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いくら丼の隣に置いてある味噌汁のごとく

クリスマスと正月の間の26日〜30日が一番好きです。
札幌まで車で行く間に食べる峠下のいももちが好きです。
いくら丼の隣に置いてある味噌汁が一番美味しいです。

そんな間が好きです。でも2023年はいくらだけを食べに行って酢飯をずっとつくってたみたいな年でした。

楽しいこともいろいろあったけど辛いこともいっぱいあったんですね。
ちょっとだけダイジェストで振り返りながら、来年に向けて書いていきたいと思います。

創作/表現活動で自己実現ができた上半期

年が明けてからすぐ、1月~4月は、演劇をたくさんできました。

函館わらじでの公演終わり!


2月…『缶詰族』@高円寺
3月…『おにぎにぎの日』@函館わらじ荘
4月…『おにぎにぎの日』@根津ねづくりや

どれも心が震える瞬間を共にでき、そして自分に向き合うことができ、とても良い時間でした。ご指導いただいた皆様、付き合ってくださったみんな、本当にありがとうございました。

函館に帰ってきて根を張る初夏

5月からは函館に帰ってきて、わらじ荘でのいろんなイベントや場をつくったりしてわらじ荘の再建を測っていました。

これ阿部さんとやったBAR途中!

とにかく大学生と函館のかっこいい大人をつなげるのに必死だった気がします!改めて函館の大人の方々の熱量の凄さと帰ってきたぜ函館を実感した5月でした。

6月からは森高校でのキャリアラーニングの授業の設計と企画をやらせていただきました。これまた巻き込まれた森に関連のある森人の皆様ありがとうございましたっ!森人と出会うごとに「森なんて….」と言っていた高校生の顔はみるみる変わっていくのを見ることができました。

森の面白い大人の人を呼んで人生を考える授業をしました。

函館と東京の往復は意外と大変な真夏

8月はまた東京にいってともだちの演劇フェスティバルのお手伝いをしました。そして『あくびがうつる』の旗揚げ公演!いやあ。楽しかった〜〜!!

The Narrow rodeカーテンコール

と、同時に、演劇をやりながら、函館の社会教育について頑張るということの両立が非常に難しくなりました。どっちも本気でやりたいからこそ、どっちもやることの弊害。どこかに必ず迷惑をかけてしまうことの申し訳なさを感じていました。そしてどこかやりきれない気持ちが心残りでした。物理的にいけない回や、場があることもわかっていました。

そんな中はじまった一社)いとのこでの企画、大学生を対象にした函館をもっとよくする街プロジェクト」のスタート!!!


函館公園を回ったよ〜の絵(撮影:きくちゆう)

函館と大学生をずっとテーマにしてはいたけど(正確にいうと、なっちゃってた)、本格的にはできなかったことが、仕事になりました。簡単に説明するなら、函館を舞台に大学生が主体でやったらええと思うことをプロジェクトとしてやっちゃう!という企画です。1年間を通して北海道大学、教育大、未来大、高専、函館大学の子たちが集まってワイワイやっておりました。

この期間にいくつかの美しい顔を見たことは、私の今年のハイライトです。自分のやりたいことがわからないとか、将来どうしようとか迷ったり悩んだ理している人が、自分の可能性に気づいてニヤニヤが止まらない顔になった瞬間を私は見てしまったわけですね。時たまみることができるわけですが、私は非常に、こころがグワッとなっちゃって。。。この瞬間のために、私はいとのこやってるなと思うわけです。

函館での教育のあれこれ

それからGスクエアではじまった放課後の中高生の寄り道どころ「みちどこ
」という企画。大学生が交流してワイワイやるわけです。毎週金曜日だったのが、なんと火曜日も追加され、毎週会いにきてくれる中高生がいるという状況にまでなりました。写真は高校生が企画した消しゴムはんこの会。

みんなでワイワイが大切です。

いろんな人と関わって、ワイワイやる。ただそれだけだけど、ワイワイやれる日常が、学校の外にもあるんだよ。成績や部活だけではない価値観や楽しいものが地域にはあるんだよ。ということが、どこかでゆるっと伝わるといいなと思っています。私が欲しかったものであり、今の高校生がほしいかどうかはわからない、けどほしいと思ってもらい始めているから、たくさんの高校生が「みちどこ」を目当てにGスクエアに来館してくれるようになっています。涙。

