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ヴェルディ『シモン・ボッカネグラ』MET 1995

METで8/6木8:30amから23時間配信、ヴェルディ『シモン・ボッカネグラ』伊語。1857年初演。画像©MET。配信リンク:
https://www.metopera.org/season/on-demand/opera/?upc=811357012611
https://twitter.com/MetOpera/status/1291132272276578307

Verdi’s Simon Boccanegra
Starring Kiri Te Kanawa, Plácido Domingo, Vladimir Chernov, and Robert Lloyd, conducted by James Levine. From January 26, 1995

見所

実は本公演でテナーだったドミンゴが、2009-10シーズンMET版ではバリトンでタイトルロールを歌った。

それを東劇でご覧になった方のこのレビューを読むと、この作品に興味が湧いてくる。
初演時にはヒットしなかったが、ヴェルディが好きな作品だったので24年後大改訂し、成功
http://blog.livedoor.jp/kzfj0409/archives/72128446.html

あらすじ

by 岸純信 氏 (オペラ研究家)
https://www.shochiku.co.jp/met/program/s/2009-10/

"ジェノヴァの市民パオロが、同じ市民のシモンを総督候補に担ぐ。そのシモンの恋人マリアの父で貴族のフィエスコが娘の死を嘆いていると(アリア"悲しい胸の思いよ")、彼女の死を知らぬシモンが「マリアが産んだ幼子が行方不明」と告げる。やがて、恋人の死を知ったシモンが総督に選ばれる。25年後、貴族の娘アメーリアはアリア"この真っ暗な時に"を歌い、恋人ガブリエーレの朝の訪れを待つ。彼女の育ての親アンドレア(実はフィエスコ)は彼に「この娘は拾われた子」と打ち明ける。アメーリアと対面した総督は、名二重唱"孤児の私を"で彼女が実の娘と知り、手を取り合う。アメーリアの誘拐騒ぎが起き、総督はパオロの仕業と見抜く。窮したパオロは総督に毒を盛る。ガブリエーレは総督がアメーリアを愛すると誤解(アリア"怒りの炎が")、だがシモンは彼に「彼女は我が娘」と告げ、フィエスコと愛娘には、二人は祖父と孫娘の間柄だと教えて絶命"

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演出:Giancarlo Del Monaco/ジャンカルロ・デル・モナコ

AMELIA/アメーリア
Kiri Te Kanawa

GABRIELE ADORNO/ガブリエーレ
Plácido Domingo

SIMON BOCCANEGRA/シモン・ボッカネグラ
Vladimir Chernov

JACOPO FIESCO/フィエスコ
Robert Lloyd

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METスタッフJonathan Tichlerが10代から憧れていたソプラノ、Kiri Te Kanawa(アメーリア役)について寄稿:

https://www.metopera.org/user-information/nightly-met-opera-streams/articles/nothing-like-a-dame/
キリ・テ・カナワ、ニュージーランドb.1944
本公演では51歳
チャールズ皇太子ダイアナ妃の結婚式で歌唱
グラミー受賞

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このブログで、このタイトルロールはディーマが大切にした役だと読む
https://ameblo.jp/syara-siberia/entry-12589813568.html

私が感動したデセイとポレンザーニの「椿姫」についての感想に、痛く同感。確かにディーマは始終怖い父親だった

新演出2019ダムラウ主演「椿姫」のクイン・ケルシーは少し違ったhttps://en.wikipedia.org/wiki/Quinn_Kelsey

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