『会いにいくよ』と地震の話

私は、小学生の時にいきものがかりを好きになりました。同じくいきものがかり好きの友達と盛り上がるのが楽しかったり、ベストアルバムを買ってみたり、歌詞に感動したり、いきものがかりをきっかけに歌が好きになったといっても過言ではなかったり。そんないきものがかりをアカペラでカバーするバンドに大学生になって誘ってもらいました。
そのバンドで『会いにいくよ』という曲を歌うことになって、今日久しぶりに歌詞を見ながら聴いたら、すごくすごく感動してしまいました。

「伝えたい歌がある 今日もどこかで泣く君に」
「ひとつぶの涙にも向き合い手を添えられたなら」
「言葉にするのは上手じゃないから精一杯を歌に託して」
「忘れられないこともある」
「たいせつな君」
「ただそのとなりで声を震わせて」
「いつか悲しみが闇を連れ世界を閉ざしてしまったとしても」
「誰かが愛して君はそこにいる」
「悲しみよ優しさになれ」

今の私の気持ちを代弁してくれていて、歌が必要としている誰かの心を温めてほぐしてくれますようにと願ってしまって、そんなつもりもなくさらっと聴いてみただけやったから、自分でも驚きました。
さらに、大学生になってから経験した気持ちによって歌詞が腑に落ちて、ちゃんとこの大学生活で得たものがあることにも気づけました。まさに「悲しみよ優しさになれ」やし、このフレーズはこれからの人生でまた何回も思い出したいです。

『会いにいくよ』に自分でも驚くくらい感動してしまったのは、石川県の地震のことが頭にあったからです。私は、石川県金沢市出身です。5強の揺れを身をもって知って、自分の生まれ育った県での出来事で、初めて自分事として災害に遭った状況や気持ちを想像しています。それでもニュースで見るたびにいろんな角度から知らない現状があって、ニュースにもなっていない問題もあると思うし、私は何もわかっていないと思います。今そこに辛い怖い悲しい不安な思いをしている人がいることは確かなのに、自分は石川県から離れていつも通りに生活していること、自分に何ができるのかわからないことに対するいろんな気持ちが、地震が起きてからずっとあります。今は少しでも早く、少しでも多くの人が、少しでも安心して、少しでも快適に過ごせるように願うことしかできないけれど、何かできないか考え続けようと思います。

今日は『会いにいくよ』に心を動かされたことと、地震に対して思っていることについて書きました!おわり!


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