あと『はたらくセンパイ』という企画もしたな〜〜@道南フェス!
働き方/生き方についてワイワイ話しました。でもワイワイすぎたな〜とちょっとだけ反省。エンタメ色が強すぎたのではないかと思ったのだけれど、まずは楽しかったと思ってもらうがゴールだったので一旦よしとします。でも、もっと改善してリリースしたい。「もっと」を追求していきましょう。

サイコロでトークテーマワイワイの様子


それから、森町の『ナニモシナイをするヒ』でやらせていただいたハニコレ。謎企画なのに奇跡が起きまくってすごく嬉しかった。あとこれはたまたま東京で生まれたものだったのに、ちゃんと企画になって今ここで楽しんでいる人がいることがすごくエモかった。※この後、体調を非常に悪くします。

みんなで埴輪になって、ポーズ!

毎年恒例、中高大学生でつくるローカルマガジン[each]も発行しましたっ!!みんな今年もいい顔だった。今年は八雲チームが参戦。来年はもっと道南に広げて行こう。

届いたeachをすぐコラージュにしちゃう!ワークショップの様子

他にも七飯高校での授業やら、インターンシップやら、いろいろやらせていただき、書ききれないというのが今の現状です。本当にありがとうございました!!!!

実は社会人いちねんめ!

いろいろあった2023年。ここまで書いてるとかなりいろいろがんばったんだなとは思うけど、その当時は朝から会議&会議で、本当に毎日帰ったら死ぬように眠り、這いつくばって生きてたなと思う。こうみえて私は社会人いちねんめなんでした。どうやって仕事をしていくといいのか、回るのか、効率がいいのか、仕事をどう振るのか、いやあどれも難しかった。名刺交換から交渉/営業….うーむ、生きていくのは難しいぜ。こうやってやってるうちにどんどん見えなくなる世界の美しさはどこかに行ってしまったりして、ちょっと病んじゃって世界が真っ暗になってしまった時も何度もありました。笑
こういうとき、近くにいてくれたり、一緒にご飯食べてくれたりしてくれたみなさん、本当にどうもありがとう。

2024年はもっとふざけたい

去年は一旦、社会人としてそれなりに、スタンダードを経験してみた年でした。それっぽく振る舞うということが上手くなった気がします。普通の仮面をかぶってみました。が、今年は、世界の美しさを味わいながら、一生懸命、世の中に価値を見出しつつ、ちょっと自分色を注入して行こうと思います。そうしながら、もっと世の中に、世界に社会的なインパクトを生み出したい。やっぱり課題だと思うことはあって、このまちで私がやるべき使命はあって。これは絶対だから、これを乗り越えるまで私はまだこの街で生きる。だから、それはそれでやる。それを削らずに!!!自分の幸せや大切にしたい人を大切にしたい。しかも、面白く!!!面白くなかったら私がやらなくていい。だから面白くやるんだ。ポップにやるんだ。これが私の今年の目標!!あと、本当に一緒に働きたいと思える人と働きたい。し、誇りを持って働きたい。

牛乳早飲み大会は毎年やる!

そろそろまとめますと…

いくら丼はいくらがあるからこそ、味噌汁の美味しさを噛み締めるものです。
逆に、味噌汁を間に飲むことで、いくらの美味しさもより感じることができます。


そう、どっちも味わうからいくら丼は美味しいのです。
仕事の達成感のある時間も大切だけど、その間にある大切な友達や日常も大切です。どちらかだけなら、ゆたかな人生ではないのだな
と感じました。ふむふむ。

今年は、いくら丼の味噌汁のこともちゃんと飲めるような日々を過ごしたいです。しかもいくらの量は増やしたい。

なんと贅沢なのかと思うのですが、圧倒的成果主義で今年は行こうと思います。

さて、こんな私と関わってくださった、みなさん、どうもありがとうございました。感謝の言葉だけでは表せきれないくらい、たくさんご迷惑をおかけしてしまうこともありました。人のありがたさ、暖かさを身に染みて感じています。ありがとう、あなたがいるから私の今があります。

今年も素敵で最高なあなたと、愛おしい瞬間をたくさんつくりたいです。
どうぞよろしくお願いいたします。


年明け、大好きな家族の家でとった写真です


ことしも、たっくさん楽しいも嬉しいも悲しいも辛いもある人生という日常を、一緒に噛み締めましょう!!!

どうぞよろしくお願いします。


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