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【MtGでtrpg】行動判定のルール

 今回は、MtGのカードでtprgをするハウスルール
行動判定のルールについて紹介します。
 行動判定とは「キャラの行動が成功するか失敗するか」を決めるルール。
 主に、プレイヤーキャラクター(PC)が、「失敗するかもしれない行動」を行うときに使われます。

◆行動判定の手順

 シナリオかゲームマスター(GM)の判断で、行動判定をすることになった場合、以下の手順を行います。

1.判定の種類と難易度の発表

  •  GMが、行動判定の種類と難易度を、プレイヤー(PL)に伝えます。
     行動判定の種類は、6つ。
     白、青、黒、赤、緑、色のない判定
    です。そのPCのデッキ内に、判定名と同じ色や友好色のカードが入っていれば、その判定の成功率が上がります。
    白判定:手当、かばう、仲間と協力する、等の行動を取るとき行う。
    青判定:知力を使うこと全般、道具を使う、作る、等の行動の時に行う。
    黒判定:盗賊仕事、自分の意志を強く持つ、等の行動の時に使う。
    赤判定:壊す、勘を働かせる、とっさに判断する、等の行動の時に使う。
    緑判定:体力のいる仕事をする、聞く、見る、臭いをかぐ、等に使う。
    色のない判定:完全に運で成否が決まる行動を行う時に使う。
     難易度は、基本的に、0~8の数字。難易度が大きいほど難しい判定です。

2.目標値の決定

 判定を行うPCのライブラリーの一番上のカードを公開
 公開したカードのマナ総量に、難易度を足し算します。
 
足し算した数字が、目標値です。

3.達成値の決定

 判定を行うPCのライブラリーの一番上のカードをもう1枚公開。
 公開したカードのマナ総量に、色の修正を足し算します。
 足し算した数字が、達成値です。
 
 色の修正は、公開したカードの色(か基本土地タイプ)で決まります。
 
公開したカードの色が、判定の名前と同じ色なら、色の修正は+5
 公開したカードの色が、判定の名前の色の友好色なら、色の修正は+3
 公開したカードの色が、それ以外の色か無色なら、色の修正は+0

 なお、達成値を出すときのみ、基本土地タイプを持つ土地を、出せるマナの色であるものとして扱います。
 
本来、土地は無色ですが、達成値を出すときみ、平地は白、島は青、沼は黒、山は赤、森は緑であるものとして、色の修正を決定します。

4.成功・失敗の決定

 目標値と達成値を比べます。
 達成値が目標値と同じか、それより大きい数字なら、判定は成功。
 達成値が、目標値未満なら、判定は失敗です。

5.公開したカードをライブラリーの一番下へ

 行動判定で公開した2枚のカードを、無作為な順番で、ライブラリーの一番下に戻します。

◆行動判定の例

難易度2の緑判定をする図

  PCが「扉を力ずくで壊したい」と言ったので、GMはシナリオで決められた通り、判定が必要だと伝える。

1.判定の種類と難易度の発表

 GMは、判定の種類は緑判定、難易度は2(緑判定[2])だと伝える。

2.目標値の決定

 PCは、ライブラリーの一番上のカード(1枚目)を公開
 公開したカードは《エルフの神秘家》だった。
 《エルフの神秘家》のマナ総量は1。これに難易度2を足し算する。
 目標値は1+2=3となる。

3.達成値の決定

 PCは、再びライブラリーの一番上のカード(2枚目)を公開。
 公開したカードは《ルーン爪の熊》だった。
 《ルーン爪の熊》のマナ総量は2で、色は緑
 緑判定の達成値を出す際に、緑のカードが公開されたので色の修正は+5
 達成値は、2+5=7

4.成功・失敗の決定

 目標値3と、達成値7を比べる
 達成値7は、3以上なので、判定は成功
 PCは、扉を力づくで破壊することが出来た!

5.公開したカードをライブラリーの一番下へ

 判定後、PCは《エルフの神秘家》と《ルーン爪の熊》をランダムな順番で、ライブラリーの一番下に置く。

◆行動判定の注意点

  • PLが、ライブラリーの一番上のカードを知っている場合、そのカードは判定中は追放して、判定後に同じ順番で戻す。(つまり《師範の占い独楽》等のライブラリー操作で、判定を成功させることは不可。)

  • PLが知っているカードを追放した時点で、ライブラリーの枚数が1枚以下だった場合、行動判定は行えない。

  • 達成値を決める際に、2色以上のカードが公開された場合は、色の中から無作為に1つを選んで、その色として色の修正を決める。(赤であり青であるカードが公開された場合、コイン投げなどで赤か青かをランダムに決める。)

  • 達成値が決まった後、1シーンに1回だけ、達成値の数字を上げることが出来る。ライブラリーの一番上から6枚のカードを追放。追放したカードの中にある無色のカードの数だけ、達成値がプラスされる。(ここでは、基本土地は無色あつかい)。詳しくはここ。

 その他の細かい注意点などは、ルールの行動判定のページ参照

  次の記事では、ボス戦(戦闘パート)の手順を説明する予定です。
 戦闘パートは、一旦、リセットをしてMtGの試合をする感じです。

前の記事・冒険パートで出来ること    次の記事・戦闘パートのルール

「【MtGでtrpg】の詳細を今すぐ知りたい!」という方は、こちらのリンク。

以下:単語説明

  • TRPG(テーブルトークRPG。会話でドラクエをするような非電源ゲーム。外部リンク

  • MtG(Magic: the Gathering。対戦型のカードゲーム。外部リンク

  • 【MtGでtrpg】パーティズ・オブ・プレインズウォーカーズ(MtGのカードでTRPGをするためのハウスルールの、正式名称。大抵【MtGでtrpg】かPoPと省略して記述する。)

  • プレイヤー・キャラクター(PC。TRPGの主人公のキャラ。1人のPCを1人のプレイヤー(PL)が動かす。)

  • マナ総量(MtGのカードを使うために、必要なコストの量。これが大きいカードを使うのは、とても大変。(外部リンク))

  • 友好色(MtGカードの裏に描いてある五角形で、隣り合った色「青と緑は、白の友好色である」と言うように使う。(外部リンク))

白の友好色は、青と緑