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ディズニー英語システムユーザーによるDWEのメリットと効果についての検証


おうち英語の取り組みについて検討すると、ディズニー英語システム(DWE)の存在は誰もが知るところとなるだろう教材の一つである。

我が家では娘が生まれるより前に教育についての大まかな方向性について夫婦で話し合った。

その際「英語力」については今後必要な基本スキルとし、小学校に上がるまでに「自分の欲しい情報に英語のコンテンツにも自由にアクセスし理解できる英語力」の習得を目指すこととした。
インターネット上のホームページ、YouTubeの動画やアニメ、本などである。

また、娘が小学生の間に「海外に友達を50人作る」も目標に掲げた。

我が家の英語スペックとしては、夫が英検2級、私が英検3級、共に英会話力皆無である。

医療系の夫は大学でも英語の論文を読み英語で論文を書いてきた故、まだ読み書きスキルに関しては救いようがあるが、この私に至っては英語はその昔、大の苦手教科であり、英検準2級は3度挑戦し3度落ちて諦めたくらいの筋金入りの英語嫌いだ。

我が家は娘が生後4ヶ月になる頃にDWEをフルで契約した。
あれこれ色んな教材を検討したが、試供品のCDに早速完了形をぶっ込んでいたDWEに惚れた。

お値段が高いな、使いこなせるかな。
みたいな迷いはなかったわけではないが、英語教室に週一で通うのと比較すればコスパは良いし、何より掛け流し効果でお家を24時間、英語教室にできるのである。
更に会員になれば、この英語まるっきりできない我々親のサポートもしっかりしてくれるし、アウトプットの機会までちゃんと用意されている。
子だけでなく、英語ができない親をもドーンと寄りかかることを考えると、安いもんだ。

教材を全て使いこなせるか?
100万もするものを買っといて、使いこなさない方が愚かである。
買うのならば何が何でも気合いで使いこなすのだ。
無駄遣いするような金銭的余裕は我が家にはない。

あのフルセットが我が家に来て以降、娘は1日たりともDWEに触れない日はない。
毎日毎日DWEのDVDやCDを掛け流し、それに関する本を読み、ゲームをたまに挟み、カードを流す。
狂気の沙汰である。
しかし、それをやってきたし今後もやるだろう。

娘は現在4歳になったばかり。
ライトブルーキャップは1歳で、(間のカラーはいらないと言うのでいきなり飛んで)イエローキャップは3歳で取得した。
(イエローの難易度としては英検準二級程度だと言われている)

外国人のお子さんや第一言語が英語のお子さんも通うオールイングリッシュの幼稚園に入れているが、その中でも先生方に驚かれるくらい娘はよく英語を喋る。
つまり、親が全く英語を喋れない「純ジャパ」の割に、娘はなかなかに喋れる現状がある。

我が家のおうち英語は、DWEを中心軸に据え

・英語の絵本の読み聞かせ
・YouTubeやディズニープラスの英語動画(0歳〜)
・CTP(中古)
・ラズキッズ(2歳〜)
・トド英語(3歳〜)
・ケアファインダー(3歳〜)

などの取り組みが履歴として存在している。

また、娘2歳時は半年間オールイングリッシュのプリスクールに通い、3歳時も半年間インターナショナルプリスクール(とは言え英語は気休め程度)に通った。
また微力ながら、母親である私はDWE導入と時期を同じくして「やりなおし英語」に着手し、拙いながらも「語りかけ英語」を行っている。

そんな中でのDWEの使用感について、単刀直入に記していきたい。


0、なぜ子供に英語力をつけさせたいかという我が家の理由

モルディブでみた海が忘れられない


親は全く英語が喋れないのになぜ子供に英語力をつけさせたいのか。
我が家には比較的オリジナリティありつつも確固たる理由がある。
ただ、これはこの記事を読み進める上で、読まずともなんら差し支えないので、読み飛ばして頂いても全く構わない。

私自身「一生海外にはいかずに日本で暮らすんだし」と潔く英語の全てを諦め生きてきた。
しかし、ハネムーンで訪れたモルディブで大きな転機は訪れた。

オールインクルーシブのレストランで、髪の毛にプルメリアの花を挿した、それはそれは可愛らしい笑顔の女性が働いていたのである。
スタッフの中でプルメリアの花を髪に挿しているのはその女性だけで、「きっとこのあたりのプルメリアの木の下に落ちていた花を挿しているんだね」なんて夫とコソコソ喋っていた。

