生まれ変わったら保育士にはならない。

今日は大学の同級生と会った。

その子は公務員保育士。

自分とは同じ職業だけど違う立場。保育の話で盛り上がる、、、ことはなかった。

「上司の言い方がきつい」「仕事をしてもしても終わらない」「仕事をするために生きてる感じ」「職場で一回倒れたら少しは楽になるかな」

話を聞いてて次第に辛くなってきた。そんなにつらい仕事ならやめればいいのに。とは言えない。多分そんな簡単な話じゃないから。でも本当に思うことはそこまで自分を追い込んでする価値があるのか。自分の人生が終わるとき楽しい人生だったなって思えるのだろうか。働くって何だろう。

一生懸命勉強して、いっぱい保育雑誌かって、実費で買った教材が全部無駄になる。

彼女はそう言った。

変わりたいと思うなら今それを捨てたところでなんの痛手でもないよ。それがあなたを苦しめる原因ならむしろ今すぐ捨てたほうがいい。

自分で選んだ道なのに「これが幸せ」と思えないのは悲しいよな。あの頃は夢や希望に満ち溢れてたはずなのに。

子供と接する時間<書類作成 

リフレッシュするための休暇は「その間のクラスはどうするの?」と言われ実質不可 

休憩時間は10分取れたら最高。お昼ご飯は子供と食べるからバタバタの中、ほぼ丸のみ。保育で使う教材は自分で100均に行って実費で払う。資料は全部手書きだから間違えたら1から書き直し。サービス残業当たり前。土日は壁面制作。職場はほぼ女しかいないから派閥同士で悪口の言い合い。給料はいくつになっても、何年経験を積んでも平均月収の半分。コロナ渦で相当なリスクの中で働いているけど働く人のことを考えたら保育園は開けないとね。

これが当たり前の社会ってあっていいの?

自分で選んだ道なんだから、、そういう人もいるかもしれないけど、そんなの冷たすぎない?これが現実だって知ってたら9割の保育士は保育士になる道を選ばなっかったと思う。1割は、、、例外。

私の場合、こんなにひどい職場ではないし幸い人間関係にも恵まれた環境だからちゃんと保育のことで悩んでる。保育は楽しいし、難しい。だけど彼女の悩みは保育とは関係ないところでの悩み。社会の考え方、保育士の存在価値が変われば少しは減る悩みなのに。

本人がそれでいいなら何も言えることはないけど、自分の身を削ってまでする仕事なんてこの世に一つもないよ。あなたはあなたの人生を生きていいんだよ。世界はもっと広いし、今からなんだってできるよ。ほんの少し勇気を出して逃げてみて。


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