二回目以降の授業と指導計画~安心できる『まなび』の準備~
こんにちは!室長のFです。
更新が遅くなってしまい、すみませんでした。
学校休業期間に見学や研修に参加していたり、
教室運営のための教材を準備していたりしていたら、
すっかり更新が途絶えてしまいました。
あっという間に8月が終わり、学校も再開しましたね。
久しぶりに学校でお友達に会えることを楽しみにする子がいる一方で、
「嫌だなぁ」「でも頑張らなくちゃ」と暗い顔の子もちらほら。
子どもたちにとって良くも悪くも目まぐるしい日常が始まる中で、
せめて教室は変わらない場所であり続けたいものです。
それでは今回は二回目以降の授業と指導計画について、
少しお話していこうと思います。
④二回目以降の授業
前回の記事でもお話ししましたが、二回目以降の授業でも、
体験時点でのアセスメントの再検討を引き続き行っていきます。
これは、慣れてくることでお子さん自身が
様々な面を見せてくれるようになるため、
体験授業や初回授業で頑張りすぎてしまった子でも
「ありのままの姿」を少しずつ見せてくれることが増えるからです。
また、信頼関係を構築していく中で、保護者との意見や視点とは異なる、
「その子自身の思い」を話してくれることがあります。
それを受け止めながら、
・この教室でやりたいこと
・この教室でできるようになりたいこと
・現時点でやりたくないこと、やってほしくないこと
これらの点について、話し合っていきます。
そうしてお子さん自身と対話を行っていき、
最終的な「個別の指導計画」を作成していきます。
なぜお子さんの意見を取り入れるか。
それは、指導・支援を受けるのはお子さん自身だからです。
その子の意志が反映されていない計画は、大人のエゴになってしまいます。
「セルフアドボカシー」という言葉があります。
日本語では「自己権利擁護」と訳される言葉で、障害などの困難のある当事者が、自分の利益や欲求、意思、権利を自ら主張することを意味します。
自分自身のことについて考え意思決定し、時には他者の力を借りる、
これは障害や特性の有無に限らず、どんな人にもあるべき権利で、
たとえ子どもでも例外ではないと自分は考えます。
しかし、自分自身のことを考え適切に主張することは、練習が必要です。
その第一歩として、アンノテの指導計画にはお子さんの意見を取り入れることを行います。
保護者にとってはもちろん、お子さんにとっても安心できる場所、
アンノテ学習室は、そういった場所を作り続け、守っていく努力をしていきます。
それでは!
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