ある日、彼女の髪にプルメリアがなかった。
私は、ついうっかり、英語なんてできないのに「あれ、今日はプルメリアのお花、髪に挿してないね」と彼女に話しかけてしまった。
話しかけるというか、ジェスチャーで伝えた、という方が正しいと思うが、彼女は「あっ、忘れてた!」と言って近くの木の下から花を拾い、髪に挿してにっこりと、はにかんだのである。
私の心は容易く彼女の輝く笑顔に射抜かれた。

私たちは数日ですっかり打ち解けた。
ごはんの度に片言の英語で会話をし、彼女は私にドリンクをサービスしてくれたり、オススメのメニューを教えてくれたりした。
それでも言いたいことが言えずにもどかしすぎて、約1週間の間に何度かノートに彼女宛に手紙を書き、朝食の時に手渡した。

別れの時には彼女は私に私物のリングをプレゼントしてくれ、私はその時つけていたブレスレットを代わりにプレゼントした。
今もfacebookやInstagramで繋がりがあり、たまにメッセージのやりとりをしている。

あの日私は青く美しいモルディブの海を見ながら思ったのだ。
「私の友達やソウルメイトは、日本以外に沢山いるのかもしれない」と。

そんな人たちと出会うことすらできない己の英語力の乏しさをひしひしと痛感した。

英語とは行きたい大学に行くためのアイテムではないのだな。
私の中にあるものを外に出して、人に私自身を分かってもらうための道具だったんだと、わざわざモルディブまで来て、やっと気が付いたのである。

これが娘に英語力をつけさせたい理由である。

学歴や将来の仕事などは関係なく、娘にはぜひ日本じゃないところにいるかもしれない「ソウルメイト」や「恋人」を探しにいって欲しいのだ。

可愛いプルメリアの女の子をナンパするにも、カッコいい男の子とお近づきになるにも、好きなことで世界と繋がるにも、旅行の時に食べたいものを食べたいサイズで注文するにも、熱のある感謝の思いを伝えるにも、読みたい本を原書で読むにも、そもそもの英語力がなければ無理な話である。

更に「ソウルメイト」や「恋人」を見つけ繋がるためには、喋る英語の中に「センス」や「自分らしさ」がないといけない。
定型文だけ喋れても全く意味がないのである。

目指すは高み。
「コミュニケーションツール」としての英語力はおろか「自己表現手段」としての英語力を、我々夫婦は娘に求めているのである。

1、DWE導入にあたり親の努力は必要か

端的に言おう。
親の努力は、当たり前且つ絶対的に必要である。

DWEを購入し掛け流しだけはやって、あとは子供の自主性に任せて放置してバイリンガルが育つならば、この日本はおそらくバイリンガルだらけになっている。

英語の喋れない純ジャパの親の下でバイリンガルを育てることは、そんなに甘くはない。
「そんなに親が頑張らなくてもバイリンガルが育ったよ!」
というご家庭があれば、それは比較的金銭的に余裕があり、インプット先アウトプット先を「外注」するのに湯水のようにお金をかけられるご家庭の場合か、ギフテットのように言語的な才能がお子さんにある場合だろう。

「一般家庭の一般的な子供」をバイリンガルに育て上げたい。
そう思いつつも、子供とDWEや英語を通じて関わっていく覚悟のない方は、恐らくDWEは不向きである。

例えばDWEのカリキュラムの中にCAPというシステムがある。
ライトブルーからブルー、グリーン、ライム、イエローと階段を登るようにステップアップして英語を習得できるようになっているのだが、このCAPをとるにも課題がいくつかあり、それにパスしないともらうことはできない。

歌をフルコーラスで歌うことやBOOKをきちんと読めること、BOOKの内容をしっかり定着させることなどは、DWEの棚をインテリア化してそのまま放置していては叶うはずはない。
ましてや、バイリンガルを育てたいのならば英語教育開始時期は早い方が良いと思われるが、ベイビーはCDプレイヤーの電源を押すことすらままならないのである。

