見出し画像

日本全国スミビラキ倶楽部発足。

〜まちのおんどをちょっとあげる〜         
機能的・効率的な街並み、どこも同じに見える町並みのなかで一体私たちは次世代に何を残していきたいのだろうか。
昔は当たり前に街に溢れていた人と人のつながりや、まじわりから生まれるまちの賑わいを取り戻したい。だから私たちは街に置き去りにされた建物を再生させ解放し、地域に根付き、そしてまちと「想い」を分かち合える交差点をつくりたい。
その交差点はヒトとヒトが交わる"接触点“を生み、そして「まちのおんどをあげる」だろう。まちのおんどをあげた先には、きっと今以上に「想い」が溢れだす、そんな後世に残していきたいまちの風景が見えるはず。地域の人とつながりあい、豊かな暮らしを創出する場、人と人が接触し学び合い、まちの担い手を増やしていく。私たちのこの日常が当たり前になるように、今一度私たちは、まちと手を繋ぎ、大きな一歩を歩みたい。住みながら、まちに開き、共に関わり合い、学び合うことで、まちをゆっくり暖めていきたい。
まちと私たち学生の営みから生まれる、新しい未来がここから、いま、はじまる。


これは日本全国スミビラキ倶楽部のコンセプトです。今日はこの倶楽部が発足したことをここで報告させていただきます。

日本全国スミビラキ倶楽部発足までの話

はじめまして。下沢杏奈です。私は北海道函館市に在住の大学生です。私は今、あるところに住んでいます。

1周年感謝祭_201002_1

それが、ここ。
この建物は函館市の有形文化財に指定されています。私たちは今、5名で住んでいます。なんと、今年で築109年目になります。

住みながら何をしているかといいますと...。

画像14

一階を地域に開いています。
玄関入ってすぐのところに土間と呼ばれるところがあります。ここで飲食店を営業したり、イベントを開催することで多くの人と賑わっております。このように住みながら、一階を街に開くことを「スミビラキ」と呼びます。

スミビラキをした理由

私は大学生という肩書を持っています。そのため、大学に行くと、同世代の子たちとしか話す機会がなく、視野が狭いなぁと思っていました。そして、学校とバイト先そして家の往復だけで1日が過ぎてゆきます。そんな生活を変えようと、私たちは大学から程遠い西部地区という街の古民家にみんなで住むことにしました。住みながら、この地域はすごく面白いかもしれないと気づきはじめたのです。そしてイベントを積み重ねてどんどん地域に一階を解放するようになりました。一階を地域に開くことで、私たちは、多世代の人と交流することができるようになりました。普段学校にいたら交わることのない世代の人たちと出会うことができるのです。近所の方、観光しにきた方、地域のおじいちゃんおばあちゃん、そして私たち。そうやって多世代の方々と出会うことで、自分たちの視野を広げることにつながりました。

画像3

スミビラキがある街のメリット

さらに、スミビラキは一階に賑わいをつくりだし、まちにとっても良い影響を与えているかもしれないと気づきはじめました。目に見える範囲で、沢山の人が会話していたり、お茶を飲んでいたら、街に賑わいが生まれます。そんな街の賑わいは「なんとなく心地よい街」につながります。それはまちのおんどをちょっとあげるということなのではないでしょうか。そうやって、行政だけに任せるまちづくりではなく、市民自らが、自分達でもまちづくりできるということを、知りました。

画像4


スミビラキ倶楽部とは

このような住まいを地域に開く『スミビラキ』を実践しているスミビラキ拠点は、少なくありません。だからスミビラキ拠点同士が繋がる場所が必要です。そして、そのスミビラキ拠点は、応援者がいないとはじまらないということで、スミビラキ拠点と、その応援者が集まる場所も必要です。そこで、『日本全国スミビラキ倶楽部』です。この倶楽部は、スミビラキ拠点の活動の実情を発表すると共に、これからの地域のあり方や学びの場としての価値を考えていく目的があります。このようなスミビラキ拠点がつながっていくことで、もっともっと全国が面白くなるだろうと、妄想しています。今のところは函館「荘」と東京の「ねづくりや」の2拠点です。今後増やしていきたいなぁと思っております!

画像5


スミビラキ倶楽部の内容としては
・拠点同士の意見交換・ノウハウ共有
・拠点合同のイベント主催
・スミビラキを始めたい人へのサポート
・スミビラキ拠点の発信
→note共同運営マガジン,youtube,facebookグループ
・空き家再生活動
・空き家情報の窓口・紹介
・スミビラキ拠点周辺の案内

などなどしていきたいと思っています!

ねづくりやのつるちゃん

先ほどからでている東京の「ねづくりや」というところで、同じようにスミビラキをしているつるちゃんというクレイジーピーポーがいました。私はつるちゃんと出会い、スミビラキって私たちだけじゃないんだ!と知りました。そしてお互いに定期的に情報交換をするようになりました。「もしかして全国にもっといるんじゃ?誘おう!」そんなノリから日本全国スミビラキ倶楽部を立ち上げることになりました。この名前、実は日本全国スギダラケ倶楽部をパクらせていただいております。(詳細はこちらhttp://www.sugidara.jp/)※許可していただいてます。

画像13

つるちゃんは根津で古民家を改装してイベントスペースにしたり、お店にしたり、しているスミビラキの先輩です!この話はまた後々。

画像14

ピッチイベントはこちら!

さて、今日から始まる「日本全国スミビラキ倶楽部」では、ピッチイベントをオンラインでで行います!どどん!

