【TRPG日誌】凡百の上に立つ天才【ソードワールド2.5】
2024年度は、試験的に『TRPG日誌』という記事ではなく、
行ったTRPGセッションを1つずつ記事にすることにしました。
2023年度のTRPG日誌。
・遊んだ日 :2024年10月13日(日)
・遊んだ場所:イエローサブマリン神戸三宮店
・使用ルール:ソードワールド2.5
・GM :空音さん
この記事には、↓のシナリオのネタバレが含まれます!!
http://scenarch.com/scenarios/3741#google_vignette
●プレイヤーキャラクター
◆プレアデス・シラヌイ
謎人さんが使用。
小麦色のエルフ女性。22才。
技能は、シューター(遠距離武器)8、セージ(知識)9、マギテック(機械操作)5、エンハンサー(呼吸で自己強化)2、アルケミスト(カードで強化)1、バード(呪歌)1。
バレットシャワー2刀流と、いざという時のロングバレルで戦う銃使い。
カードショップを開きながら、因縁のあるネクロマンサーを探しているらしい。
◆クレア・シラヌイ
レベラーが使用。
執事服を着た、60歳の女性。ドワーフかエルフ……だったかな?
技能はプリースト(神聖な魔法)9、スカウト(泥棒的な技能)、アルケミスト2、ソーサラー(攻撃型魔法)2、コンジャラー(支援型魔法)2。
通常技能として、フォーチュンテラー(占い師)、プレスティディジテイター(手品師)も持っている。
プレアデスのことを「お姉さま」と呼んで勝手についてきている執事っぽいやつ。
なお、姓が同じなのは偶然であり、そもそもプレアデスより年上である。
上手く行けば、1ラウンド目限定で、魔法を3回撃てる。
●セッションの流れ
クトゥルフ神話TRPGでも、ソードワールド2.5でも可能な面白いシナリオ!
今回はソードワールド2.5で行いますが、後で、クトゥルフ神話TRPGでも遊ぶ予定です!
◆最初の部屋
色白の少女ブランから「かつていた研究所が奈落の魔域(自然発生ダンジョン)に呑み込まれたので、助けてほしい」との依頼が!
プレアデスとクレアは、さっそく、奈落の魔域に突入します!
魔域というモノの中は、物理法則や常識が通用しない、謎空間。
最初の部屋は、開かない扉と、嫌がらせみたいな人形3体がありました。
人形の前に置いてある紙には「ブラン(=依頼人の少女)、許さない」、「プレアデス、クレアは、まねかれざる客」的なことが書いてありました。
後「ブラン、許さない」と書いてある紙の前の人形だけ、鱗の肌で片眼が肥大化した怖い人形でした。
クレアは、ブランの頭上に赤い風船が飛んでいるのに気づきます。
風船んは、ブランの動きを追うように動いているようです。
クレアはブランに近づき、小声で、そのことを伝えます。
その瞬間――風船と人形が爆発!
プレアデスもクレアも人形から離れていたので、怪我はありません。
風船の爆発に伴い、ブランに向かって風船の中に入っていた液体が降って来ますが、それも、近くにいたクレアがブランを引っ張って行ったのでブランには当たりませんでした。
まあ、ブランはフェローなので、ルール上、絶対に安全なのですが。
なお、ブランにかかりそうになった液体の正体は分かりませんでした。
識別判定で、ファンブルが出たためです。
そんなこともありつつ、開かなかった扉が開くようになったので、次の部屋へ。
◆バジリスクだ!
最初の嫌がらせ部屋のおかげで「魔域全体が、ブランを恨んでいるヤツの影響を受けているらしい」ことが分かりました。
次の部屋では、黒い人影が、どこかブランに似た非検体に、非人道的実験をしていました。非検体は、どうやらバジリスクのようです。
ソードワールド2.5の世界のバジリスクは、人型と醜いトカゲ型に変身できる石化邪眼モンスターです。
こうして考えてみると、依頼人のブランも、バジリスクっぽいですね。
敵の可能性もある?
そんなことを考えていると、トカゲ形態のバジリスクが2体襲ってきます! しかも! 前後から挟撃する形で!
