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【TRPG日誌】SEKIRO風キャンペーン8回目【ソードワールド2.5】

 2024年度は、試験的に『TRPG日誌』という記事ではなく、
行ったTRPGセッションを1つずつ記事にすることにしました。
 2023年度のTRPG日誌

・遊んだ日 :2024年6月30日(日)
・遊んだ場所:イエローサブマリン神戸三宮店
・使用ルール:ソードワールド2.5
・GM    :謎人さん

 この記事には、シナリオのネタバレが含まれます!!



●プレイヤーキャラクター

◆コーガ・プルッカ


 空音さんが使用。
 人間の拳闘士。
 バイオハザードヴィレッジ風キャンペーンで神となった、ユーコ・プルッカの子孫。ただし、本人はそのことを知らなかった。
 このキャンペーンの舞台「サオリ」の町では、ユーコ(サオリ)が祭られているが、周囲からは「邪神」と誤解されている。
 技能は、グラップラー(拳闘士)レベル10、スカウト(盗賊技能使い)9、エンハンサー(呼吸で自己強化する人)6、コンジャラー(支援魔法使い)2、セージ(知識人)1。
 戦闘特技は、牽制攻撃Ⅱ(命中アップ)、武器習熟A/格闘(強い武器を使える)、防具習熟A/非金属鎧(強い鎧を使える)、頑強(HPアップ)、追加攻撃(攻撃回数+1)、カウンター(攻撃を避けたら攻撃した敵にダメージ)。

◆メスガキ・テンゼン


 レベラーが使用。
 自称15才の女性エルフの、ニンジャ。
 顔の上半分を、餓鬼を模した仮面で隠しており、「ニンジャサイコー、サムライはザコ」と書かれた挑発的なTシャツを着ている。
 技能は、フェアリーテイマー(妖精魔法使い)8、フェンサー(軽戦士)10、セージ7、アルケミスト(錬金術師)5、エンハンサー2、レンジャー1。
 戦闘特技は、魔法拡大(数)(一度に複数の対象に魔法を撃てる)、ディフェンススタンス(防御を重視した構え)、変幻自在Ⅰ(戦闘特技を2回使える)、魔法拡大(すべて)(魔法に関して色々出来る)、鋭い目(目つきが鋭い)、カード軽減(アルケミスト技能の消費アイテムの数が減る)。

●セッションの流れ

 フロムの名作ゲーム『SEKIRO』をマネした、戦闘バランスが厳し目のキャンペーンの8回目!
 今回は、異世界へ行って不死を絶つ方法を探す話(元ネタで言う桜竜の話)

◆妖精郷へ! 

 前の話で養父を倒して、ナガト城は、ひとまず安全になりました。
 (城主が重病で、城主の子どもが吸血鬼になって行方不明ですが。)
 ナガト城の知識人アメリアの研究が進み「不死を絶つには、不死の力の根源である妖精郷に行く必要がある」と教えてくれました。
 妖精郷の入口は、前に吸血鬼を倒した「ナガトの国の底」にあるようです。
 コーガとメスガキは、さっそく、ナガトの国の底へ!
 
今まで行ったことのない、川下へ行ってみます。
 国境の城にいた敵と同じような、100年前のサオリ神vs刀の神の戦いで孤立した人々の一派がいましたが、彼らとの戦闘は省略。
 川下の一番先に、妖精郷の入口がありました。

◆妖精郷の中

 妖精郷の中には、何と、ヒトが住む村がありました!
 話を聞いてみると、この村の住民も、100年前のサオリ神vs刀の神の戦いの被害者らしいです。
 神の戦いで村ごと地面に呑み込まれたときに、神様に祈ったら、村ごと妖精郷に隔離してもらえた、とのことです。
 そして――妖精郷に生きる人々は、不死身なのです!
 コーガとメスガキや、その主人ジョシュアと同じです!
 しかし!
 村の古老に聞いてみると、不死身は不死身でも、妖精郷の村のヒトの不死身は「死んでから、一番衝撃を受けた齢(大抵は神を経験した年齢)で復活する」というもの。
 これは、このままでよいのか!?

◆妖精の王との会話

 ジョシュアの不死を絶つため、そして、この村の不死をどうにかするため、妖精郷のトップである6人の妖精王の1人に会います。
 大地妖精王は、ちゃんと話を聞いてくれました。
 妖精王の話によると、この村の人々の不死の原理は「死んで魂が転生しようとしたとき、妖精郷を作った神が、同じ姿で妖精郷に送り返している」というもの。
 つまり、この村の不死の原理を何とかするには、妖精郷を作った神にお願いする必要があるそうです。
 そして、「神が死者の魂を送り返している」と言う性質上、1回死ねば、神に会える、ということです。
 
まあ、普通の人は「1回死ねば終わり」なのですが、コーガとメスガキは、不死身で、かつ1回ならば、死んだその場で復活出来ます。
 ――というわけで、コーガとメスガキは、聖地の山で、1回死にました!
 
