見出し画像

27になった孫と、天国へ旅立った祖父の話。

こんにちは。

ヨーロッパ旅、気づいたらもう半年前。
ということで時間の流れの早さには
驚かされます。
まだ読んでない方はぜひ🌼


帰ってきてすぐに私は誕生日を迎え
大好きであった祖父が
その4日後に天国へと旅立ちました。

とにかく川の流れのように
考える隙間すら与えない感じで
よく覚えてません。
これこそ人生、楽しいこともあれば
悲しいことも起こるということです。
そして時間というのは待ってくれないし、
早送りのように過ぎてゆく。
現実受け入れモードON
という感じではあります。

89歳という大往生なので家族共々、
良い形で送り出せたと思っています。

ヨーロッパ帰国後、約1週間は
祖父のいる病院に通い
毎回マッサージと、
軽いトレーニングをしました。
私の本業の1つでもあるトレーナー。
ちゃんとおじいちゃんに
セッションしてあげれたのは
本当に宝物のような時間です。

。。。
書いてて、ここで気づいたんです。
やっぱり悲しいって。
人間って不思議です。
あの時、それまでの時間
自分ができることはやったはずなのに、
やっていたつもりでいたけど
後悔に後悔を重ねてしまう生き物なのです。

だけどひとつだけ
私が意識的に
私なりの愛を伝えていた方法があります。
おばあちゃんが先に
天国へ行ってしまった時から
必ず祖父が見送ってくれる
帰りのドアの前で
「ハグ」と「手を握ること」
をするようになりました。
祖父はがっつり日本の文化で育った人だけど
そこはすんなり受け入れてくれました。笑

今思うと私にできる
最大限の愛の伝え方だったのだと思います。
「肌に触れる」「肌を感じる」
これって言葉を越えちゃうんだと思います。
言葉にするととても悲しくなっちゃうことも
誰かの手を握って、ハグをしてみる。
何も言わなくてもそこに優しさがあれば
きっと伝わるのです。

今、お仕事として
人の身体を良い方向へと導く人であります。
「知識」はもちろんだけれど
結局、その人に伝わらないと
その「知識」は、ただの「知識」です。
だからこそ、様々な世界を
知る必要があると思うのです。
身体も大事だけど
意識的に頭も柔らかくしていきたい。

その中でも、こういった病院での経験、
祖父が最期に優しく微笑んでくれたこと
これはたった1週間だったけど
様々な方向から
物事をみれた時間でもありました。
そして祖父は私の背中をそっと
押してくれたような気がしました。

私が1番最後に歌を聴かせた曲は
確かABBAの「Thank you for the music」
目を瞑りながら、いつものように
うまいね〜うんうん😌と頷いていたことを
昨日の事のように思い出します。

おじいちゃんは別にすごい大物歌手でも
有名なプロデューサーでもない。
(文にしたら面白い。笑)
でも、たったそれだけのことが
何よりもの力になる事を
私は忘れてはいけないと思います。

戦争を経て生き延びた祖父。
両親がいなくなって
兄妹たち全員を大学まで行かせた祖父。
よく祖母に怒られてたけど笑
あまり聞いてなかった祖父。笑
色んな話をしてくれた事が
これからの人生の所々で
助けてくれる気がします。

また逢える気がするなぁ。
本当にそんな感じがする。
今度はもう少し一緒に運動しようね😂

若かりし頃の
祖父を載せておこうかな。
照れ笑いしながら
ダメとは言わないはず。笑

若すぎ!!笑

ありがとう。
またね。

Anna.

2024.4.22

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?