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助産院と私 - “お産が気持ちいい”なんて-

※それぞれの女性により妊娠や出産への考えや状態は異なります。私のnoteでは、著者の助産院での経験を執筆しています。

この記事は、現在妊娠中の方だけでなく
いつか授かりたいと思っているすべての女性と
そのパートナーに向けて書きます。

ちょっとしたお役に立てたらいいなと思います。

私は、九州のど田舎育ちで関西在住の27歳です。
まもなく第1子が1歳になろうとしています。


元々、メンタルは強くないほうで
産前から聞いていた「産後うつ」を
恐れていた私だったのですが、
想像していた産後とは全く違う今を過ごすことができています。

もちろん大変なこともあるけれど
日々、母である幸せと感謝を感じて
心穏やかに365日目を迎えられそうなのです。

それはきっと、あの幸せなお産が
いつも味方になってくれているからです。

辛いとき、悲しいとき、落ち込むとき、
あの瞬間を思い出すと不思議と
大丈夫!という気持ちが湧いてくるのです。


お産って、怖くないらしい!


「めちゃくちゃ痛いよ!きついよ!壮絶よ!」
すべてのお産経験者が言う当然の感想でしょう。
だって、にんげんである自分のお腹で育てた、
もう一人のにんげんを産み落とすのだから。


出産までの間、母親や周りの友人など出産経験者に
そう言われることも少なくないと思います。


私は、助産院でのお産が近づくのが
楽しみで仕方ありませんでした。

「3人目のお産、ほんまに気持ちいいって思ってん!」

妊娠初期からよく会っていた上司は、
お腹が少しずつ大きくなる私のお腹を撫でながら
よくその話をしてくるのです。


自分の好きな人たちに囲まれて陣痛を感じ、
3回目のお産にして初めて「陣痛の波に乗れた」のだそう。



つまり、母体がリラックスできた状態で
赤ちゃんと息を合わせることができたから、
赤ちゃんも最も良いタイミングでツルン!と
出てきてくれたのだろう。


私のワクワクは、お産のまさにその「壮絶」な時間にも続いていました。
彼女の「気持ちいい」を私も感じたいやん!(笑)
そう思いながら、夫の指を噛んだり
ランダムで流れてきたナヨナヨソングにキレたりしながら
痛みを逃していました。

やっぱり説明できないほど痛いけれど、
その痛みを超える楽しみが私の体中に溢れ
新たなエネルギーを醸造してくれた気がします。

お産の様子は別の記事で記録しますが、
結果、本当に気持ちよくて豊かで
母と夫と友人と助産院の先生2人との
お祭りのようなお産でした♡



「お産=痛い、壮絶」
このイメージだけでなくてよいと思うのです。

「お産=気持ちいい、たのしい」

なんて、ありえないと思うかもしれません。
自然妊娠を望むのなら
痛いのも壮絶なのもやっぱり当たり前。

だけど、
「お産はたのしい!お産はお祭り!」
というワクワクする気持ちを想像するという時間や考えは、
きっと、お産を恐れるあなたを守ってくれながら
さらに素晴らしい出産を後押ししてくれるのではないでしょうか?

幸せなお産になりますように。

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