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あれから4年
今日、わらじ荘が四年目を迎え、感謝祭を開催している。
私は、キッチンでおにぎりを握っている。
あたたかな雰囲気。
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四年前、ここに初めてきた、掃除から始まった。寒かった。みんなで鍋を囲みまくった。シャワーがないから、銭湯を巡った。
ここで地域と学生がつながり、教科書だけの学びじゃなくて、「生の体験・表現」をする場所があったらな…..というフワッとした妄想から始まった。
あれから4年経ったから、22歳だった私は26歳になった。
当時、大学生ながらいろんなところでいろんな活動をしていた自分が、大学内でアウェイだったこともあり、学生以外の肩書きも持っていい!という文化を伝えたく、「二足のわらじ」という意味を込めて「わらじ荘」と名付けた。(夜中3時くらいに降りてきた。笑)
どんな人もまだみぬ可能性があって、まだみぬ世界がある。
学校だけではうまく出せなくても、地域でなら発揮できるのではないか。
学内の友達だけじゃ笑って終わっちゃうけど、学外の大学生・大人の人となら学びまで発展するのではないか。
そんな想いを現実にしたのが、この場所だ。
それからいろんな人に協力してもらって、イベントを毎月行って、プロジェクトをして、みなも荘ときらく荘ができた。
関わる人は3人から、5人、10人、100人、200人と増えていった。
学生が主体の場所。それが一番の私の叶えたいことであった。だから、私は暮さない決断をし、今は管理だけをしている。時代と共にここに暮らす学生が変わって、その学生によって起こることが変わっていく。変化がある場所。だけど根本は変わってない。
学生の「ちょっとやりたい」「ちょっとしてみたい」そんな小さな思いや願いを実践・表現できる場所であり続けて欲しい。
居間では、大学生メンバーが各々のブースを作って出店している。
ことほのことこと屋さんでどら焼きと似顔絵コーナー、かりんのミサンガづくりと美味しすぎるレモンケーキ、きどももこの本紹介コーナー、土間ではこうなちゃんのコーヒーがのめる。
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大学生が自分の好きなことを思いっきり試せる。
今もその文化が根付いていて、今も大切にされていて、むしろ当たり前になってきている。
もっと欲を言うなら、「もっとくだらなくていいのに」と思う。
くだらないことをもっとしていい。お金にならなくても、人に影響を与えなくても、もっとくだらないこと・自分がたまらなく好きな物を、もっと表現していい。アーティストじゃなくていいから。もっと変なことをもっとくだらないことを、もっと真剣に。
でも暖かさだけは、忘れないで。
そんなことを思った感謝祭は、昔の荘民が帰ってきたり、初めて荘に来る人がいたりして、たくさんの人がゆるゆる集まり、暖かかった。
ありがとう。わらじ荘。
ここができるまでたくさんの人に支えられてきました。
ここができたから出会えた人がたくさんいます。
ここができたから、私はたっくさん悩んで、たっくさん成長できた気がします。
いつだってここに来ると原点に戻るから、これからもここに建っていてね。ありがとう。
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いただいたものは、全て大切なひとに、そしてまちに、使わせていただきます。