スタートダッシュ含め、DWEは親がグイグイ引っ張ってなんぼの教材だ。
親がDWEをいかに子供と楽しむか、が全ての鍵であると言っても過言ではない。

1歳11ヶ月でライトブルーキャップを
3歳11ヶ月でイエローキャップを取った。
「帽子被るの嫌いだから帽子そんなにいらない」
と言う娘が「イエローは好きな色だし好きなキャラが載ってるからイエローは取るか」
と重い腰をあげたのは3歳3ヶ月の頃だった。


では具体的にどのような「親の努力」が必要だろうか。数あるユーザーの中の1ユーザーとして、我が家の「努力」例を記す。

2、両親が英語ができない環境下でバイリンガルを育てる「努力」例

私が行った努力は多々あれど、簡単に記すと

①掛け流しを頑張る(家の中に英語がある環境に慣れる)
②語りかけを頑張る(英語は話すツールだと身をもって教える)
③dweをナビゲートし伴走できるように頑張る

であった。以下、我が家の事情を記したい。

実は正直に言うと、私はディズニーを観て育ってこなかったこともあり、とり立ててディズニーが好きではない。
ディズニーランドかシーかと言われたらお酒が飲めるシーにしか魅力を感じず、人生で一度、妹と行ったそのディズニーシーでは、結局ひたすらお酒を飲んで過ごし、結局物足りず退園して、ホテルで二人で飲んでいた。
あそこが「夢の国」と言われるのすらピンとこない。
私にとってはその辺の居酒屋の方が断然、夢の国に近いのである。

DWEに出てくる主要キャラの名前すら最初は全く分からなかったし、この毎日DWEに触れ続けている現在ですら、ディズニーへの愛着は薄い。
そんな薄情さが故に、私の「努力」はこのDWEに出てくる主要キャラを覚えるところからスタートした。
歌を覚えるとか、文法をチェックするとか、そんな高度な努力はそのずっと後の話である。

私がこの教材を購入して最初につまづいたのは、誰もが簡単にできる「掛け流し」である。
プレイヤーにCDをポンとセットし、再生、リピートボタンを押せばいいだけの簡単な作業である。
しかし、それすら私には大変なことであった。

とにかく英語嫌いなので「家の中で英語の曲(しかも幼児曲)がずっと流れている」のが苦痛で苦痛で仕方がないのだ。
洋楽ならばまだ良い。あれは意味が分からなすぎてほぼ環境音だ。
しかしこの幼児の教材は違う。
What's your name? My name is Kenji〜♪みたいなのがずっっと流れるんである。
無理ー!これを1日かけ流すの、どー考えても無理でしょ!気が狂うわ!!
でも、乳幼児の英語は「聞かせて聞かせて聞かせまくれ」と言うから、どうにか英語を聞かせなければならないのだ。
いけるか?
いや、いくら我慢したって一週間が限界だ。

そこで私がチャレンジしたのが「語りかけ」だった。
「英語で語りかけ」をするだなんて、なんと意識の高いことだろうと思われるが、英語の幼児曲の掛け流しが長時間できないから自分が言おうと思っただけの話である。
しかも会話スキルなし&英検3級レベルでのスタートである。
思考が浅はかだと言われるならば、その通りだと認めざるを得ない。

しかしその語りかけをやり始めるまでにもなんとハードルがある。
「自分が英語を喋っているのが、むず痒く恥ずかしい」のである。

だって相手は赤ちゃん。
反応のない赤ちゃん相手に英語で語りかけるなんて「私何やっちゃってんの」状態である。
英語が得意ならともかく、あえて、ぎこちなさと拙さ満点の英語。
ちょっと喋れるようになった赤ちゃんが、全く喋れない赤ちゃんに、英語で一方的に絡んでいくのと同じようなことではないか。
我にかえる瞬間に、恥ずかしさで気が狂い、死にそうになる。
発音だって、まさにカタカナ英語の模範的発音で「ディス・イズ・ア・ペン」。
自分で自分の英語が聞くに耐えない。
そう、あの思い出のモルディブで、自分の部屋番号を言う時「3(three)」すら聞き取ってもらえなかった私の発音の悪さである。
自分のこの発音を1音たりとも自分で聞きたくない。