スクリーンショット 2020-10-07 18.13.28

このオンラインイベントをきっかけに沢山の・スミビラキ拠点を全国各地に広がっていくといいなぁ。そして、
スミビラキ拠点とサポーターの交流の場づくりができたらいいなぁと思っております。

イベント内容はこちら!

15:00-スタート
15:10-若杉浩一から開会の挨拶

若杉浩一 

画像6

武蔵野美術大学造形構想学部クリエイティブイノベーション学科 教授

九州芸術工科大学工業設計学科卒業。プロダクトデザイン、商品企画やマーケティングを多数経験。研究テーマは地域、社会の経済循環するためのデザイン、関係づくり、リレーションデザイン。


15:30-【空き家を活用した建てないまちづくり】
   ねづくりや 鶴元 怜一郎 

画像7

武蔵野美術大学大学院造形構想研究科 修士課程 2年 / guruguru株式会社 取締役
福岡県北九州市生まれ、小さい頃から秘密基地作りが大好きで建築に興味を持つ。建築を勉強するために上京、武蔵野美術大学建築学科で建築意匠やインスタレーションを学ぶうちに、既に存在する建築物を活用していく取り組みに価値を感じ活動を始める。空き家を改修した地域開放型シェアハウス「ねづくりや」「ニュータバタ邸」を設計改修・運営。そのシェアハウスでの繋がりがきっかけで、地域に根ざした飲食店「ぐるぐるジェラート」「ラーメンバルゆきかげ」を経営。


16:00-【人生の学び舎「荘」プロジェクトについて】
   わらじ荘 下沢杏奈

画像12

 函館市西部地区にある古民家をわらじ荘と名付け、住みながら一階を飲食店として開いたり、イベントを行っている。他にも8月には2軒目「みなも荘」10月には3軒目「〇〇荘」(まだ名前はきまっていない)を運営。このような「荘」をつくることを人生の学び舎「荘」プロジェクトとして、暮らすことをベースとしながら、まちにでて実践・表現し、学ぶ表現の場をつくっている。

16:30-CM①
16:40-【住人の主張】実際に住んでみて、何が変わったのか、何を学んだのかを主張してもらいます。

   各拠点から3人づつ 
17:10-【ゴキンジョサントーク】
   スミビラキ拠点のご近所の方々にどのように見えているのかをざっくばらんに話してもらいます!

17:40-CM②
17:50-【オヤビントーク】
人生のオヤビンからこれからの生きるという在り方を探ります!

角 めぐみ(NPO法人 ハナラボ代表理事)

sumi02_正方形

NPO法人ハナラボ ファウンダー・代表理事/武蔵野美術大学 非常勤講師

可能性を秘めた、女性たちの創造力とリーダーシップを育み、未来の社会変革の担い手の輩出に取り組んでいます。2008年に「女子学生が自分の可能性を広げ、勇気を持って一歩踏み出すこと」を応援するため、女子学生ためのWebマガジン「ハナジョブ」をリリース。全国の学生記者が活動しています。2011年からは、地域課題をテーマに、女子学生と全国各地でソーシャルデザインプロジェクトを実施。ハナラボ発の商品も生まれています。

小崎 文恵(NPO法人 NEWVERY 代表取締役CEO)

画像11

立命館大学産業社会学部卒。GCDF-Japan キャリアカウンセラー。
株式会社TACにて、公認会計士・税理士のキャリアコンサルタントとして勤務。大手監査法人・税理士法人・大手コンサルティング会社の経営戦略に合わせ人事面の支援に従事。株式会社パソナにて、マネジメント層や会計・法律等の専門職採用の支援、再就職支援として大手メーカー、大手監査法人等の組織再編や人事戦略の実行推進、若手人材の転職支援部門の新規立ち上げおよびプロジェクトマネージャーとして尽力。
NEWVERY入職後、「チェルシーハウス国分寺」のプロジェクトマネージャーとして立ち上げに従事。2015年1月より事務局長に就任。同年8月、教育寮事業部創設と同時に同事業部ディレクターを兼任し、学生寮設立プロデュース事業を立ち上げる。地方自治体の学生寮設立及び運営プロジェクトマネージャー、全寮制県立中高一貫校の設立支援、寮教育アドバイザー等を兼任。
2017年3月より理事長に就任。マンガ家をはじめとしたクリエイター支援事業であるトキワ荘プロジェクト、マンガ制作の新規事業の立ち上げ、コミュニティ設立のプロデュース業務に従事。

平井 俊旭 雨上株式會社

画像12

武蔵野美術大学空間演出デザイン学科卒業。インテリアデザイン設計事務所「スーパーポテト」に勤務後、創業当時のSoup Stock Tokyoを運営する「スマイルズ」に入社し14年間デザインディレクターを務める。2014年12月に「雨上(あめあがる)株式會社」を設立。2015年7月より、滋賀県高島市を拠点に地域ブランディングディレクターを務める。

※オヤビンは変更になる可能性がございます。   
18:50ー対談「これからの、まちと交わる学びの場の正体とは?」
    登壇者 オヤビン×スミビラキ倶楽部
19:45-オオオヤビン若杉さんから感想
   スミビラキ倶楽部のPRや紹介
20:00-終了


気になっている方、そしてスミビラキ拠点を応援したいぞ!という皆様!ぜひこの機会に遊びに来ていただけるとうれしいです!!お待ちしております!


Facebookイベントページはこちら↓↓↓です☺️

https://fb.me/e/3qT2Nr8fn

いただいたものは、全て大切なひとに、そしてまちに、使わせていただきます。