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足並みなんて、揃えなくていいじゃん。もうそろそろ「みんな一緒」から脱却しませんか。

 現在、私は函館市弁天町の古民家を「わらじ荘」と名付け、大学生で共同生活をしています。住みながら飲食店をやったり、イベントを企画しています。わらじ荘に入居者希望者が後を絶たないので、二軒目をオープンすることになりました。このまだ名も無い〇〇荘を開くに当たって、わらじ荘での失敗と、これから「荘」という場で大事にしたいことを記しておきます。

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いいかんじのバラバラ感

わらじ荘に住む人は、各々で、自分のやりたいことをやりたいだけ行なっています。だからアクティブにみえる子も居れば、あえて目立たない子も居ます。そして私はそれがいいと思っています。でも、たまに「わらじ荘の方向性は?」「みんな、仲、いいの?」まるで、同じ事を目指す学生団体かのように聞いてくるんですが、うちは残念ながら、そういうものではありません。同じ目標もありませんし、やることはみんなバラバラです。それがこのわらじ荘という場を生んでいます。だれも周りに合わせていませんが、それがいいのです。どうして今の形になったのか、過去の私のことを交えながらココに記しておきます。

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「みんな一緒」を押しつけていた初期

 私はわらじ荘として、住みはじめた時、みんなに義務感・期待感をぶつけていました。そしてチームとして、「みんな同じ活動を、同じ熱量でしなくてはいけない」と強制していました。だから自分の思いを伝えて共感してくれないことに腹が立っていました。また、いつも「自分ばっかり頑張ってる」とか「周りの人は助けてくれない」とか、一人で空回りしていたのです。それは「みんなをまとめなきゃ。みんなで同じ目標を掲げなきゃ」という義務感に追われていたからでした。そしてなにより、「みんなで何する?」から生まれるものほど面白くないものはないです。

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その人の輝くべき場所 

ずっと、なんでうまくいかないんだろうと思っていた矢先、ある合宿で気づいたことがありました。それは、自分自身の宝石は、自分自身の場所だからこそ輝かせることができる」ということです。みんなそれぞれ持っている才能という名の宝石は、各自輝くべき場所があってこそ、輝くのだと気づきました。現在わらじ荘に住んでいる6人は、料理や裁縫、イベントなどなど、みんな輝く場所が違います。なのに、無理矢理私の場所に持ってきて、その輝きを殺していました。「みんなで」何する、どうする?目標は?それで次は?って自分の熱量を周りに押しつけて、同じ事をやらせようとしました。みんな、辛かったと思います。ごめんね。

足並みなんて、揃えなくていい

 そう気づいた私は、日本の旧教育のように足並みを揃える方針をやめ、「各自が自分の好きなことをその人の場で、その人が出したい熱量で、思いっきりやる」ことを大切にするようにしました。足並みをあえて揃えずに、ひとりひとりが自分の輝くべき足下を整えていくことを奨励していくと、「自然と」わらじ荘が熱量で溢れていくようになりました。

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自然と起きる科学反応

 そうやってひとりひとりが自分の個性を大事にしていることで、たまに個性と個性がぶつかり合って科学反応が起ります。別に、お互い意識していないのに「なんかいいね」といってコラボが生まれたりします。それがイベントだったり、創作活動だったりするのです。その科学反応は、みんなが各々で活動しながら、一つ屋根の下で眠ったり、ご飯を囲んだりすることで対話が始まり、そこから科学反応が生まれます。だから「手を取り合って」とかではなく、みんなが各々、自分の場で思いっきり生活してたら、「いつのまにか」生まれるんです。

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共通点は生きる熱量

 でもみんなの唯一の共通点があることに気づきました。それは、「生きることへの熱量が同じくらい」なのです。どうやって自分が生きていきたいのか、どうしたら自分の楽しいと思えることを表現できるのか、みんなが自分に一生懸命なんです。そこの共通点だけはあります。この共通点があるからこそ、みんなが他人のコトも大切にできて、お互いを理解しようと心がけます。

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ざっくりまとめると

人生への熱量が同じくらいなら、「各自」思いっきり、やりたいことやろう。そんでたまに、合わさって化学反応起きたら、ちょっとさらに面白くなっちゃうよねってことです。だから周りと一緒とかは、わらじ荘には必要ないし、各々が自分のことを極めていってほしいです。その中で共感者が現れたら一緒にやってもいいし、その先で限界を感じて、いつの間にか周りから意見を聞いたり、地域の人を巻き込んでいたりするのです。その巻き込みが大きくなっていくと、それがいわゆる「まちづくり」につながったりするのかもしれません。

最後に

自分のしたいことを実践できる場が、この世の中には必要だと信じています。だから私はシェアハウスという手段を使って、より多くの人に「自分の個性をどんどん極めていっていいんだぜ」って唱えたいです。今日、二つ目の〇〇荘がはじまります。名前は〇〇荘の住人で住みながら決めます。”もう”二軒目オープンで、”まだまだ”二軒目です。もっと沢山、自分をみつめ、表現・実践できる「荘」を作りたいと思っています。だからまだまだ、夢の途中。納得はまだまだできません。それでも地道にこれからも、私ができる場づくり・荘づくりをしていこうと決意しています。

ここまでこれたのは、多くの方々のおかげです。いつも見守ってくださっている、皆様ありがとうございます。そして、どうかこれからも見守り続けてほしいですし、なんなら一緒に住みましょう!これから作って行く二軒目、実はまだ水道が通って無いんです。わらじ荘に来てお風呂にはいったりすることにしています。それでもみんな、「住みたい」ということで、急ピッチで進めました。いつものように計画性がない下沢杏奈ですが、どうぞこれからも、よろしくお願いします!!

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足並みなんて、揃えなくていいじゃん。もうそろそろ「みんな一緒」から脱却しませんか。

下沢杏奈

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北海道函館市にて、古民家を活用して人生の学び舎を作っています。わらじ荘とみなも荘がありまして対話と表現を大切にしています。 大学5年生、グラフィック系のお仕事(グラレコ、イラストなど)をさせていただくことも増えて嬉しいです。人生のテーマはひとの幸せとはなんだってことです。

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