こんなんでは「語りかけ英語」なんて夢のまた夢だ……。

ということで、絶望的なレベルでのスタートであったが、娘が0歳期はとにかく語りかけをやってやろうじゃないか!と試行錯誤の日々だった。
私が行った具体的な語りかけのやり方は後述しようと思う。

ベイビー期の娘の英語は、この私が真剣に極めた「ハリボテのなんちゃって語りかけ英語」でメキメキ上達した。
やはりDWEのCDやDVDで聞く英語より母親が自分に話しかける英語の方がずっと身につきやすいのである。

我が家の「努力」の一つとして「語りかけ」を挙げたが、この拙い私の語りかけは我が家を一気に英語モードへと押しやった。

夫も私もじわりじわりとDWEの歌を全て覚えて歌えるようになり、CDがない外出先でもイントロを口ずさめば皆で歌を歌う。
ドナルドやミッキーの真似をしながらDWEに出てくる文章を言い合っては笑い、似てるだの似てないだのと大騒ぎをする。
この頃になると掛け流しも以前ほど苦ではなくなってくるから不思議である。
更にはそれだけでなく、ディズニーのアニメを英語で楽しんだり、英語の絵本を読んだりと、まさにDWEを中心に様々な英語世界を家族でつまみ食いしてきた。

DWEが家の真ん中にあることで、それを家族で取り囲み、DWEを共通言語にしてこれまでやってきたのである。
この真ん中に居座ってくれるDWEのありがたさと頼もしさといったら、これ以上のものはない。
さすがは世界を股にかけるミッキーである。
彼に100万円を委ねて良かった、彼は私たちを裏切らないのだと、つくづく思うことである。

DWEを購入し、お家英語を頑張るご家庭は、少なからず親が努力をしている。
いかに楽しく英語に取り組ませるか、ということを常に思案し、子供に伴走しながら日々を送る。
子供の英語力は親の努力に比例している。
英語が喋れる子供が凄いのではなく、そこまでにした親が凄いのである。
つまりこの娘の英語力も、私の努力の賜物と言って良いのだ。そう、そういうことなのだ!
多分。

「英語が楽しい」とは娘は思わないそうだ。
確かに私たちも日本語を楽しいと思って話すことはない。
娘にとって、それだけ英語が当たり前に生活の中にあるのだろう。

ちなみに私のハリボテ英語は2歳の娘にハリボテだとバレた。
正直なんとか4歳くらいまでは騙せるのではないかと思ったのだったが、その時は想定より早くきたのである。
私は潔く娘をオールイングリッシュの幼稚園に入れた。
今や、4歳の娘に「私が英語を喋ってあげるから、お母さんは私のを聞いて英語のお勉強したら?」と言われる。
私は「へいへい、そういたしますでやんす」とニヤニヤ笑う。

3、両親もしくは子供に一番長く接する人が英語ができる人なら

英語が話せる親御さんの家庭にDWEは必要かと問われたら、私はこう答える。
「いりません」

そもそも親が喋る言語に勝るものはない。
それがいかに素晴らしい教材であっても、だ。
ただその「英語が喋れる」の基準をどこに設定するか、ということはいささか大事なような気がする。

全く英語が話せない私にとっては、世の人皆「英語できる」部類に入るのであるが、あえてそこを冷静に考えるならば「英語を英語で説明できる」ところが「英語の出来不出来の境界ライン」ではないかなと漠然と思う。

私たちは日本語で「これってどういうこと?」と聞かれると、当たり前に日本語で説明をする。
それが英語でできるのならば、全てを英語でのやりとりで完結できる。

親御さんがこのレベルにあるのならば、正直DWEを100万かけて購入する理由が私には見当たらない。
親御さんが子供目線に立って、子供がわかりやすい語彙と文法で優しく話すだけで、きっとお子さんは英語を英語のまま習得していくのではないかと思う。

