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ご挨拶。


こんにちは。


シンガーソングライターの鳥淵 杏奈です。


毎週月曜日or火曜日(たまにズレることあり!汗) に超個人的見解な私の"気付きブログ"を更新していきたいと思います。


日常生活において感じたことや、私が普段から思うこと、などなど…



こんな私のひとり言みたいなブログが誰かや何かの役に立ったらいいなと思いまして、ここに書き綴っていくことにしました。


初めての投稿では、わたしが音楽を始めることになったきっかけについてお話ししていこうと思います。


元々小学生の頃の文集に、将来の夢は"かしゅ"って平仮名で書いちゃうおバカさんだったんですが。笑


高校を卒業するまでは家と学校を行き来するだけの1音楽ファンであり、リスナーでした。


卒業後は就職しまして。


1年ほど勤務したその職場で、同期や先輩達と仲良くなって、仕事帰りに寄り道したり、休みが合うと遊びに出かける機会が出来たりして。


そんな中で、カラオケに行こう!って話になりまして。


みんなでワイワイ歌っていたら、1人の先輩が、


まだ若いんだしそんなに歌が好きならオーディションとか受けてみて欲しい!って言ってくれて。


もしもオーディションがあったら他薦で勝手に鳥淵さん応募していい?って言われた時に、


冗談かな?と思ったけど、是非是非!ってお返事して。



それから数日後にはその先輩から、


このオーディションに応募したから予選会行ってきて!ってメールがきまして。笑


え、本当にハガキ送ってくれたんだ!と、嬉しい気持ちと、初めてのオーディションに少し不安な気持ちとありましたが、先輩の好意を無駄にしてはいけないと思い、予選会へと行ったのでした。


カラオケボックスのVIPルームを貸し切って行われていた予選会には、FM鹿児島の方や、審査員の地元のミュージシャン(後に一緒に演奏する仲間となる方々なわけですが)が来られていて、


会場には沢山の応募者たちが。


初めての空間になんだか少し緊張したけど、何よりワクワクしながらみんなの歌を聴いていました。


こんなにオーディションって人がたくさん来るもんなんだなって、嬉しい気持ちになったというか。


というのも、高校時代に祖母や叔母から、本当はどんな仕事をしたいのか答えなさいって問いただされて、


正直に音楽をしたいって一度だけ打ち明けたことがありましたが、


恥ずかしい!お願いだから他所でそんなこと言わないで!と言われてしまいまして。笑


そんな中、うちの両親だけが音楽をすることに賛成してくれた強い味方だったのですが。


過去にそんなことを親戚から言われてしまった私は、なんとなく後ろめたい気持ちがあって、オーディションのことを家族に話せずにいました。


だけど会場には沢山の応募者がいて、こんなに沢山の方がオーディションを受けたい一心で集まってるんだなって思うと少し心強かったというか、単純に嬉しい気持ちになったことを今でも覚えています。


予選会では、当時大好きだったAlicia Keysの楽曲を歌ったのですが、私は通過したかどうか分からないまま最後まで残されまして。


というのも、本選を見に来られる審査員の方々は日本のレーベルなので、日本語のポップスを歌わないといけないとのことでして。


私はその場で1人残って、再度日本の楽曲を歌うチャンスを頂いて。


ジャパレゲを歌ってみて、この曲ならいいでしょう!と、なんとか予選を通してもらいまして。


晴れて本選出場となったわけですが。


本番当日はというと、初めて不特定多数の方々の前でステージの上に立って歌うということを経験した私は緊張のあまり歌詞がすっとびまして。笑


見事に賞などもらえなかったのですが。笑


そんな自分のメンタルの弱さに打ちひしがれていた私を、


当時のヴィクターエンターテインメントの審査員で来られていた方が面談に呼び出してくださいまして。


開口一番に、飛行機の時間もあるので必要なことだけ伝えますね!


うち(ヴィクターエンターテインメント)にはMINMIとかレゲエシンガーもいますし、あなたのこれからのことを思って伝えたいことがあります。

まずは人前で歌う経験をもっと積んでください。

そして、人のライブにも出来るだけ足を運んでください。

そのライブ会場で必ず出会う人がいると思うので、その出会いを大切にしてください。

今僕が伝えたい事はそれだけです。

またいつか、どこかで会えることを楽しみにしています。


と。


さらりとそれだけ言って、あっけなく面談は終わってしまいました。


初めてなことばかりでなんだかふわふわしていた私でしたが、この時のことは13年以上経った今でもはっきりと覚えています。


ランク外で、しかも歌詞をすっ飛ばしちゃった私のことを見ていてくれて、こんなアドバイスもくれて、私にやる気をくれて、目標を作ってくれて。


今となっては、当時の私に本当に必要で大切なことを教えてくれたんだなって分かって。


それはそれは感謝しているんですが。


未だ再会出来ていないので、これからも活動しながらいつかまた彼に会える日を心待ちにしておりまして。


そんな、何もかも初めてな私が経験したこのオーディションで得た、経験を積むということ。


それは新たな目標となり、今に繋がっているわけなのです。


その人の言葉を聞いた私は、素直に人前で歌う機会を得るべくライブ活動を始めたのでした。


ライブハウスに足を運んでは、そこで出会うミュージシャンと色々話して時に色々教えてもらって。


そんなこんなで1年後に同じオーディションにもう1度出てみない?と声を掛けていただきまして、


その再度出場した年に優勝してしまったわけなのですが。


見に来ていた両親も私も耳を疑って、思わず顔を見合わせていて、授賞式で王冠をかぶせられても全然実感が湧かなかったのをよく覚えています。笑


何かで1番になったことって、後にも先にもその1回だけでして。


かけっこも2番、絵を描いても銀賞。


私は1番にれないんだ、平々凡々な私には無理なんだ。


そう思って生きていた私には忘れられない経験となりました。


ですが優勝しても今までと特に何も変わらず、どこのレーベルからも19歳じゃ遅いとか、オリジナル曲が少な過ぎるとかって言われてしまって。


じゃあ自分で出来る所までやってみよう!と思って始めた制作活動とライブ活動のおかげで今がある、というわけです。


信じたいと思える人を信じてここまで突き進んで来て、時には嫌な思いもしましたが、音楽活動を続けてきて本当によかったなって思っています。


信じたい何かがある人生に感謝してるし、関わってくれたみんなのことを本当に大切に思っています。


私が音楽を始めることに賛成してくれて、応援してくれてるみんながいてくれたから今が在ります。


そんなみんなのことを、忘れちゃいけないなって、いつも思い出します。


今日はそんな、音楽を始めるきっかけのお話でした。


それでは、また明日。






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