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デビットライス氏の書評の空虚を論ず

 つい先日、デビットライス氏による、御田寺圭著「ただしさに殺されないために」の書評が彼のブログ上にアップロードされた。 私は御田寺氏のこの著作を読んだわけではない。しかし今から行おうとしているのはこの「書評」に対する批判である。自らが読んでない本の書評の批評をするのもどうかと思うが、これは私の怠慢であると同時に、そのことによりメタ的にこの書評の問題点を炙り出そうとする戦略であると理解していただけたら幸いである。 ライス氏によるこの本の批判の主骨格は、つまり「御田寺は上記で

    • アンチ「ノンポリ」宣言

       ※当記事は有料設定ですが、無料で全文読めます。投げ銭感覚で購入していただければ幸いです。 本を読むとはどういうことか 最近、TwitterでFFの方がメルカリでやっている古本屋にて本を購入させていただき、以下の冊子を付録としていただいた。  この冊子の文章は、「在野で知的であろうとすること」について、大学に所属せず知的なこと(=読書)をするのはなぜなのか、ということへの問いかけから始まる。特に哲学等の学問を専攻し研究する予定のない俺にとっても、この問いはリアルなものであ

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      • 「真のフェミニズム」と1968

         ※当記事は有料設定ですが、無料で全文読めます。投げ銭感覚で購入していただければ幸いです。 「真フェミ教徒」なるインターネットミームが存在する。これは、インターネット上において風紀委員としての役割を果たしているフェミニストを「偽のフェミニスト」とし、「本当の」男女平等を掲げる「真のフェミニズム」「真のフェミニスト」なるものが存在すると考える人達を皮肉った呼称である(最近はVtuberの件などでそういった幻想を抱く人も減ってきてはいるようで、それ自体は喜ばしいことである)。

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        • 保守主義について

          ※当記事は有料設定ですが、無料で全文読めます。投げ銭感覚で購入していただければ幸いです。  大層なタイトルで始めたはいいが、筆者はまだまだケツの青い青二才であり、とても成熟したとは言えないような人間である。そんな筆者が保守派を掲げること自体に気恥ずかしさを覚えないではないが、しかしそんな筆者だからこそ書ける保守主義観というものがあると信じ今回執筆した。悪文、駄文等目立つであろうが、最後までお読みいただければ幸いである。  一般に保守主義が分かりにくいのは、改革主義に対する

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          これは草

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          「音楽に政治を持ち込むな!」が圧倒的に正しい理由

           今回は、少々趣向を変えて上の題材に関する私見を連ねていきたいと思う。結論から言おう。私は「音楽に政治を持ち込むな!」という諸君の文句を圧倒的に正しいと考えており、音楽に「政治」を持ち込むアーティストを心の底から嫌悪し、絶滅させることを夢見ている。その前提でお読みいただければと思う。 「政治」を持ち込む?  勇んで文章を始めたはいいが、しかし音楽に「政治」を持ち込むとはどういうことなのであろうか?ここでは政治の語源については問わないが、政治というのはつまり「治めること」で

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          「選択的夫婦別姓制度」反対論

           追記(4/27):補足④の詳細な説明を行いました。  追記(10/18):補論を追加しました。 ※当記事は有料設定ですが、無料で全文読めます。投げ銭感覚で購入していただければ幸いです。  Twitter上で、はたまた政府の中で度々話題になる選択夫婦別姓制度(以下別姓論)導入に関する議論。俺もその度にこの制度に関する拙論らしきものをTwitter上でぽつぽつ呟いていたのだが、いい加減「良識派」共による「別姓論反対派は時代遅れだよね(ドヤ」のような意見が猖獗を極めている

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          「選択的夫婦別姓制度」反対論

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          1人愛煙家通信

           コロナ禍である。  去年の1月頃から騒ぎがずっと続いており、まあ右往左往している国民の多いこと多いこと。これは政府の無能が引き起こした人災の面も大きいと思っているので一概に責められはしないが、民主主義のこの国において政府の無能は民の無能を表す。右翼の俺としては、いい加減一刻も早くナショナリズムをしっかり擁した有能な政治家が現れて欲しいと切に願うばかりである。  ただ、緊急事態宣言が出ている今も、俺の生活はコロナ禍の前と大して変わり映えはしない。そもそもそこまで何人かで集

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          性的消費とは何か

          追記(2021-1-17 17:14) カントの要約がまずいとの指摘を青識亜論さんよりいただいたので修正します。ご指摘ありがとうございます。 ※注意!! このテキストを書いた人物はアンチフェミかつ大体のフェミニストといわゆるリベラルが嫌いです。ですので、このnoteはしばしばフェミニストの皆さんにとって不快な表現が散見されるかと思います。それでもアンチフェミ視点の性的消費論の捉え方、そもそも性的消費がよく分からないので知りたいと言う方は以下にお進み下さい。  また、当記

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