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「ふつうは…」から考えた、ふだん使わないようにしている言葉が、つい口から出てしまった時

こんにちは。
先日こちらの本を読みました。

とてもわかりやすく、前向きな本で、対話にに向かう姿勢や意識を行動化するとこんな感じ〜というヒントをたくさん頂きました。

こちらで紹介されていた、対話がうまくいくコツにぐさーっときましたのでご紹介いたします。

衝突を防ぐ伝え方のコツで紹介されていたのが、

 「 ふつう は」という言葉をいったん捨てる

あつたゆか. 仕事も家庭もうまくいく! 共働きのすごい対話術 (p.89).
株式会社クロスメディア・パブリッシング. Kindle 版.

ああもう、ごめんなさい。

私はおさないころから、大人から期待される役割の枠組みにうまくはまれず、「普通は・・・」という言葉にそこそこ悩まされてきました。
なので、「普通ってなによ!?」というマインドがあるはずなのに、数年に一度、「ふつうはさ~」って言ってしまうことがあるんですよね・・・。

それはどんな時かをしげしげと紐解いてみると・・・

  • 前提として共有されているであろうことが、そうでなかったと知ってびっくりしたとき

  • 自分の中で当たり前と思っていたことが、そうでなかったことを目の当たりにして、「あたりまえ」の理由をうまく言語化できないのに、相手から何らかの返答を求められている気がして、焦っている時

かなあと思い出しました。

例えば、
ポストは赤いと思っている私。
「ポストって何色ですか?」と聞かれ、「赤ですよ」と答えたところ、
「◎◎県☆☆郡の@@駅前のポストの話をしているんです!赤かどうかわからないじゃないですか!!!」
と、強めに詰め寄られたりすると、
「えーっと・・・ふつうはポストは赤で。。。」
と口をついて出てしまう。
ふつうは…って言ってる自分にはっとする私。
そんな折、さらに相手から
「普通ってなんですか?」
なんて切り返されようもんなら、(論点がすり替えられている気もしつつ)
もう頭の中からは話の趣旨がぶっとんでしまっています。
(あら・・・わかりずらかったかな・・・)

私が悪い。本当にごめん。

文脈によりますが、「普通は」という言葉の持つ、
最大公約数的な強さ
背景までは思い至れていない配慮のなさ、
普通とその他を区別しようとする排除の感じ・・・
など、相手を傷つけているのだと思います。

こんな事で本筋からずれ、コミュニケーションが途切れ、つながりを失うのはもったいないなあと思いました。

しかし「ふつうは」って絶対✕3言わない…と心に決め、早数十年。
いまだに言ってしまうことを阻止するのは無理かも…と思いまして、
つい言ってしまった時にどうするか…を考えてみました。

うーむ。
いろいろと、数日考えたのですが、出てきた答えはひとつだけ…
謝る&自分を伝える

具体的にセリフを例示しますと…

「申し訳ありません!想定の違いに驚いてしまって、思い込みが全面にでてしまいました。本筋からずれないよう、もう一度、なんの話をしていたか整理してもよいですか?」

硬いかな…

「ごめん!前提条件の違いに少し混乱しちゃって…。もう一度、話のテーマ教えて…」

とか?関係性にもよりますね。

「普通ってなに?」 
というワードが相手から発せられた時点で、もうすでに話合いのテーブルは崩壊している事もありますね。

そんな時は、下手に言葉を重ねずに、
「もう一度考えてみますね」と、物理的に離れても良いかも。

それでも、「なんで今、答えられないんだ!」と、さらに詰められる事があるかもしれません。てか、先日ありました。

その時は、「ふつうは…」なんて口走り、傷つけてしまったことが、申し訳なく、情けなく、なんとか相手の要望に答えようと必死に考えて、何か言わなきゃ…というモードにすっぽりはまってしまいました。

でもでも、これはよくよく考えたら、相手は私の領域を侵している状況かと振り返ります。つまり、付き合わなくてよいのかなと。狂気につっこんでいきかねない。

話がどんどんまとまりを欠いてきました…。

最後になりますが、相手が酩酊の場合は、なによりもまずいったん距離を取ることを考えています。

「聞こえていないのかな・・・?」というレベルで
言葉が届かない感じがしています。。。
とはいえ、しらふに戻ったら覚えていないこともあり、しらふに戻らないこともあり、タイミングが計り切れません。

たまにしらふだと、うれしくてつい、楽しい話とかしたくなっちゃうんですよね。。。。

でも、対話は突然訪れることもありますし、その貴重な時間を有意義にしたくて、今後もいろいろ事前に心の準備やセリフの準備をしてしまうんだろうな・・・と思ったわけです。

ではまた。


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