「ざっくりいうと反米保守の人ですね」と答えてその話題は終わってしまった

渋谷MODIのHMVで買った本を読む場所を探す。ラジ母でもらったQUOカード3000円分を使い切った。宇田川町の勤労福祉会館前の交差点のrakuten cafeは少し前にホテルになっており(渋谷に頻繁に来るようになったのはさいきんなので、1年以上前のことかもしれない)、その1階ロビーもまた喫茶店で気になっていたので入ってみる。広い階段状のスペースで4組分待たされたあとに案内された席の向かいにマスクをせずに咳き込むおじさんがいたので、注文をせずに無言で店を出る。その向かいのエクセルシオールカフェ1階の電源席が空いていた。ニットの下に汗をかいていた。

まいばすけっとでお寿司とサラダを買う。ひもじいわりに金のかかる食事をしてしまった。

寝る前にいそいで洗濯したパジャマにスチーマーをかける。

チプカシが止まって3週間になるが、チプカシのためにリチウム電池を買うに気が起こらない。渋谷のヴィレッジヴァンガードで白黒のそれを購入したとき、在庫確認などの手続きで店員4、5人を動かしてしまった。新しいチプカシを買うのもいいかもしれない。

渋谷から明治通りを少し歩いたところにある大戸屋がなくなっており、引き返す。

サブスクリプション関連ではなるべくカードを使わないようにしているのだが、auの決済で登録したままにしていた将棋ウォーズとコミックシーモアに今月分も課金してしまっていた。今月は将棋と漫画の気分ではないのに、しぶしぶアプリを開く。

ハンドソープを詰め替えすぎる。

旗の台。おじさんがくしゃみしたあとの空間を息をとめて通る。

木曜日は定期圏内のマクドナルドで、ラジオ父ちゃんのメールを〆切の19時まで考えるのが習慣になっているが、その日は告知を確認しておらず水曜〆切だった。バニラのマックシェイクを飲み干して帰る。

西部邁が自死を知ったのは、サークルの飲み会の席だった(たしかLINEニュースの通知だったと思う)。「へえ、誰その人?」と申し訳ていどに関心を向けてくれた先輩に、「ざっくりいうと反米保守の人ですね」と答えてその話題は終わってしまった。当時は西部邁ゼミナールというTOKYO MXの番組がYouTubeで公開されており、高3の夏に勉強もしないで見漁っていたものだった。番組を通じて知った中野剛志や佐伯啓思の名前を知り、彼らの著作に目を通しているうちに現役の受験期が終わった(東大なら浪人で行ければいいとたかをくくっている地方勢の意識はこんなものである)。政治や経済にかんするざっくりとした立場は、(大学に入ってから興味がなくなってしまったこともあるが)この頃からほとんど変わっていないような気がしている。西部の死を知った次の日は予定がなく、大雨の中、生協で遺著を買うためだけに大学に向かう。アパートの入口前のタイルに滑って転んでしまったが、遺著の入ったレジ袋は無事であった。

生産的なことをする意欲で外出した日にかぎって前の日のコートにボールペンを入れたままにしている。

「週1より多い頻繁に爪を切るのが大人」というのが持論としてあるが、身だしなみ云々で注意されることのない職場環境もあってぴったり週1でしか切らなくなってしまった。飲食のバイトをしていたときは4、5日に1回だった。

去年の暮れに撮ったミュージックビデオが思いのほか観られていてありがたい。最小限の準備で撮影に臨んでしまったが、小雨が降っていたことが画面的には大いに助かった。雨の日の公衆電話は誰が撮ってもcinematicに映るにきまっている。しいていえば、カメラの設定でコントラストをもう少し下げてもよかった。
https://www.youtube.com/watch?v=n8LdvN0bT7w

玄関の鍵が見当たらず、そのままで家を出る。鍵をしめたっけという月並みな不安で用事が手につかないことなどしょっちゅうなのに、その日は退勤するまで鍵のことを忘れていた。おそるおそる家に入ると侵入された形跡はない。鍵はコートのポケットと玄関に1つずつあった。

セールで買ったZARAのシャツの初日にちいさいシミがつく。夜には消えていた。たまにこういうことがある。

寝つけず。月に1回ある。2時きっかりに道路工事がはじまり、やめてくれと思う。

ハンカチを今回もコンビニで買ってしまった。無印良品で税込290円で購入できるところを550円も使ってしまう人間が貯蓄できるわけがない。新宿バティオスに向かう途中のセブンイレブンで買ったそれの表示を見ると、製造元の本社は渋谷道玄坂にあるらしく、そのことがなぜが少しだけ救いだった。


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