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【MtGでtrpg】ボス戦(戦闘パート)のルール

 今回は、MtGのカードでtprgをするハウスルール
ボス戦(戦闘パート)のルールを紹介します!

 【MtGでtrpg】のストーリーでは、冒険パートの最後に、事件の黒幕であるボスが現れることが普通です。
 黒幕であるボスと戦うためのルールが、戦闘パートのルールです。
 ゲームマスター(GM)対プレイヤー(PL)で、MtG試合で対戦するというのが、ルールの根幹です。
 具体的には、以下のような手順で進めます。

◆アイサツ


 通常のMtGの試合前と同じように、GMとPLが、互いにアイサツをします。
アイサツの例
「ドーモ、「プレイヤーキャラクター(PC)名」=サン、「ボス名」です。よろしくお願いします」
「初めまして「ボス名」=サン「PC名」です。よろしくお願いします」
 アイサツの後に、ボスとPCの間で、宣戦布告をする短いロールプレイを行っても構いません。
 大事な点は、アイサツとその後のロールプレイを境目として、MtG試合が始まるということです。
 MtG試合中は、GMもPLも互いに「対戦相手」。他のTRPGとは違い、試合中は、GMも、全力でPLに勝とうとします。
 試合中は、必ずしもロールプレイをする必要はありません。ロールプレイをしても構いませんが、試合に支障が出ない範囲にしなければなりません。

◆ペナルティとボーナスを決める

 対戦を開始する前に、PL、GMへのペナルティとボーナスを決めます。
 まず、冒険パート中にPCが、シナリオごとに決まった3つの目標を達成していた場合、以下のボーナスが得られます。

  • PLが、先攻・後攻を決められる。

  • 対戦前に、ボスのデッキのリストを見た上で、1戦目前にサイド・ボードを使える。

  • 1回目のマリガンでは、手札の枚数が減らなくなる。

 ただし、3つの目標を、PCが達成できていなかった場合は、以下のペナルティが課されます。

  • GMが、先攻・後攻を決める。

  • 必ず1回マリガンをしなければならない。(=初期手札が1枚減る)

 また、冒険パート中に、1回でも敗北条件を満たしたPCには、以下2つのペナルティの内、シナリオで決まったものが課されます。

  • 試合の1ターン目、PCは、土地を出せず、呪文を唱えられず、能力を起動できない。

  • 2本先取の3本勝負の場合、ボス側が1本取った状態でボス戦を始める。

 最後に、PCが2人以上いる場合は、GM側は準備ターンを1ターン得ます。
 
準備ターン中、GMは、PCに影響を与える行動はできません。(PCのライフを減らしたり、手札やライブラリーのカードを墓地に置いたりする呪文、能力などは使えない。)
 また、準備ターンのドローフェイズではカードを引くことができません。

◆MtGの対戦を始める

 試合が終わるまでの流れは、上記のペナルティ・ボーナス以外は、通常のMtG対戦と全く同じです。
 ボス戦が2本先取で勝利となる3本勝負の場合、ペナルティとボーナスは、全ての対戦で有効です。

◆ボス戦(戦闘パート)を終える

 勝負が付いたら、GMとPLはアイサツを行います。
 互いに「ありがとうございます」と言いましょう。
 このアイサツを境にして、試合が終わり、TRPGに戻ります。

 なお、通常のシナリオでは、ボス戦後はエンディングです。
 ボスに勝利したなら、事件解決後のロールプレイをして、シナリオは終了です。
 敗れてしまったなら、プレインズウォークで逃げた後のロールプレイを行います。その場合も、シナリオは、そこで終了です。

 【MtGでtrpg】パーティズ・オブ・プレインズウォーカーズ(PoP)の基本ルール紹介は以上。
 今後は、シナリオや基本以外のルールを不定期で紹介
します!

前の記事・行動判定のルール

「【MtGでtrpg】の詳細を知りたい!」という方は、こちらのリンク。
以下:単語説明

  • TRPG(テーブルトークRPG。会話でドラクエをするような非電源ゲーム。外部リンク

  • MtG(Magic: the Gathering。対戦型のカードゲーム。外部リンク

  • 【MtGでtrpg】パーティズ・オブ・プレインズウォーカーズ(MtGのカードでTRPGをするためのハウスルールの、正式名称。大抵【MtGでtrpg】かPoPと省略して記述する。)

  • 冒険パート(【MtGでtrpg】のゲームの前半の、TRPG的要素が強い部分。主に、ボスの情報やアジトを探したり、アジトに突入したりする。)

  • ゲームマスター(GM。TRPGのストーリーの進行役。)

  • ロールプレイ(キャラクターとして演技すること。演技と言っても、お気に入りのセリフを言うだけとか「○○という行動を取りました」と宣言するだけでもOK。TRPG(テーブルトーク「ロールプレイング」ゲーム)の醍醐味の1つ。)

  • プレイヤー・キャラクター(PC。TRPGの主人公のキャラ。1人のPCを1人のプレイヤー(PL)が動かす。)

  • サイド・ボード(デッキの予備カードみたいなもの。2ゲームに勝った時点で勝利する試合形式の場合、ゲームとゲームの間にデッキのカードの一部を抜いて、サイドボードのカードと交換できる。)

  • マリガン(初期手札を引き直すこと。通常、引き直す度に、初期手札枚数は1枚減る。)

  • プレインズウォーカー(別世界から来た、すごく強い魔法使い。【MtGでtrpg】では、PCはプレインズウォーカーであり、別世界の生物を召喚したりできる。大抵の場合、ボスもPWである。)

  • プレインズウォーク(テレポートのような魔法で、別の世界(次元という)に移動すること。プレインズウォーカーだけが出来る、スゴイこと。)