ゲーム的に言えば「戦闘で、その場で復活が使えなくなった」と言うことです。

◆神々の古戦場でのバトル!

 死亡したコーガとメスガキは、ついに、妖精郷を作った神の精神世界に!
 妖精郷を作った神はサオリ神でした!
 そして、ヤバいことに、サオリ神の精神世界は、まさに、100年前のサオリ神vs刀の神の戦いの現場です!
 サオリ神に「不死について何とかしてください」とお願いするには、神々の戦場を横切らねばなりません!
 
 コーガとサオリは、サオリ身に近づくため、刀の神の部下と戦う羽目に!
 
敵は、銃使い、戦士、僧兵の3人。
 しかし、戦場がとてもヤバイ!
 神々による地上隆起によって「味方の後方、前線、敵の後方」の内、1つのエリアが、順番に使えなくなります!
 使えなくなったエリアにいたキャラは、ランダムに、使える2つのエリアに飛ばされます。
 さらに!
 使える2つのエリアの内、1つが魔法向こうエリア、もう1つが物理攻撃無効エリアです。

 まずは、味方の強化!
 メスガキは、コーガと自信のHPを底上げ、さらに、コーガの攻撃力
を上げます!
 コーガは、自身とメスガキの防御力を上げて、自身の魔法抵抗力も上げます!
 これらの強化は18ラウンド持つので、戦いの最後までもつでしょう。

 ――もちませんでした!
 戦いは、18ラウンドをはるかに超える、25ラウンドも続きました!
 しかも! 25ラウンド経っても、倒せたのは、敵の銃使いだけ!
 (倒し方が、普段、物理戦闘はしないメスガキが、筋力0で殴ってナイフで刺し殺すというもの。)
 かならず、物理攻撃か魔法が封じられているのがキツかったです!
 まず、コーガと敵の戦士は、物理攻撃無効フィールドに飛ばされると、やれることが少ない!
 実は、隣のフィールドが魔法無効なら、そこまで走ってそこにいる敵を殴れたのですが、私たちは、GMに教えてもらうまで、それに気づきませんでした!(無念!)
 一方、メスガキは、魔法が封じられたフィールドに飛ばされるとキツイ。
 きつい中で色々やった結果が、上に書いた「物理攻撃要員出ないメスガキは、敵の銃使いを倒す」という、面白い現象です!
 こういう書き方をしましたが、色々制限されながら、取れる行動を色々考えるのは楽しかったし、次にランダムに飛ばされる場所が同じになるよう祈ったりして、ハラハラしました!
 一時、コーガが気絶をしたとき、回復要因のメスガキと同じ場所に飛ばされて、なおかつそこで魔法が使えないと満足な回復が出来ない!
 何とか回復に成功して、コーガが立ち上がったときは嬉しかったです!

 こんな感じで25ラウンドが過ぎて、タイムアップで戦いが終わりました!   
 
そして、ついに、コーガとサオリ神が出会います。
 魔法や呼吸で自身の命中率を上げて、戦場の雷を弾く判定に3連続成功して、無傷で神にたどり着いたコーガは、さすがです!
 サオリ神は、コーガの母ないし、母の祖先だと言われる神。
 サオリ神は、コーガの願いを聞きとどけました!
 妖精郷は現実世界に戻されて、コーガの手には神のパワーの玉が渡されました。
 神のパワーの玉を使えば、不完全な神刀「不死絶ち」を完全な姿に戻せます。そして、完全な「不死絶ち」ならば、ジョシュア、コーガ、メスガキの不死の力も断ち切れるでしょう。

 最後に、GMが、今後の方針をコーガに聞きます。
1.今まで通り、ナガト城で不死を絶つ作戦を続ける。
2.サオリ神殿で、神の子コローラと一緒に不死を絶つ。
3.サオリが人間だったころの故郷へ旅立ち、自身の期限を探ったのち不死を絶つ。

 コーガが選んだのは3!
 元ネタで言う「竜の帰還エンド」の旅だった後ッぽい流れです!
 ここからは、レベラーの知識も役に立たない!
 予想が出来ない続きのストーリーにワクワクします!
 次回が楽しみです!

 長期戦に戦い抜き、今回も、TRPGを楽しむことが出来ました!

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以下:単語説明

  • TRPG(テーブルトーク・ロール・プレイング・ゲーム。会話でドラクエをするような非電源ゲーム。外部リンク

  • セッション(みんなでTRPGのシナリオを遊ぶこと)

  • ゲームマスター(GM。TRPGセッションの進行役)

  • 幻想ナラトグラフ(TRPGのルール。東方Projectのキャラになって、幻想郷を散策したり、小異変を解決したり。外部リンク

  • 東方Project(少女の形をした妖怪と人間が、戦ったりホノボノしたりする作品群。シューティングゲームとか、マンガとか。2次創作が盛ん。外部リンク