戦場も、全て一旦リセットします。
（ただし、ボスにたどり着く前の冒険が、どれだけ上手く行ったかによって、PCが先攻を取れたり、最初からボスのデッキ内容を知れたりします。）
ボスにたどり着くまでのシーンの連続を、冒険パート。
ボスとの戦いのMtG試合を、戦闘パートと呼びます。
今後は、PCがシーン中に行える行動を、より詳しく紹介する予定です。
その後、戦闘パートを詳しく説明した記事を上げる予定です。
「【MtGでtrpg】の詳細を今すぐ知りたい！」という方は、こちらのリンク。
以下：単語説明
TRPG（テーブルトークRPG。会話でドラクエをするような非電源ゲーム。外部リンク）
MtG（Magic: the Gathering。カードゲーム。外部リンク）
デッキ（MtG対戦を行うために、各プレイヤーが自分用に用意するカード束。普通は60枚。）
サイドボード （デッキの予備カードみたいなもの。２ゲームに勝った時点で勝利する試合形式の場合、ゲームとゲームの間にデッキのカードの一部を抜いて、サイドボードのカードと交換できる。）
プレイヤー・キャラクター（PC。TRPGの主人公のキャラ。2人以上のPCが、パーティを組んで冒険することが多い。）
【MtGでtrpg】パーティズ・オブ・プレインズウォーカーズ（ＭｔＧのカードでＴＲＰＧをするためのハウスルールの、正式名称。大抵【MtGでtrpg】かPoPと省略して記述する。）
プレインズウォーカー（PW）（別世界から来た、すごく強い魔法使い。【MtGでtrpg】では、PCはプレインズウォーカーであり、別世界の生物を召喚したりできる。大抵の場合、ボスもPWである。）