20201112 記事まとめ

【多文化共生】

・学びたいのに学べない!/ウワサの保護者会 NHK
・外国人在留支援センターが「多文化共生」を実現する理由
・静岡県の外国人県民(ブラジル・フィリピン)の失業状況が改善


【生活支援】

・東京都設立の財団法人で多言語による無料法律相談が開始


【新型コロナウイルス感染症関連】

・都内の風俗店を摘発 コロナで生活苦の技能実習生ら雇用
・日本語学習、コロナが奪う 外国人労働者派遣切り、通学できず NPO支援訴え
・外国人留学生、相次ぐコロナ感染 同居生活で拡大 仙台市、情報提供見直し

【やさしい日本語・行政】

・東京都は普通の日本語ではない『やさしい日本語』を都内全域に普及

【教育×IT】

・大阪国際大、インドネシアの協定校と合同オンライン授業を実施

【技能実習生】

・ベトナム人実習生、国策で受け入れたなら 元警官は思う


★多文化共生
●学びたいのに学べない!

NHK 20201107 再放送 土曜 午後0時30分 / 翌週木曜 午前11時05分

日本は今、世界第4位の移民大国だ。それにもかかわらず、外国籍のお子さんの高校進学率は62%。(日本人は96%)このコロナ禍で、この状況は深刻化している。子どもの貧困、教育格差をテーマにで放送された番組の再放送である。

https://www.nhk.or.jp/hogosya-blog/100/438233.html?fbclid=IwAR02fhY_oGa5gaW36C7cszeP8guaCwqSEtBH9Lzk28uiwEPyOgxKA7kekms


●外国人在留支援センターが「多文化共生」を実現する理由

DIAMOND online 20201110

新型コロナウイルス感染症の拡大は、留学生をはじめとした在留外国人や、日本での就労を希望する外国人に大きな影響を与えている。そうしたなか、今年7月、JR四ツ谷駅前に、外国人の出入国在留・人権・就労・労働関係の相談窓口となる「外国人在留支援センター(FRESC/フレスク)」がオープンした。開所から約4カ月――同施設センター長の田平浩二さん(出入国在留管理庁在留支援課長/外国人在留支援センター長)に話をうかがった。

https://diamond.jp/articles/-/253610


●静岡県の外国人県民(ブラジル・フィリピン)の失業状況が改善

ASEAN PORTAL 20201106

静岡県がブラジル人とフィリピン人を対象に9月に実施した新型コロナウイルス外国人県民影響調査によると、6月に比べると失業の状況が改善していることが明らかになった。

https://portal-worlds.com/news/philippines/22500


★生活支援
●東京都設立の財団法人で多言語による無料法律相談が開始

ASEAN PORTAL 20201110

一般財団法人東京都つながり創生財団は、「東京都多言語相談ナビ」における「多言語による無料法律相談」を開始した。対応言語は、やさしい日本語、英語、中国語、韓国語、ベトナム語などの合計14言語となる。

https://portal-worlds.com/news/asean/22493


★新型コロナウイルス感染症関連
●新型コロナウイルス感染症関連情報 都内の風俗店を摘発
コロナで生活苦の技能実習生ら雇用

朝日新聞 20201110

技能実習生として来日したベトナム国籍の女性を雇い、男性客に性的なサービスをさせたとして、警視庁は10日までに、東京都荒川区の派遣型風俗店「美・ワンダフル」を出入国管理法違反(不法就労助長)容疑で摘発し、経営者の男女2人を同容疑で逮捕した。ともに否認しているという。

https://www.asahi.com/articles/ASNCB3R7RNC8UTIL22P.html


●日本語学習、コロナが奪う 外国人労働者派遣切り、通学できず

毎日新聞 20201110

新型コロナウイルスの流行で外国人労働者の派遣切りが相次ぎ、その子どもの教育の機会が失われている。静岡県菊川市のブラジル人託児所・学習支援施設「ミライ」は保護者の失業により、月謝が払えないとして生徒数が激減した。ミライは日本の公立校への進学を目指す子どもが日本語を学ぶ貴重な場。運営するNPO法人は子どもが施設に復帰できるようにクラウドファンディング(CF)で月謝の寄付を募り始めた。

https://mainichi.jp/articles/20201110/k00/00m/040/040000c

●外国人留学生、相次ぐコロナ感染 同居生活で拡大 仙台市、情報提供見直し

河北新報 20201111

仙台市で留学生の新型コロナウイルス感染が急増している。クラスター(感染者集団)が発生した花壇自動車大学校(青葉区)のほか、複数の専門学校などでも外国人学生の陽性判明が相次ぐ。同居生活による集団感染や医療機関の未受診などのケースが発覚し、市は感染防止策の情報提供などの見直しを進めている。

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202011/20201111_13007.html


★やさしい日本語・行政
●東京都は普通の日本語ではない『やさしい日本語』を都内全域に普及

ASEAN PORTAL 20201106

東京都は、日本人が3世紀以降から主言語として使用しており世界的にも複雑とされている日本語ではなく、一般都民が日本に住む外国人とコミュニケーションを取りやすくするために『やさしい日本語』を都内全域に普及させる取り組みを進めている。

https://portal-worlds.com/news/asean/22506

★教育×IT
●テクノロジー/教育 大阪国際大、インドネシアの協定校と合同オンライン授業を実施

ICT教育ニュース 20201111

大阪国際大学は9日、教養学部国際観光学科の学生らが、インドネシアにある同大学の協定校であるバンドン外国語大学(STBA YAPARI-ABA BANDUNG)で、同オンライン授業を実施したと発表した。日本について学ぶ学生らと、合同大学の学生らが考えた4つのテーマで日本を紹介し、進行も務めた。学生らはお互いの文化をもっと理解し合いたいと、今後の継続を希望しているという。

https://ict-enews.net/2020/11/11oiu/

★技能実習生
●ベトナム人実習生、国策で受け入れたなら 元警官は思う

朝日新聞 20201111

群馬、埼玉両県警が10月以降、ベトナム人の元技能実習生らを相次いで逮捕し、家畜や果物が大量に盗まれた事件との関連を調べている。ベトナム人の犯罪と実習生の実態に詳しい人は今回の事件をどうみるのか。ベトナムの首都ハノイで2018年秋から、技能実習生送り出し機関の日本語センター校長を務める金谷学さん(39)はベトナム人の犯罪を取り締まってきた埼玉県警の元警察官だ。その経験を生かし、日本の習慣を知らない実習生が犯罪に手を染めないよう指導している。

★ひとこと感想

外国にルーツを持つ子供たちへの日本語教育は必須ではありますが、まだまだその重要さは認知されていないように思えます。外国にルーツを持つ子供たちは、生活言語としての日本語を習得していたとしても、学習言語としての習得がされていなければ勉強面でつまずき、彼らの人生の選択肢は狭められてしまいます。そうならないための支援を行っているいくつかのNPO法人にお話しをお伺いしたことがありますが、子供たちからお金を取ることはできませんし、行政や自治体はまだまだその重要性をわかっていないことが多いため、事業を継続するための資金集めが難しいとおっしゃっていました。子供たちの未来は絶対に守るべきだと考えますが、守るためにはどうしてもお金も必要で、難しいなと考えます。オンライン教育はある意味その課題の解決策の一つになると考えますが、まだ小さい子供たちを画面の前にとどまらせることやツールの確保、一人一人のレベルにあった教育を行うことが課題として出てくるなと思いました。

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