それがどうしても難しいのであれば、やはり「日本語環境の中でバイリンガルを育てる」という視点が必要になってくる。

そう考えたときに初めてDWEをその手段として選択するか否か、という問題が浮上するのである。

4、いつ購入するのが良いか

DWEを購入しましょう、そうしましょう。
となった時、いつ購入するのが良いか。

これは英語教育の中ではよく言われることであるが、まず考慮したいのは「生後6ヶ月から12ヶ月」というワードである。

ここまでの赤ちゃんは、それはそれは耳が良いとかで、何ヶ国語もの言語の違いを聞き分けることができるそうである。
それが1歳になる頃に「自分に必要な言語」のみを選んで聞く耳になるという。
詳しくはジョン・メディナ著『100万人が信頼した脳科学者の絶対に賢い子になる子育てバイブル』という本を参照されたい。
(ちなみに私は読んでない)

つまり、0歳から1歳までの間に英語を聞かせることは、それ以降の英語の発音の精度に大きく関わってくるということである。

DWEは大きな買い物であるが、私たち夫婦はここを少し意識し、娘が生後4ヶ月の時にDWEの契約をした。

現在、娘の英語耳が育っているかどうかに関しては声を大にして「育っている」と言える。
私なんかが全く聞き取れない英文を娘は即言語化できるし「何言ってるかわかんない」は基本的に単語力と複雑すぎる文章構成由来のものばかりである。

もし生まれたての赤ちゃんに英語をどうしようと思われている方がこの文章を読まれていたら、個人的には早めのスタートをお勧めしたい。

とは言え、この1歳までのゴールデン期を逃した、という方も安心して良い。
何事にも「遅すぎる」ということはない。
子供の興味をいかに英語に紐付けるかという工夫を凝らしさえすれば、どんな子供でも英語は喋れるようになると思っている。
遅めのDWEスタートでも、読み書きなどの子供の基本的なスキルがあればCAPはどんどん取れていくし、理解も早い。

100人いれば100通りのDWEがあるのである。
スタート時期がその子の人生における英語スキルの全てを左右するわけではない。

DWEを購入したのは
まだ娘が寝返りもできない頃だった

5、「子供の早期英語教育は日本語の発達を妨げる」のか

「赤ちゃんのうちから英語だなんて。まずは母国語の日本語でしょ」
「日本語をまずきちんとしてから外国語の方が……」
よく言われるフレーズである。
個人的には「他人は黙っとけ」と思うのだが、これは本当によく聞くし、年配の親戚などから実際に言われたりもした。

英語を生活の中に入れる、ということは単純に「日本語時間」が「英語時間」に少しばかりとって代わられるということである。

1日は24時間だ。
その中に英語と日本語を入れれば、そりゃあ日本語の時間は少し少なくはなる。

しかし考えてみてほしい。
オールジャパニーズでの毎日、だらだらと垂れ流す日本語の会話で、どれだけの立派な日本語力が子供の身につくのかを。

我が家はこのことを考慮し、「英語教育」と並行して徹底的に「日本語教育」をも意識した子育てをしてきた。
時間が制限されるならば「圧倒的かつ良質な日本語」でカバーするのである。

我が家の日本語教育に関しては、こだわりが強すぎて書くと長くなるのと、ここでの記事の内容に沿わなくなるのでまたの機会にしようと思うが、英語の早期教育をしたからと言って日本語の発達が遅れた、などということは、我が家においては断じて、ない。

親目線を取っ払っても、娘の日本語は大変素晴らしいと思う。
タクシーのおじちゃんからは「何歳!?凄く綺麗な日本語を話す子だね〜!」と驚かれるし、少し話せば「その語彙力はどこで付けてるの!?」と驚かれる。
3歳にしてまるで大人のように会話をする。
英語力なんて彼女の日本語力の足元にも及ばない。

全て親の意識と工夫次第でどうにでもなる。
ただ、この「親の意識と工夫」が難しい場合は日本語の遅れが生じる可能性が考えられなくはない、とは思う。

DWEを購入し導入したからといって「英語教育が楽できる」と早合点してはいけない。
DWEは英語を子供に身につけさせる魔法の道具ではないのだ。
英語、日本語、ともにしっかり向き合い方を考えながら育児をしていかなければどちらも中途半端になってしまう。

そのことを意識してさえいれば、日本語と英語のバランスなど、さほど危惧することではないように思う。

私たちは日本で生まれた日本人。
島国で周りは日本人しかいない単一民族国家。
そんな、一歩家の外に出れば日本語しかない環境で、日本語が話せないなどということは、長い目でみればあり得ない話なのである。