依頼人のブランがやられてしまう!?
いや、まあ、フェローなのでルール上は絶対にやられないのですが。
とはいえ、依頼人を守る行動をとるべきです!
クレアが先制を取り、ブランの近くにいる方のバジリスクの頭部に、2回ゴッドフィスト(攻撃魔法)!
さらに、プレアデスに武器を強化するセイクリッドウェポン!
プレアデスは、きっちり、ブランの近くにいるバジリスクにトドメを刺します!
プレアデスも、クレアも、普通に強目のキャラです。
他のセッションでは、趣味に走った弱めのキャラを使っていることが多いので、こういう爽快な動きが出来るPCは、めっちゃ楽しいです!
そして、NPCフェローのブランも、ランダム行動なのに適切に動きます!
バジリスクの攻撃魔法ファイアボールで傷ついたプレアデスを、回復魔法で全快!
プレアデスは、バジリスクの石化の視線に抵抗しつつ、3ラウンド目には、きっちりともう1体のバジリスクの頭部を撃破しました!
戦闘後、プレアデスは「こいつらは貴女の同胞?」とブランに聞きますが、返答は「分からない」ということでした。
戦闘があった部屋には、血塗られた紙束が。
読もうとしますが――専門用語が多くて読めません!
セージ技能を持っていても読む判定が出来ず、一般技能ドクターがないとダメというくらい、ものすごく専門用語が多い書類です。
仕方ないので、次のエリアへ!
◆ボス戦!
次のエリアは野外。
左右にヒガンバナが並ぶ、雰囲気のある道の先に、魔域の核があります。
この核を破壊すれば、魔域の外に出ることが出来ます。
しかし!
魔域の前には、ブランによく似たバジリスクの姿が!
「ブランが優秀過ぎるせいで、私たちはひどい扱いをされた。
なので、ブランを殺す」
という趣旨のことを言ってきます。
ボス戦です!
この女性+普通のバジリスク1体も出てきます!
ブランは、相変わらず的確に動く!
1ラウンド目に、きっちりと防御魔法!
クレアは先制をとり、魔法で1回だけ攻撃、残り2回の魔法でプレアデスの支援(ホーリーウェポン、バトルソング)を行います!
そして、プレアデスの怒涛の攻撃!
二丁拳銃が火を噴き、1ラウンドで、ボスのライフを残り30点くらいに削ります。
しかし、ボスもタダのバジリスクではありません。
プレアデスの抵抗を貫通して石化の邪眼!
プレアデスの敏捷度がダウン!
回避が下がるほか、何回も受けると、HPに関係なく戦闘不能になってしまいます!
さらに、プレアデスもクレアも、攻撃魔法ファイアボールで、かなりのダメージを受けてしまいます!
HPの少ないクレアに至っては「ブランの防御魔法が無ければ、HPが0になっていた」ところまで追い詰められます。
それでも、4ラウンド目には、プレアデスが2丁拳銃で、ボスにトドメ!
ボスの血の毒も、抵抗力を上げる使い切りの魔符を使って耐えます。
その後、残ったバジリスクが奮戦。
プレアデスが魔法抵抗のための魔符をもう1枚使わなければならないシーンもありましたが、最終的には勝利出来ました。
戦闘後に分かったことですが、この施設は「バジリスクにしては弱いウィークリングを強化する施設」だったそうです。
強化が一番うまく行ったのがブランで、彼女は施設を出ていたのでしょう。そして、他のバジリスクウィークリングは、ブランのような成功例になるために、色々とヒドイ実験を受けていたようです。
哀しいシナリオでしたが、今回も、TRPGを楽しむことが出来ました!
同じシナリオをクトゥルフ神話TRPGで
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以下:単語説明
TRPG(テーブルトーク・ロール・プレイング・ゲーム。会話でドラクエをするような非電源ゲーム。外部リンク)
セッション(みんなでTRPGのシナリオを遊ぶこと)
ゲームマスター(GM。TRPGセッションの進行役)
ソードワールド2.5(TRPGのルール。和製ファンタジーTRPGでは、たぶん、一番有名。外部リンク)