6、DWEとその他のおうち英語ツールについて

0歳〜3歳の間に我が家が活用したおうち英語のツールについて以下ざっくりとまとめる。
参考にしてただければ。

<0歳(生後4ヶ月〜)>
・DWEプレイアロングDVD
・DWEシングアロングのCD
  →車での移動時はいつも車内でかけ流した
・DWEトークアロングカード
・DWE BOOK系ツール読み聞かせ
・YouTube「ピンクフォンのフォニックス」の動画
・原書が英語で書かれた絵本は全て英語版を購入し読み聞かせ
・好きな洋楽を流す
  →ミュージカル映画が好きなのでそのサントラを聞かせた。
・英語での語りかけ

<1歳>
・DWEプレイアロングDVD
・DWEシングアロングCD
・DWEストレートプレイDVD
・DWEトークアロングカード
・DWE BOOK系ツール読み聞かせ
・YouTube「Blippi」の動画
・YouTube「Simon」の動画
・YouTube「Number blocks」の動画
・YouTube「Little Anjel」の動画
・YouTube「Coco melon」の動画
・Eテレ「えいごであそぼ」→飽きが早く1ヶ月ほど視聴
・英語絵本の読み聞かせ
・英語図鑑の読み聞かせ(DK社のもので揃えている)
・英語での語りかけ

<2歳>
・DWEシングアロングCD
・DWEストレートプレイDVD
・DWEトークアロングカード
・DWEBOOK系ツール読み聞かせ
・DWEステップバイステップ
・YouTube「Peppa pig」の動画
・YouTube「Paw patrol」の動画
・YouTube「Number blocks」の動画
・YouTube「Little Angel」の動画
・YouTube「Coco melon」の動画
・Disney plus各種動画
 →「Road star racer」「Minnies bow toons」「fun house」「Club house」「BLUEY」「Mixed-up adventure」など
・BBCドキュメント
・CTP多読系絵本の読み聞かせ
・ラズキッズ
・英語絵本の読み聞かせ
・英語図鑑の読み聞かせ
・英語での語りかけ
・2歳6ヶ月よりオールイングリッシュのプリスクールに入園

<3歳>
・DWEシングアロングCD
・DWEストレートプレイDVD
・DWEトークアロングカード
・DWEBOOK系ツール読み聞かせ
・DWEステップバイステップ
・YouTube「Peppa pig」の動画
・YouTube「Paw patrol」の動画
・YouTube「Number blocks」の動画
・YouTube「Little Angel」の動画
・YouTube「Coco melon」の動画
・YouTube「Blaze and the monster machines」の動画
・トド英語
・ラズキッズ
・Disney plus各種動画
→「Road star racer」「Minnies bow toons」「fun house」「Club house」「Bluey」「Mixed-up adventure」など
・英語絵本の読み聞かせ
・英語図鑑の読み聞かせ
・英語での語りかけ
・ケアファインダーで外国人のシッター利用
・インターナショナルキンダーガーデン入園(認可なので英語は気休め程度)

エルサの歌が気に入った時は
歌詞をカレンダーの裏に書き壁に貼って
いつでも家族皆が歌い出せるようにした(娘1歳)

7、娘の年齢別アウトプット記録(有料)

ここから先はこれらDWE含む我が家のおうち英語の成果である。
内容としては、0歳期から行なった具体的な語りかけについての詳細と、1歳0ヶ月から4歳直前までの娘の発達に関する観察・発語(日本語を除く、英語、英文のみ)の記録である。

大変申し訳ないが、これらを1歳になりたての頃からチマチマ記録するのに神経をすり減らし、またこの度この記事にまとめるのに膨大な時間と労力を費やしているため、ここより下は有料とさせていただきたい。

所々、その時期に行っていた英語に関する取り組み(記録がある分のみ)や本人が興味を示して取り組んでいた英語に関するツールなども、月齢ごとに記載している。

当時、発語が始まったものの他のご家庭のお子さんがどのような発達をされているか、また今後どう発達していくのか、あまりに情報がなく不安だったのを覚えている。
乳幼児の言語発達の見通しを立てる意味でも、少しはお役に立てるのではないだろうか。

ご興味がある方はぜひそのまま読んで頂き、純ジャパ家庭のおうち英語の一例として参考にして頂ければと思う。

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